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つかえなくて済みません。 ― 2013年09月26日 22:20
今日、Yahoo Japanのニュースで”50代「お荷物」社員の実態”という見出しをみつけ、なになにと中を覗いてみました。
すると、アエラが会社勤めの20代から50代を対象に「使えない社員」を調査したところ、全世代から共通して「50代男性」が挙げられたという要約。
さらに詳しく内容を読むと、50代男性で部長とか本部長とかお偉い肩書なのに、情報収集と称してただ新聞、週刊誌を読んでるだけだったり、私用か公用かわからない電話をかけまくっていたり、経営陣と現場の調整役と言いつつ実態は上の命令の伝書鳩だったり、いやはやひどい人たちが結構いるらしいのです。
そのくせ仕事をしているポーズをとりたくて時々仕事に口を挟んできて、余計な手間を取らせるので、仕事しないでも良いからせめて邪魔しないでくれとも。
ハイポジションで高収入を得ながらこういう優雅というか迷惑な人たちのことを、ノンワーキングリッチと言うのだそうです。
同じ50代男性として、笑いごとではなくて、身につまされます。
たしかにいますよねー、そういうわがままオヤジ。
だから半沢直樹がこんなに受けるのかな?
確かに自分も若いころ、40代50代のさえない管理職の人たちを見て、ただ会社に長く勤めて年功序列で出世したようなオジサンにはなりたくない!と嫌悪してもがいてみましたが、気が付くとやっぱりさえないオジサンになっていました。
人間、先が見えるとつい力を抜いちゃう弱さがありますよね。
それに50代になると、急に体力も落ちるし。
でもメンツがあるから働いてるふりしちゃうんですよね。
力が抜けちゃったオジサンは、さっさと後進に場所を譲って、収入も貰えるだけありがたいと謙虚になれば、そこまでお荷物扱いされることもなかろうに。
意外と出世欲や権力欲から解脱したさっぱりオジサンは、職場にとって程よい知恵袋で意外と使える!ってこともあるんじゃないかな。
70歳定年も語られる昨今、そんな生き方も受け入れOKな勇気と寛容と多様性、お待ちしてマース。
すると、アエラが会社勤めの20代から50代を対象に「使えない社員」を調査したところ、全世代から共通して「50代男性」が挙げられたという要約。
さらに詳しく内容を読むと、50代男性で部長とか本部長とかお偉い肩書なのに、情報収集と称してただ新聞、週刊誌を読んでるだけだったり、私用か公用かわからない電話をかけまくっていたり、経営陣と現場の調整役と言いつつ実態は上の命令の伝書鳩だったり、いやはやひどい人たちが結構いるらしいのです。
そのくせ仕事をしているポーズをとりたくて時々仕事に口を挟んできて、余計な手間を取らせるので、仕事しないでも良いからせめて邪魔しないでくれとも。
ハイポジションで高収入を得ながらこういう優雅というか迷惑な人たちのことを、ノンワーキングリッチと言うのだそうです。
同じ50代男性として、笑いごとではなくて、身につまされます。
たしかにいますよねー、そういうわがままオヤジ。
だから半沢直樹がこんなに受けるのかな?
