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申告の春、はじまりの春2014年03月04日 22:30

 昨年の6月に絵本屋を始めて、今回初めての確定申告の時期を迎えています。

 Ushiさんも私もいままで本格的に確定申告を経験したことがなかったのですが、自営業のノウハウ本を見たり、実家の手伝いでちょっとかじったりで、分かっているつもりになって「まーなんとかなるんじゃない」とのんびり構えてきました。

 いざ商品のデータベースや帳簿や領収書をあれこれ突き合わせて、Excelで出力して、はい、できた!
 Ushiさんが念のため税務署の無料相談に持って行ったら、この費目はこちらに移した方がいいとか、こことここと計算が合わないとか、散々ダメ出しされました。でも何回持って行っても嫌な顔されず、親切にアドバイスして貰えたそうで、回数を重ねるてようやく明日は提出できそうです。

 自営業って見た目ほど楽じゃないとは聞かされていましたが、ほんと申告一つとっても大変な作業ですね。
 おまけに私たちの場合、当分の赤字は覚悟と気楽に構えていますが、本当はいろいろな知恵と人脈とフットワークと胃痛で、生活できるだけの利益生み出していかなければならないのだから、全然ゆるくない。

 でも開業から7か月を振り返って、楽しいことがたくさんあったし、新鮮だし、面倒なことを差し引いても、思い切って開業してみてよかったと思っています。

 ど素人二人でとてもあぶなっかしい経営が続きますが、目指すところはお客様に楽しんでもらえて、自分たちも楽しんで、ちょっとだけ稼ぐことができる店造り。欲張って試行錯誤重ねていきます。金貨で一攫千金なんて、いったい誰が考えたの!
  
 いつも暖かく応援して下さる皆様に心から感謝申し上げ、これからも一層のご愛顧いただけますようお願い致します。

 あれ?会社の挨拶状みたいになっちゃった。

不発のサプライズ2014年02月26日 22:30

 だいぶ前の話になりますが、今年もUshiさんと家族になった日、結婚記念日がやってきました。

 でもその日の朝もUshiさんには別に変わった様子が見られなかったので、おっ、これはすっかり忘れているなぁー!?
 そこで日付の話題とかをできるだけ避けながら、ここはひとつ仕事帰りに花でも買って驚かせてやろうと、朝から楽しい妄想でワクワクしていました。

 夕方、計画通り小さな花束とケーキを買って帰ってみると、食卓にはご馳走がたくさんだし、花束あげても全然驚かない。
 あーあ、残念。忘れてなかったんだ。

 今回で27回目。ナントカ婚式ってあるのかな?
 振り返るとあっという間に感じます。互いに健康に過ごしてこれた幸運への感謝の気持ちが年々増していきますが。

 サプライズは不発でしたが、家族全員が揃って食べたUshiさん手作りのご馳走は最高でした。

 また1年、みんな健康で過ごせますように。

肥満予防健康管理士2013年10月18日 23:35

 今日は昼食に最近職場の近くにできたベジカフェと称しているお店に入ってみました。

 少し前まで鳥ガラスープの旨いラーメン屋だった場所にオープンしたカウンターだけの小さな店で、ちょっと気にしながらもなんとなくオジサンには近寄りがたく、前を素通りしていました。

 中を覗いてみると、今日は他のお客の姿無し。
 表の看板によると、ランチメニューの日替わり定食が、それ一食で一日に必要な野菜の全種類を取ることができるらしく、がぜん興味が湧いてきました。

 思い切って暖簾をくぐってみると、私より少しだけ年上に見えるママさん一人、カウンター向こうのキッチンで、何やら仕込みをしていました。

 ランチを注文して暇つぶしに近くに置いてあったショップカードを見ると、お店の名前の他にママさんの名前が載っていて、まるで名刺みたい。しかもママさんの肩書が、日本肥満予防健康協会認定肥満予防健康管理士。
 なんだかよくわからないけど、最近怖くて体重計に乗れないオジサンの強い味方になってくれそうな期待を抱かせる力強い肩書ではないですか。

 しばらく待つと、今日のランチメニューとして、
  ・ニンジンとグレープフルーツのサラダ
  ・ヒジキ
  ・もやしのお浸し
  ・きんぴらごぼう
  ・ちくわの磯部揚げ
  ・イカの八宝菜
  ・味噌汁
  ・ごはん
 と、器が8種類も乗っかったお盆が目の前に登場。
 写真を撮っておけばよかったのですが、見た目ヘルシーだけどすごいボリュームでした。

 特にニンジンとグレープフルーツのサラダのニンジンは、普通千切りのところ少し厚めの縦切りスライスでごろごろ入っていて、かみごたえ十分。ウサギになった気分でパリポリかみしめてみましたが、グレープフルーツの酸味苦みと以外によく合っていて、ちっともニンジン臭くありませんでした。しかもよく噛んだので、平らげるのに結構顎を使って、満腹中枢の良い刺激になりました。

