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猫おばさんありがとう2014年03月26日 23:20

 一昨日の朝のことですが、いつものルートを犬たちを連れて散歩していると、毎日自由猫に餌をあげにきている猫おばさんに声をかけられました。

 「あのちょっとお尋ねしますが。このワンちゃん見たことありませんか?」

 そう聞かれておばさんの足元を見ると、リードで杭につながれたパワワ(パピヨンとチワワのミックス)が、不安そうに壁際で小さくなってうずくまっています。
 おばさんによると、もう1時間以上もその場につながれたままで、飼い主らしき人はまったく見当たらないのだそうです。
 その場所は公園とお役所の研修所の間を通るさみしい道で、そもそもそんなところに犬を待たせるなんて、極めて不自然です。

 おばさんも我々も思ったことはひとつ。
 誰かが捨てて行った。

 おびえるパワワがかわいそうで、声をかけて撫でてあげようとすると、人を強く拒んで、近寄ればかみつきそうな勢いでした。
 最近の飼い犬では珍しい人間不信。きっと幸せな飼われ方をしてこなかったのでしょう。

 なんとかしてあげたいけど、我が家の集合住宅では飼育して良いのは1軒2頭までの決まりがあって、すでに満員。すぐに思い浮かぶ里親候補もいないし、仕事に出かけなければならないのでゆっくりしていられないし。

 すごく申し訳ないなぁと思いながらも、親切に犬に寄り添う猫おばさんにその場を任せたまま、犬たちの散歩を続けました。

 でもその後、あの捨て犬どうしたのかなと気になっていましたが、ご近所の犬仲間の噂では、例の猫おばさんが自宅に連れ帰ってくれたそうです。

 今まで自由猫に毎日餌をあげていくおばさんに、正直なところ身勝手で困った人だと反感を抱いていました。でも哀れなパワワを見捨てずに連れ帰ってくれた優しい決断は意外で、おばさんのことだいぶ誤解していたみたいです。
 今度また会ったら、どういう思いで毎日猫に餌をあげに来ているのか、ちゃんと話を聞いてみたくなりました。
 おばさん、ありがとう。
 
 あんな場所に水も餌も手紙も置かず、しかも自由を奪って置き去りにした元飼い主に一言。
 あんた地獄に落ちるぞ!