確かに自分も若いころ、40代50代のさえない管理職の人たちを見て、ただ会社に長く勤めて年功序列で出世したようなオジサンにはなりたくない!と嫌悪してもがいてみましたが、気が付くとやっぱりさえないオジサンになっていました。
人間、先が見えるとつい力を抜いちゃう弱さがありますよね。
それに50代になると、急に体力も落ちるし。
でもメンツがあるから働いてるふりしちゃうんですよね。
力が抜けちゃったオジサンは、さっさと後進に場所を譲って、収入も貰えるだけありがたいと謙虚になれば、そこまでお荷物扱いされることもなかろうに。
意外と出世欲や権力欲から解脱したさっぱりオジサンは、職場にとって程よい知恵袋で意外と使える!ってこともあるんじゃないかな。
70歳定年も語られる昨今、そんな生き方も受け入れOKな勇気と寛容と多様性、お待ちしてマース。
絵本紹介(8) ― 2013年06月28日 22:10
題名 : やまのかいしゃ
文 : スズキ コージ
絵 : 片山 健
今日は、今とーってもに仕事頑張っている方に、昔少しだけ頑張ったことのある私から、この絵本を紹介します。
主人公はほげたさんというサラリーマンのおじさん。
でもこのおじさん、朝ちっとも起きられなくて、いつも遅刻してあわてて会社に飛び出して行きます。
今日も昼過ぎに家を飛び出して、駅で、来た電車に飛び乗りました。
よく見ると、靴はトイレのスリッパ。いつも架けているメガネがなくて、カバンも忘れてきました。
それでも気を取り直して奥さんが握ってくれたおにぎりをほおばると、なかから腕時計が出てくるありさま。
でも、それよりもっとおかしなことが。
まどの外の景色がだんだん緑濃くなって行くのです。
電車が着いたのは会社のある都会の駅ではなくて、終点の山の駅。ほげたさんは仕方なく、今日は「やまのかいしゃ」に行くことにしました。
(え? 普通もどるでしょ。 それに普通山に会社は無いし。)
でもほげたさんは構わず山にずんずん入っていきます。するとあわてて会社に向かう同僚のほいさくんと出会います。
(なんで?なんで山で同僚と会うの?なんでほいさくんはこんなに遅く会社に行こうとしてるの?)
ほげたさんが「やまのかいしゃ」に向かうことを知ったほいさくんも喜んで付いてきて、ふたりは山の頂上が「やまのかいしゃに」ちがいないと仕事を始めます。
(いったいなんの仕事さ? どうやってやるのさ?)
「やまのかいしゃ」があんまり空気がよくて気持ち良いので、ほげたさんは都会の会社に電話して、みんなでやまのかいしゃにおいでよと誘うと、本当に社長さんがみんなを連れてやまのかいしゃにやってきてしまいます。
(ありえないでしょー! でもいいなー。)
と、突っ込みどころ満載のお話なのですが、なんかいいなーとうらやましくなってしまいます。
私もなにを隠そう現役のサラリーマン。かつては肩をギンギンに怒らせて、寝食忘れて働くことを美しいと感じていた時期がありました。でもある時やーめたと放り出してみたら、昨日と何も変わらず世界は回って、とても気楽に人生を楽しめるようになりました。
まだまだほげたさんの域には達していませんが、空気のおいしいやまのかいしゃなら、なまけものの私でも働いてみたい気がします。
いますごく仕事をがんばっていっぱいいっぱいになっている人がいたら、たまにはいつもの朝と反対行の電車に乗って、おいしい空気をすってみるのも損なことじゃないと思いますよ。
それで、おいしい空気は独り占めしないで、「社長。Youもきちゃいなよ!」とか電話して誘ってあげましょう。
文 : スズキ コージ
絵 : 片山 健
今日は、今とーってもに仕事頑張っている方に、昔少しだけ頑張ったことのある私から、この絵本を紹介します。
主人公はほげたさんというサラリーマンのおじさん。
でもこのおじさん、朝ちっとも起きられなくて、いつも遅刻してあわてて会社に飛び出して行きます。
今日も昼過ぎに家を飛び出して、駅で、来た電車に飛び乗りました。
よく見ると、靴はトイレのスリッパ。いつも架けているメガネがなくて、カバンも忘れてきました。
それでも気を取り直して奥さんが握ってくれたおにぎりをほおばると、なかから腕時計が出てくるありさま。
でも、それよりもっとおかしなことが。
まどの外の景色がだんだん緑濃くなって行くのです。
電車が着いたのは会社のある都会の駅ではなくて、終点の山の駅。ほげたさんは仕方なく、今日は「やまのかいしゃ」に行くことにしました。
(え? 普通もどるでしょ。 それに普通山に会社は無いし。)
でもほげたさんは構わず山にずんずん入っていきます。するとあわてて会社に向かう同僚のほいさくんと出会います。
(なんで?なんで山で同僚と会うの?なんでほいさくんはこんなに遅く会社に行こうとしてるの?)
