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6/6 あぷりこっとつりーこぼれ話2015年06月06日 23:22

【すくすく】
 昨晩しっかりした雨が降ったせいか、今朝はちょっと涼しくなった東京です。
 朝気づいたのですが、店の前の杏の木についた実が先週よりもちょっと大きくなったかな?まだ青くて堅そうですが、丸みが増してそれらしくなってきました。たった4個しか実っていませんが熟したら味わってみたいなぁ。今から楽しみです。。。が、これからの梅雨の季節や台風に耐えておくれ。

【そろそろ】
 今月道路交通法が改正になって、自転車の違反が厳しく罰せられることになりました。
 店までの往復に自転車を使っているので、うっかり違反して罰則喰らわないよう、今日は行帰りの運転をいつもに増して慎重に行いました。
 もともと歩行者には相当気を付けていて、歩行者のそばギリギリを猛スピードで走り抜けるような危険な真似は絶対謹んできたし、一時停止はこちらが優先でも必ずスピードを落として、一時停止無視で突っ込んでくる自転車に注意を払ってきました。
 でも正直なところ、細い道に設置された横断歩道で確実に車がいないのにボケっと待つ必要性を感じなかったので、安全確認して赤信号を渡らせて貰っていました。
 でもこれからはどこかで警官に見つかって違反取られないように、日頃から信号遵守の習慣を身に着けておかないとです。
 だって、重大な違反2回で¥5700も手数料払って講習受けて、最後に感想文書かなきゃいけないそうですよ。そんなのやだよ~。

【うとうと】
 久しぶりに無料で受けられる通信講座gaccoで勉強をと思って受講しています。でもついつい平日は講義を見るのを忘れてしまうので、今日は店番しながら溜まった講義を見ていました。
 最近TVでもちょっと堅い番組は大変興味を持ちながら、見ているうちにいつの間にか意識を失っているのですが、今日のgaccoもまさしくそれで、いつの間にかウトウトしてしまって。お客さんが来ると中断するし、意識が無くなった箇所でなんども戻って見直したりで、結局ぜんぜん進めませんでした。
 なんか最近夜の寝つきが悪くて浅くて、代わりに昼間が眠くて眠くて。。。 だんだん老人型生活サイクルに近づいているようでドキリです。

絵本紹介(201) かさ2015年06月07日 23:01

題名     : かさ
作      : 太田 大八
発行所   : 文研出版

 今日の絵本は1975年初版ですが、今でも根強い人気の絵本です。  ほとんどモノクロの絵だけで言葉は一言も無い絵本なのですが、それがかえって時代を超えてヒトの想像力を掻き立てるのかもしれません。


 雨の日、赤い傘をさした女の子が雨靴をはいて、黒くて長い傘を持ってどこかに歩いて行きます。


 住宅街の公園の横を通り過ぎて、池で鴨の親子を見つけて、すれ違った同級生にバイバイと手を振って、女の子はどこかに向かいました。


 線路に架かった陸橋を渡って、ケーキ屋さんの前でしばらくお菓子に見とれて。。。


 それから大きな車通りの歩道橋を渡ったら、街がだんだんにぎやかになってきました。デパートかな?世界の人形展のディスプレイにしばらく見とれてから、女の子がやってきたのは駅でした。


 傘を持って出なかったおとうさんをお迎えに来たんですね。


   電車から降りて来たおとうさんに傘を渡して、二人並んで帰り道。女の子へのご褒美かな?おとうさんがケーキ屋さんに立ち寄ってなにか買ってくれました。よかったねー。


 きっとお家ではおかあさんがおいしいご飯を用意して二人の帰りを待っているのでしょうね。

 暖かい家庭の臭いがして、なんかほっとする絵本です。
 私自身は経験がありませんが、昔は傘を持って誰かを駅まで迎えに行く話は普通に耳にしたように思います。アニメのサザエさんでもよく出て来たし。
 最近は奥さんが携帯で呼び出されて駅まで車でお迎えが一般的ですかね。情緒がありませんねぇ。
 だいたい子供が迎えに行ける時間におとうさん帰って来られないし、変な人が多いから子供一人でお使い出せませんしね。  あーあ。世の中本当に進歩したのでしょうかねぇ?

