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絵本紹介(125) おやすみのあお2014年09月07日 21:41

題名    : おやすみのあお
作     : 植田 真
発行所  : 佼成出版

 今日ご紹介の絵本は、静かにささやくような詩と、様々な色合いを表す青、藍、蒼。静かな夜に、ピッタリの絵本です。


   おやすみのあお
 まどのむこうの ささやくこえ

 おやすみのあお
 ぼくを のせた かわのながれ


 おやすみのあお
 かぜにふかれて よろこぶ きぎ

 おやすみのあお
 かぜをまっている みずうみと りす

 おやすみのあお
 おかのうえの よつゆにぬれて ひかる はな

 おやすみの あお
 ねむるまで おしゃべりを きてくれる
 ちいさな いえ

 おやすみのあお
 トンネルぬけて
 きょう きみが みつけた みち

 おやすみのあお
 どこかとおくのまだ あったことのない ひとや まち
 まだ きいたことのない うた
 それから まだまだ きっとある
 ぼくのしらないこと

   おやすみのあお
 きょうも あしたも あさっても

 おやすみ


 いいですねー。静寂につつまれる夜って感じで。
この絵本の様に、一日の終わりをクールダウンできたら素敵ですね。
 もっとも私の場合、最近は昼でも寝ぼけていますし、夜なんか椅子に腰かけただけで眠りに落ちてますので、クールダウンする間もありませんが。。。

大家のボヤキ2014年09月08日 23:54

 今日は母に変わって経営代行している、学生さん向けのアパートの、室内改装について、管理会社さんとの打ち合わせに行ってきました。

 東京の大学が、一時郊外へ郊外へキャンパスを移転させていた時代に、辺鄙な場所に建てたアパートで、その頃は待っていれば大学から入居者を斡旋される手堅い商売だと銀行におだてられて、夫(つまり私の父)に先立たれた母が、細々と生計を立てて来た建物です。

 ところが、当時はこんな時代が来るとは想像できなかった少子化、そして大学の都心回帰。長引く不況で親の年収は減って、子供を簡単には下宿させられなくもなりました。

 そこで起こったのが、学生向けアパートの客離れ。
 
 家賃相場はどんどん落ちるし、礼金なしは当たり前。(不動産屋への礼金は、結局大家側が負担させられています。)
 家具付き新築や、バスとトイレ別々が人気の中で、なんとか学生さんに気に入って貰わなければなりません。

 経営を代行してから、部屋が空くたびに内装を今風のデザインでやり直して、キッチンは思わず友達に自慢したくなるような、スタイリッシュなユニットに入れ替えたり、TVモニターつきドアホンに変えたり、いろいろ手を尽くして、なんとか空き部屋立を改善してきたのですが。。。

 最近は周りのアパートも安くて、きれいで、広いのが当たり前になりつつあって、さらに魅力的にするか、安くするかしないと、学生さんに人気がなくなってしまいます。

 今日、管理会社から提案された改装案は。。。いいんだけど、お金がかかかるなー。
 この安い家賃で、いったい何年たてば回収できるやら。改装するも地獄、しないも地獄。泣きたくなります。

 学生さんやその親御さんにとっては、安い家賃でよりどりみどりで、とても良い時代ですが、大家にとってはホントに出血大サービス。出血多量で息の根止まりそうです。

 学生アパートに限らず、人が減っていくこの時代に、不動産業は相変わらず新築立てまくって賃貸物件の過剰供給続けていますので、家賃デフレは今後ますます加速するでしょう。

 よく新聞の広告とか、ダイレクトメールなんかで、資産運用と相続税対策に、アパート経営が有利!!とかおだてていますが、(相続税対策の方は知りませんが。)ウソです。
 もしアパート経営で一儲けとお考えの方いらしたら、やめておいた方がいいですよ。お金ばっかりかかって、皮算用通りには家賃は入ってきませんので。
 気を付けて!!

 (絵本とは全然関係ないボヤキで、失礼いたしました。)

二人会2014年09月09日 22:17

 いやー、笑った笑った。

 5月から7月の間、W大の「落語入門」という公開講座を聴講した影響で、今晩はUshiさんを誘って、春風亭小朝・春風亭昇太の二人会というのに行ってきました。

 小朝も昇太もTVでおなじみの顔の為か、大きなホールがほぼ満員の盛況ぶり。中心は60代、70代の女性客でした。

 実は落語はせいぜいTVで”たまたま”見るくらいで、今回はじめて”わざわざ”生で見るために、足を運びました。

 しかし。。。
 いやー、笑わせていただきました。
 わざわざ行ってよかったぁ。

 演題は、小朝が「男の花道」。落語というより講談みたいなお話で、それ自体に落ちは全然ないのですが、小朝独特の皮肉たっぷりの語りが、枕と締めに用意されていて、会場、沸きに沸きました。
 うまいなー、やっぱり。計算されつくした話術と間合いでした。

