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朝の親子2013年07月19日 20:58

 今朝、住んでいる集合住宅の自転車置き場で、小さなお子さん連れのご家族と出会いました。
 お父さん、お母さん、4歳くらいの女の子、お母さんに抱っこされた赤ちゃんの4人家族です。
 
 お父さんは自転車で駅に、女の子はお母さんの自転車で保育園に行くところだったのでしょう。でも女の子はお別れがつらくてお父さんの足にしっかり抱き着いて、お父さんは困り顔。お母さんは女の子を一生懸命なだめている様子でした。

 朝の時間が無いときに、子供に予期せぬ行動に出られると大人は焦ってしまいますが、実は親にとってはハプニングも含めて、今がとても幸せな瞬間なんだよなーと思いつつ、遠い昔の甘酸っぱい気持ちを思い出していました。

 
 我が家の年長の子供がまだ小さい時、朝、保育園まで連れて行く役割を受け持った時期がありました。最寄駅まで自転車で15分もかかる不便な場所に住んでいて、しかも電車を1本逃すと大変、次は20分待つことに。
 保育園まで自転車を一生懸命漕いで、子供をおろして、さー駅まで急ぐぞと思っても、毎朝子供が私の腕をとって簡単には行かせてくれません。
 腕時計をにらみながら、何とか子供の気持ちを友達や先生に向けようとするのですが、焦るほどに子供が私の腕をつかむ力が強まりました。
 終いに「たのむよー。お父さん遅刻しちゃうよー。」と泣き落としでやっと解放。
 フッとため息をついた子供は、別れ際決まって私の手に「チュッ」として園庭に駈け出して行きました。「行きたくないよ。一緒にいたいよ。」の一言を我慢してくれた後ろ姿がいじらしくて、いつもジーンと来ながら駅に急いだものです。

 あの頃、もちろん子供を愛おしく思っていましたが、子育ては自分の都合と相いれない厄介な荷物でした。
 でも今振り返ると、子供に振り回されていた(と思っていた)頃が一番気持ちが充実して豊な時間だった様に感じます。笑わせてもらったり、どきどきさせてもらったり、気づかせてもらったり。
 厄介者扱いしないで、もっとゆっくり楽しむべき宝物の時間だったのかなと。

 最近は昔より男性の育児参加意識が向上しているようですが、”イクメン”なんてもてはやされているうちはまだ希少の証拠。
 逃したチャンスを悔やんでいる身としては、若いお父さんに言ってあげたい。
 「組織や世間体は忘れて、何が本当にたいせつか、素直に考えてみようよ。」
 「今だけだよ。」

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