ほげたさんが「やまのかいしゃ」に向かうことを知ったほいさくんも喜んで付いてきて、ふたりは山の頂上が「やまのかいしゃに」ちがいないと仕事を始めます。
(いったいなんの仕事さ? どうやってやるのさ?)
「やまのかいしゃ」があんまり空気がよくて気持ち良いので、ほげたさんは都会の会社に電話して、みんなでやまのかいしゃにおいでよと誘うと、本当に社長さんがみんなを連れてやまのかいしゃにやってきてしまいます。
(ありえないでしょー! でもいいなー。)
と、突っ込みどころ満載のお話なのですが、なんかいいなーとうらやましくなってしまいます。
私もなにを隠そう現役のサラリーマン。かつては肩をギンギンに怒らせて、寝食忘れて働くことを美しいと感じていた時期がありました。でもある時やーめたと放り出してみたら、昨日と何も変わらず世界は回って、とても気楽に人生を楽しめるようになりました。
まだまだほげたさんの域には達していませんが、空気のおいしいやまのかいしゃなら、なまけものの私でも働いてみたい気がします。
いますごく仕事をがんばっていっぱいいっぱいになっている人がいたら、たまにはいつもの朝と反対行の電車に乗って、おいしい空気をすってみるのも損なことじゃないと思いますよ。
それで、おいしい空気は独り占めしないで、「社長。Youもきちゃいなよ!」とか電話して誘ってあげましょう。
時にノスタルジー ― 2013年06月20日 19:56
ご存じのように6月は多くの大企業が一斉に株主総会を開く時期であり、経営幹部の入れ替わりの時期でもあります。
大昔所属した会社の同期で、数年前から役員入りリーチの大好きな友人の動向が気になって、スケベ心でメディアに公表された古巣の人事異動を覗いてみました。
公表された幹部リストの中に、かつての同期や数年入社が前後する先輩・後輩の名前をたくさん発見。うん十年前には一緒にバカをやって遊んでいた人たちが、今は真面目な顔して大きな会社のかじ取りをしていると思うと、なんとも不思議な感銘を受け、急にその会社をより身近に感じてきました。
若い時にもっと全体を俯瞰できていたら、今この人たちの仲間として楽しくやってる人生であったかもしれないなーと、一時ノスタルジーに浸りましたが、当時、もっと強い刺激を求めて新天地を探しに出かけて、楽しい旅をして、気楽な今につながります。だからノスタルジーは感じても悔いはありません。
ともあれ、自分が我慢できなかった場所に踏みとどまって、これからはその場所の主役となっていくかつての友人・知人たちの努力と栄光に、素直に脱帽です。
今、時は巡って自分の子供が勤め先を変わる変わらないで悩んでいます。
先輩としてかけてやれるのは、自分にとって一番大切なものが何か見失わなければ、何をやってもきっと悔いは残らないよという一言です。
先がわからないから、人生は面白いんですよね。 きっと。
大昔所属した会社の同期で、数年前から役員入りリーチの大好きな友人の動向が気になって、スケベ心でメディアに公表された古巣の人事異動を覗いてみました。
公表された幹部リストの中に、かつての同期や数年入社が前後する先輩・後輩の名前をたくさん発見。うん十年前には一緒にバカをやって遊んでいた人たちが、今は真面目な顔して大きな会社のかじ取りをしていると思うと、なんとも不思議な感銘を受け、急にその会社をより身近に感じてきました。
若い時にもっと全体を俯瞰できていたら、今この人たちの仲間として楽しくやってる人生であったかもしれないなーと、一時ノスタルジーに浸りましたが、当時、もっと強い刺激を求めて新天地を探しに出かけて、楽しい旅をして、気楽な今につながります。だからノスタルジーは感じても悔いはありません。
ともあれ、自分が我慢できなかった場所に踏みとどまって、これからはその場所の主役となっていくかつての友人・知人たちの努力と栄光に、素直に脱帽です。
今、時は巡って自分の子供が勤め先を変わる変わらないで悩んでいます。
