http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

絵本紹介(132) こぎつねコンとこだぬきポン2014年10月01日 20:18

題名    : こぎつねコンとこだぬきポン
文     : 松野正子
絵     : 二俣英五郎
発行所  : 童心社

 今回ご紹介の絵本は、1977年初版のお話しですが、今でも大人気の絵本なので、ご存じの方も多いかもしれません。
 互いに不信感を抱くお隣さん同志の間を、子供の純真な心が融かして行く物語です。

 つばき山にはキツネの一家が暮らしていましたが、他にキツネはいなかったので、娘のコンはいつも一人で歌を歌って遊んでいました。
 ある日コンがお母さんに「友達ってなぁに?」と尋ねると、お母さんは「一緒に遊ぶ人のこと」と教えてくれました。
 そこでコンは、友達をさがしに出かけます。

 ちょうどその頃、隣のすぎの木山でただ一軒のタヌキの家の子供、ポンは、一人でかくれんぼをしていました。でも自分で隠れて自分で見つけるのにはすぐに飽きて、お母さんに一緒に遊んでと頼みます。
 でもお母さんは「今忙しいの。友達がいるといいのにねぇ」とつぶやきました。

 そこでポンはどこかに友達がいないか、高い木に登って探してみました。

 するとつばき山の方から歌声が聞こえてきます。
 ポンは急いで木から降りて、すぎの木山の端っこの崖まで行ってみると、向こうのつばき山の端っこの崖で歌っていたキツネのコンと目が合いました。


 最初は戸惑った二人ですが、一緒に歌を歌って、とても楽しい気分になりました。これが友達というものなのかなぁ?

 家に帰って、おとうさんとおかあさんに友達が見つかったことを話したコンとポンですが、コンはおとうさんとおかあさんはびっくりして、「それはタヌキで友達なんかじゃない。タヌキは悪賢くてひどいやつなんだから、遊んじゃダメ」とひどく怒られてしまいました。

 ポンもやはりおとうさんとおかあさんから、「キツネはずるがしこくて恐ろしいやつだから、遊んじゃダメ」と強くしかれます。
   そしてどちらも、もしまたタヌキに、キツネに、会った時に身を守るため、何にでも化けられるように、猛特訓をさせられました。

 そんなある日、大嵐が来て木が倒れて、つばき山の崖とすぎの木山の崖のあいだに架かって、橋になりました。
 ポンはその橋を渡ってつばき山のコンの元に走って、コンとポンは今度こそ友達同士になりました。


   ところが、二人で変身比べをしているうちに、コンはポンに、ポンはコンに化けたところで、それぞれの親に呼ばれて、入れ替わったまま家に帰って行くことになってしまいました。

 さぁ、偽物のコン、偽物のポンは、ばれないようにうまくやれるでしょうか?そしてコンとポンが仲良く遊べる日は来るのでしょうか?


 子供同士だと、仲良くすることがこんなにも簡単なのに、ずーっと賢いはずの大人になると、先入観や意地や恐れで、人との関係の修復が苦手になっていたりしますね。
 お隣さんとはお互い良いところを認め合って、仲良くやっていきたいものですね。

道東1泊2日2014年10月02日 22:23

思いたって初秋の道東に来ました。 今回は珍しく一人旅。慌ただしい旅ですが、タンチョウとナキウサギに会えたらいいなーと思って、朝早くに東京を立ってきました。

エアードゥで釧路に降りて、レンタカーでまずは湿原の周りをぐるっと回ってみました。
湿原の西側から鶴居に向かう途中、いきなりいました。タンチョウのつがいです。牧草地で餌を探しています。優雅ですね〜。
いきなりお目当てに会えるなんて、この旅ついているかな?