 昇太は「茶の湯」。こちらは多分古典落語なのでしょうが、昇太の場合、枕が長い長い。本題よりも枕が長くて、それが面白いのなんの。
 隣の席のUshiさんは、すっかりツボにハマって、枕から茶の湯まで、ずっと笑いっぱなしで、苦しそうに肩をゆすっていました。
 NHKのフィフティボイスの司会やってる姿しか知らなくて、それ程と期待していなかったけど、昇太なかなか。
 あのいい歳して甘えっ子のようなキャラを逆手にとって、言いたい放題。小朝と立川志の輔をこき下ろしまくったのですが、小さなジャブがじわじわと効いてくるように、おかしさのボルテージが高められて、そこに「茶の湯」をぶつけてこられたので、もう笑うしかありませんでした。ギブアップ。。。

 たまにはすべて忘れて大声で笑うっていいですよ。
 なんか落語、ハマりそうです。

また野党2014年09月10日 23:22

 塩分の取りすぎは高血圧の元!
 この国民的常識で、今や減塩こそ美徳の時代。

 我が家の与党の皆さん、とてもまじめな方々なので、食事の味付けはできるだけ薄味。素材の味がよく分かっておいしいのだそうですが。。。

 わたし、どうしても薄味ダメ。全然うまくない。
 とは言っても、外食の味付けはちょっと濃いなーと感じる方だから、めちゃくちゃ塩分過多と言うわけでもないと思うんです。

 で、Ushiさんが作ってくれたおかずに、こっそりと塩ふったりするのですが、見つかると与党からの白い眼と非難がスゴイ。
 皆さん栄養と健康については専門知識をお持ちなので、正論で説教されてしまいます。

 えーい、うるさーい。おいしいと思う味付けで食べて何が悪い!
 しかも自慢じゃないけど、この歳でなお低血圧。ちっとも心配ないじゃないか。

 と、思ったところで、はて、なんで塩分取りすぎると血圧が上がるんだっけ?
 調べてみると、実はまだよくわかっていない。
 塩分をほとんど取らない食生活をおくる人たち(アマゾンの奥とか、あんまり文明に毒されていない方々)に、高血圧がいないとか、高血圧患者に減塩食を与えると、血圧が下がる場合があるとか、状況証拠から塩の取りすぎ=高血圧の公式が導き出されているようです。

 一応もっともらしいメカニズムとしては、摂取した塩は効率よく取り込まれて、血中に入る。すると血中の塩分濃度が上がって、これを元に戻そうとたくさんの水が血管から吸収されて、血液が増える。血液が増えるから血管がパンパンに膨らんで血圧があがる、のだそうな。
 本当?
 確か余分な塩はおしっこで出て行くのじゃなかったっけ?
 なんかだまされているような。。。
 医学がこんなに進歩しているのに、常識と思っている塩分と高血圧の関係は、まだすっきりと説明されていないんですね。

 もちろん、与党の皆さんが私の健康に気遣って下さっていることは、じゅうじゅう承知していますが、カレーライスにソース足すのだけは、譲れないな。

絵本紹介(126) へんてこハウス2014年09月11日 23:40

題名   : へんてこハウス
作    : たむら しげる
発行所 : 復刊ドットコム

 1980年代に発刊されて、しばらく廃刊になっていたものを、最近復刊させた絵本です。
 絵本に登場する森の様々な生きものたちの家がユニークで、シンプルだけど可愛らしいイラストと、ポップな色使いが、とても楽しい絵本だと思います。


 登場するへんてこハウスは。。。

 コガネムシの銀行。やっぱりコガネムシは金持ちなのかな?

 チーズも売ってるねずみのパン屋さん。


 テントウムシの傘屋さん。(あんまり商売っ気ないようですが。。。)


 蓮の葉っぱの上のカエルのお家。

 蜘蛛が自分の糸で編んだレース屋さん。

 鳩の時計台になっている、森一番大きな木。

 ハチミツたっぷり使ったお菓子が自慢の、ミツバチの喫茶店。

なんでも逆さま。コウモリのお家。

 それから、それから。。。


 なんか、楽しいお家や店屋さんばかりでしょう?
 こんな優しい気持ちで森を歩けたら素敵ですね。

【水泳ダイエット 途中経過】目標、30週で10kg減。
  ちりも積もって16週目
  泳いだ距離累積 34.7km
  体重減の累積   5.6kg
ペース上げなきゃ、目標達成できない。。。がんばろ。