 ほかの小皿や小鉢も、見た目は普通の家庭ごはんだけど、なんか優しい味つけで、どちらかというと野菜嫌いの自分でもどれも抵抗なく食べられました。

 食後にコーヒーまでつけてくれて、お値段\700。
 「こんなボリュームでこの値段で、採算とれないでしょ?」と聞いたら、夜の営業はお酒をだすので、そちらで収支を合わせるのだとか。
 それにしても安すぎだなー。だいじょうぶ?
 自分でも店を始めてみて、理想と商売の間の大きな隔たりに敏感になりました。

 これからちょくちょくお世話になりますので、このお腹なんとかしてくださいませ、肥満予防健康管理士様。

細かい話ですが2013年10月08日 22:16

 最近気になった生活の中の数字のお話です。

【その1.体重計】
 「0.4kgちがった。」  「へー私0.6kg」  「えーわたし1kgだったよ。」
 ある晩家族がなにやら重さ自慢をしていました。

 何の話か話題に入ってみると、我が家に2台ある体重計それぞれで体重を測った時の誤差の話でした。

 「えっ、そんなに違うの!?」初めて知る事実。

 一台は最近絶好調メーカーのTANITA製。もう一台は某化粧品のポイントがたまって貰ったオリジナル体重計で、Made in China。

 自然と正確性の軍配はTANITAへ。
 しかも、3人とも某化粧品オリジナル体重計の方が、測定体重の数字が小さくなる = 軽くなる = いい気分になる。
 まさか顧客へのサービスで軽めに測定してたりして。。。

 因みに私。最近怖くて体重計乗っていません。もう少し痩せたら乗ってみるつもりです。ハイ。

【その2.液体洗剤】
 下着を手洗いしようと思って、見慣れない液体洗剤に手がのびました。

 「なになに、使用量従来品の1/2。 すすぎ1回でOK?」

 そうそう、実は最近この「すすぎは1回でだいじょうぶ。」という洗剤メーカーの宣伝前から気になってたんですよ。

 だって、すすぎって洗濯物に残った洗剤液を希釈する行為じゃないですか。
 もし1回のすすぎで洗剤液が100倍に希釈されるとすると(洗濯物に洗剤液が0.1L染み込んで残っていて、そこに9.9Lの新しい水が足されると思ってください。)、今まで3回すすいでいたら、洗剤液は100倍×100倍×100倍で100万倍薄められて洗濯物に残っていました。 新しい洗剤は使用量が1/2になったとはいえ、1回のすすぎだけでは、結局2倍×100倍で200倍しか薄められずに洗濯物に残ることになるんじゃないかな?
 そんなに残っていて、今までと同じに「OKなんです!」とか言ってて大丈夫なのかな?

 肌の弱い人の中には、洗剤にかぶれる人とか、アレルギーが起きてしまう人とか出てかないか、密かに心配しています。

 妙に細かい話で済みません。

さみしい切り売り2013年08月24日 22:58

  いつも犬たちの散歩で歩く住宅街。

 戦後に住み着いた人が多い街らしく、古い家がたくさんあります。
そういう古い家は、お年寄りだけで暮らしている場合が多いようで、主に何かあるとしばらく空き家になって、やがて一軒、また一軒と、取り壊されて行きます。

 つい先日も、格子のくぐり戸を備えた風流な庭が素敵だった大きな家が、重機の爪で無残に破壊されていく場面に出くわしました。

 ご近所の方の話では、一人暮らしをしていたおじいさんが脳梗塞で倒れられて、介護施設で暮らすことになったそうです。たぶん、もうその家に誰も住むつもりがないとか、おじいさんが施設に入る費用が必要とか、そんな理由でなのでしょう。古い家は役目を終えたようです。

 古い建物が新しい建物に入れ替わっていくのは、いわば新陳代謝で仕方ないことでしょうが、なんとも寂しいのが、50坪とか60坪とかゆとりある屋敷の土地が、ほとんど切り売りされてしまう現実です。

 東京の土地はバブル時代ほどではないにしろ高くて、20坪とか30坪とかに切り売りしないと、庶民に手が届かないのでしょうね。
 その理屈はわかりますが、切り売りしてしまうとそこに風情のある建物は立ちにくく、結局街に表情や個性がなくなっていってしまうのが、とても残念です。

 件の格子戸の家の後も、早速3軒分の宅地として売りに出されていました。

 人様の土地の売り方に、とやかく文句をつけるわけにもいかず、せいぜいTVでセ○スイハウスとかのCM見ると、「誰がこんなでかい家建てる土地持ってるねん。」と、変な関西弁で突っ込むのがせいぜいです。

 私たちって、本当に豊なのでしょうかね。