梅雨といえば2015年06月08日 23:22

 気象庁によると、関東地方も今日から梅雨に入ったとか。
 5月の暑さがちょっと収まってほっとしていたのですが、梅雨前線が涼しさを連れて来たのでしたか。

 雨の日が多くなる梅雨の季節ですが、この時期だからこその風物詩もありますよね。

 例えば花。公園や街路や民家の庭先できれいに咲いた紫陽花に目を引かれます。ブルー、ピンク、紫、どれもきれいでみずみずしい葉の緑いろとコントラストが素敵です。

 今日は渋谷区の役所に出向く用事があったので、明治神宮内苑の菖蒲を見て来ました。たくさんある株それぞれで5~7割の花が開いて、もう見頃と言っても良い状態でした。

 菖蒲園をゆっくり堪能した後、南池の畔に座ってしばらくポケッとしてみたのですが、神宮の深い森から流れて来る風はひんやりと心地よくて、そこが都会の真ん中であることを忘れさせてくれました。
 池の畔にはバズーガ砲みたいなレンズを付けたカメラを持ったオジサンたち数人が待機。明治神宮にはオオタカが営巣しているそうですので、池で小鳥や魚を狙うオオタカの撮影チャンスを待っているのでしょうかね。

 そして梅雨時から始まる我が家のワンコたちの腹出し。
 しっかり風の通り道を押さえて、ごらんの通りの恥ずかしい格好で涼をとっています。

 もうすぐ毛皮族には試練の夏がやって来るので、それまでしばし涼しい風をお腹に受けて、ゆっくりお休み。

茶飲み友達2015年06月09日 23:57

 絵本屋のあぷりこっとつりーにはお客様とちょっとお話しでもできるように、カウンター席をいくつか用意しています。

 当初の構想ではゆくゆくはカフェ営業の許可をとって少しでも経営の足しにできればと思って作ったのですが、今のところ実現していません。で、全くのサービスです。

 接客業としてはほとんど始めてのことなので、店にカウンタースペースをつくるに当たって、もし絵本を求めて来店した若者のお客様をお茶に誘って、すごく重い相談でもされたら耐えられるかなぁなどと心配したりもしたのですが、全くの取り越し苦労でした。

 若い方々会話術もスマートで、コーヒー一杯の時間くらいで得体のしれないオジサンに簡単に本性は見せてはくれませんでした。

 代わりに全く想定外でしたが、私と同世代もしくは少し先輩のオジサン(失礼!)がおひとり様で来店されて、オヤジがやっている店だと気づくと面白がっていろいろズバズバ質問して下さったりします。こちらも包み隠さずお話しているうちに仲良くなって、近くに来た時は立ち寄っていろんな面白い話を置いて行ってくれるので退屈しません。
 原宿と言ったら若者の街と思い込んでいましたが、土日に面白い物を求めて彷徨っているオジサン、多いのかもしれませんね。

 うちの店で良かったら、これからもちょっと立ち寄って無駄話して、英気を養っていってください。

つまらん2015年06月10日 23:59

 もう亡くなってしまった名優の大滝秀治さん。
 昨日はその大滝さんの懐かしいキンチョーのコマーシャルを思い出してしまいました。

 詳しくは忘れてしまいましたが、夏の縁側で息子が大滝さんになにか話している。すると突然大滝さんが、「つまらん!お前の話はいつもつまらん!」と怒るやつです。

 で、なんで思い出したかというと、文科省だか政府だか知りませんが、国立大学の文系学部に対して、世の中の役に立っていない学科や研究科は廃止統合する方向で検討せよと命じたとか。

 ちょっと前の入学・卒業の儀式で日の丸上げろ、君が代唄えとおなじで、言うこと聞かなきゃ金をやらないぞと恫喝しているみたいです。

 世の中の流行り学問なんて、放っておいても生き残りに必死の私学が飛びつくし、今現在の尺度で用不用を分けて流行りに金を集中したところでタイミングが遅すぎるんじゃないですか。
 むしろ、誰も見向きもしないところにスポットライトを当てて育てるからイノベーションは起きるのじゃないですか?
 無駄に見えること、時には本当に無駄かもしれないことにお金を出せるのが国立大学の良いところでしょう。

 社会的に何の欲に立っているかわからない学問だって、国の品格を高める役割を持っている場合だってあるのに。大学のうるおい無くして干物作ってどうするつもりなんでしょ。

 大滝さんに「つまらん! あんたらの考えることはいつもつまらん!」と怒って欲しいなぁ。