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ひどいものですね。2015年06月16日 23:57

 4月の訪米で、お坊ちゃま宰相がご主人様に8月までに成立させますと宣言しちゃった安全保障関連法案。

 多くの憲法学者が違憲だよとたしなめているのも聞かずに、何が何でも夏までにゴリ押しして成立させるつもりのようです。
 ほんとうにひどいものです。
 ゴリ押ししている当事者たちだって、自分たちの屁理屈が憲法からはみ出していることくらい百も承知でこの厚顔無恥。ここあたりの神経が小心者には全く理解できません。
 一昔前のジャイアンツだって、ここまでひどくはなかったのに。

 昨年勝手に閣議決定とやらでやった「集団的自衛権は使えまーす」宣言のときから、論理がまったく破たんしていて話にならなかったのですが、破たんの土台に乱暴な法案を乗せているから、もうわけのわからない言葉でヒトを煙に巻いたお化け法案になっていますよね。(どうにでも化けるから恐ろしい)

 そもそも、集団的自衛権を行使できるようにしたら、どうして海洋進出を進める中国や核開発を止めない北朝鮮により強力な歯止めをかけられるのか?理屈がさっぱりわかりません。
 いまの日米同盟でも止められないに、米国の背中に隠れて、いざとなったら今度から日本も戦えるんだぞ!とコブシを振り上げたら、中国も北朝鮮も「参りました」と言うのかしら?

 どうしても集団的自衛権行使が必要と信念があるなら、憲法改正から手を付ければよいことなのに。
 なぜやらないのか?
 この政権が千載一遇のチャンスで、正攻法で時間をかけたくないのでしょうね、きっと。

 ではどうしてそんなに性急に日本軍を海外に送れるようにしたいのか?
 いままでずいぶん注意して納得できる説明を待ちましたが、一向に出てこない。

 つまり、人に言えるまともな理由が無い。
 まったくの個人的憶測ですが、理由は二つ。

 ひとつは冒頭でも触れましたが、米国議会(だったかな?)でニコニコしながら成立時期を宣言(=約束)しちゃった。いまさら取り下げたらメンツ丸つぶれ。
 もうひとつは、海外での軍事行動に参加できないが為に、米国からガキ扱いされてきたと思い込んで苦虫かみつぶしているお偉い人たち(官僚、政治家、学者)のトラウマ。なめられたままでいられるか!沽券にかかわる!という浪花節。

 外れていて欲しいけど、どんなに待っても「なるほど、それは急がなきゃ」と思わせてくれる説明を聞いた覚えがないので、やっぱり国民の為でも世界人民の為でもなく、「マッチョな人たちによるマッチョな人たちの為のマッチョな意地」なんじゃないかなと勘ぐってしまいます。

 呑気な絵本屋のブログに似つかわしくないボヤキで済みません。つい我慢できなくて。。。

 50年先、2015年は日本が再び失敗の道に舵を切ったターニングポイントでしたが、当時の国民は無関心でしたと日本史の教科書に載っていませんように。