先輩としてかけてやれるのは、自分にとって一番大切なものが何か見失わなければ、何をやってもきっと悔いは残らないよという一言です。
先がわからないから、人生は面白いんですよね。 きっと。
感謝 ― 2013年05月30日 13:02
関東地方も梅雨にはいって、なんとなく蒸し暑く感じます。
今朝も自宅のあたりは雨が降ってたので、2匹の看板犬たちは散歩に出られずに不満顔でした。
家族みんなが出勤・通学でばたばた始めると、看板犬の大きい方は「どうせ置いていかれるんでしょう。」と玄関の靴箱の下に潜り込んでふて寝を始めました。
昨日まではカーペットやクッションの上に陣取っていたのですが、今日はヒンヤリ冷たい石の上。
夏が近づいているんですね。
来月中に絵本と雑貨のお店をオープンさせようと準備を進めていますが、私も共同店主のUshiさんもどちらも勤め人も続けていて、その関係でそろそろ周囲に実はこんなことを始めようと思ってますと話をし出しています。
昨日も上司に実は副業を始めたいのですがとおそるおそる相談すると、「オープンする日が決まったら教えてね」と好意的に聞いていただくことができました。Ushiさんも職場で準備どう?とかいつから始めるの?とか来週原宿行くんだけどいる?とか興味を持っていろいろ尋ねられているようです。
本当は「なにを馬鹿なことを!」とか「会社が大事な時に寝ぼけるな」とか批判されること覚悟でこわごわ話を切り出しているのですが、幸い周囲にいる皆さん暖かなお言葉をかけて下さり、何か力になれるなら言ってねというお申し出をいただいたりしています。
思えばこれまでもずいぶんたくさんの方々に助けられてきて、これからまた新しいことに挑戦するに際しても、きっと多くの人のお力にすがりながら少しずつ前進していけるのかなと感じています。
学校や職場でのいじめの話題や、特定の人たちを過激に攻撃するヘイトスピーチの話を聞くと、人の善意はどこかに置き忘れられたのかなと心配になることもありますが、この社会もまだまだ捨てたものではないですね。
自分たちも人に対して寛容で優しくありたいとますます思います。
今朝も自宅のあたりは雨が降ってたので、2匹の看板犬たちは散歩に出られずに不満顔でした。
家族みんなが出勤・通学でばたばた始めると、看板犬の大きい方は「どうせ置いていかれるんでしょう。」と玄関の靴箱の下に潜り込んでふて寝を始めました。
昨日まではカーペットやクッションの上に陣取っていたのですが、今日はヒンヤリ冷たい石の上。
夏が近づいているんですね。
来月中に絵本と雑貨のお店をオープンさせようと準備を進めていますが、私も共同店主のUshiさんもどちらも勤め人も続けていて、その関係でそろそろ周囲に実はこんなことを始めようと思ってますと話をし出しています。
昨日も上司に実は副業を始めたいのですがとおそるおそる相談すると、「オープンする日が決まったら教えてね」と好意的に聞いていただくことができました。Ushiさんも職場で準備どう?とかいつから始めるの?とか来週原宿行くんだけどいる?とか興味を持っていろいろ尋ねられているようです。
本当は「なにを馬鹿なことを!」とか「会社が大事な時に寝ぼけるな」とか批判されること覚悟でこわごわ話を切り出しているのですが、幸い周囲にいる皆さん暖かなお言葉をかけて下さり、何か力になれるなら言ってねというお申し出をいただいたりしています。
思えばこれまでもずいぶんたくさんの方々に助けられてきて、これからまた新しいことに挑戦するに際しても、きっと多くの人のお力にすがりながら少しずつ前進していけるのかなと感じています。
学校や職場でのいじめの話題や、特定の人たちを過激に攻撃するヘイトスピーチの話を聞くと、人の善意はどこかに置き忘れられたのかなと心配になることもありますが、この社会もまだまだ捨てたものではないですね。
自分たちも人に対して寛容で優しくありたいとますます思います。
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