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縄文の血が騒ぎました2015年06月02日 21:10

今日も勤めは非番だった私。
ちょうどUshiさんと長女も休みで、二人で潮干狩りに出かける相談をしていました。

私はアサリが大好き。日の丸も君が代も全然ピンときませんが、アサリの味噌汁を飲んだとき、心の底から日本に生まれた幸福を神様に感謝しています。

そんなですから、潮干狩りと聞いてなり振り構わずわしも族、二人にくっついて行くことにしました。

目的地は木更津。Ushiさんの下調べによると、木更津駅からほど近く、更衣室、シャワーが整った潮干狩り会場で、しかも今日は大潮で潮干狩り日和だそうです。数年前に自家用車を放棄した我が家には、公共交通機関で行ける漁場は最適です。

新宿から高速バスで1時間20分くらい。木更津駅から漁場に向かうと広い干潟が広がって、平日なのにそこそこの人が干潟に散らばって、一生懸命泥をほじくり返していました。

早速汚れても良い格好に着替えて、一人¥1,600の入漁料(2kgまでお持ちかえり付き)を払って、さあ戦闘開始。確か30年ぶりの潮干狩りです。

 一か所にとどまって行儀よく辺りを掘るUshiさんと長女を置き去りにして、私はできるだけ沖へ沖へ。大潮の日でなければ現れない(人の手があまりついていない)場所を求めて放浪です。
 しかし移動しては立ったり座ったりが、結構腰と膝につらくて、15分くらいで潮干狩りやめておけばよかったと後悔が始まりました。そこで途中から泥に膝をついた四つん這いで一か所を集中して探すスタイルに変鞍替えしました。

 アサリはちょっと掘ればたくさん出てきたのですが、大物にお目にかかれるのはたまーに。始めは大物狙いで他は全部逃がしていたのですが、いつまでたっても収穫が増えないので、途中からターゲットも変更して、酒蒸しは諦めて味噌汁サイズも含めて収穫していくことになりました。

 泥を這うことやく2時間。Ushiさんによると、私の四つん這いは鬼気迫り、そろそろ上がろうと2度ほど声をかけてくれたそうですが、まったく聞こえていませんでした。なんせ泥を掘りながら心はアサリが重要な食糧だった縄文時代にトリップしていたもので。夢想の中で私は狩りが下手なダメ縄文男。家族を飢えさせない為に、必死に貝を探し続けているのでした。
 12時半ごろ沖から潮がひたひたと戻ってきたのをシオに、ようやく我に返って潮干狩り終了となりました。
 結局獲物は3人合わせて5kg。 むむむむ。あと1kg行けたのか。

 夕食はもちろんボンゴレ。(味噌汁ではなかた。。。)
 一人真面目に勤めに出ていた次女に、「ちいさいやつはかわいそうだから逃がしてやったさぁ」と自慢したら、「どうせ次に誰かに取られるだけよ。時間の問題ね。」とバッサリやられました。

 縄文男のロマン、わかってもらえないなぁ。