その後も遠かったけど子連れのペアにもあえました。

走るうちに道産子の居る牧場が見えてきました。レストハウスがあったので、ここでお昼に。 窓から牧場と黄葉が始まった山のパノラマが楽しめて、とてもゆっくりした時間で、根っこが生えそうです。鶴居チーズのモチモチピザも、東京には無い味で、美味かったぁ。宿泊施設があるので、今度は泊まりに来て見たい場所でした。


牧場に未練を残しつつ、湿原北側のコッタロ展望台へ。ここは 15年程前に、義父母も加わって、家族で登った思い出が。今は亡くなってしまった義父母を思い出しながら登りました。眼下のコッタロ湿原は、すっかり秋の装いでした。


コッタロ展望台から湿原東側で、一番有名な細岡展望台に向かうダートの道をノロノロ走っていたら、エゾタヌキの親子が道を横切ろうと車の前に出て来ました。こちらに気づいて子供は元の草むらに逃げ込んで、お母さんは囮のつもりか、しばらく道をヨタヨタと逃げて、反対側の草むらににげました。道をの両側で親子が交わす鳴き声が悲しげで、邪魔してゴメン悪かったなぁーと、早々立ち去りました。
細岡の展望台からの眺めはやっぱり雄大。本当にここは日本か?と、いつも思ってしまいます。(写真では大きさがつたわらず、残念。)


釧路湿原をたっぷり楽しんだので、宿を取った屈斜路湖へ。美幌峠からエメラルドグリーンの湖全景を写真に収めたかったのですが、今日は曇りで湖面はにぶいグレー。美幌峠は断念して、代わりに硫黄山へ。御嶽山の惨事があったばかりなので、ちょっと気味が悪かったです。
黄葉が始まった屈斜路湖畔。


今夜の宿は屈斜路湖畔のペンション。森の中に突き出した露天風呂を楽しみに予約したのですが、夜の森はすぐそばで野生の動物が歩き回る音が。真っ暗な森から何が現れるか怖くなって、早々に上がってしまいました。

明日はナキウサギを探して然別湖まで走る積りです。
午後から雨の予報なので、急ぎたいのですが、鹿の飛び出しには、気をつけなきゃ。

残念2014年10月03日 18:40

道東1泊2日の旅。
今日は目覚めたら雨。どうりで、森の中の宿なのに、鳥のさえずりが聞こえません。

ナキウサギは雨だと巣穴から出てこないと言われていますが、変わり者で働き者のナキウサギもいるかもしれないので、とりあえず然別湖目指しました。

途中、天候で色が変わる、神秘の湖オンネトーに立ち寄って見ましたが、さすがに雨じゃあ鉛色だよね。残念。
\

屈斜路湖を8時半くらいに出て、然別湖に着いたのが12時。
途中セイコマートで買ったオニギリ齧りながら、9年前にナキウサギと出会えたガレ場へ急ぎました。
ところが、行けばわかると思っていたガレ場への入り口が、どうしても見つかりません。何度も行ったり来たりしましたが、いったいどこから入ったのか、まるっきり思い出せませんでした。雨はどんどん強くなるし。
仕方なく、他のガレ場でしばらく待って見ましたが、元々住んでいないのか、雨だから出てこないのか、とにかく鳴き声すら聞こえませんでした。あぁ残念。幻のガレ場よ、いずこ?

然別湖に見切りをつけて、ホワイトチョコレートで有名な、六花亭のガーデン、六花の森を目指して帯広へ。帯広と言っても、旧幸福駅の近くなので、遠い遠い。
ガーデンは、広く明るい敷地花壇や木造のギャラリーが点在して、その間を透き通った水の小川がながれて。晴れた花の季節ならさぞ綺麗だろうなぁ。残念。
\

こんな感じで、今日は残念だらけ。
さらに釧路空港霧で、羽田からの機材が引き返してしまうかも。 そ、それだけは残念は御勘弁を。
そうそう、エアードゥのポテトバタースープ、結構いけますよ。もしエアードゥ使うことあったら、試してみて下さい。

10/4 あぷりこっとつりーこぼれ話2014年10月04日 23:11

 はるか南の海上にある台風18号の影響でしょうか。今日も10月にしては蒸し暑い東京地方でした。

 昨日は帯広・釧路周辺は秋には珍しく霧に包まれて、東京に帰って来る飛行機が飛ばないのじゃないかと気を揉みましたが、遅れながらも悪運強く戻って来ることができました。

 お蔭さまで、今日も平常通り、朝11時にオープンすることができたあぷりこっとつりー。さて、今日の店の様子は、どんなだったでしょう?

 ズバリ、今日はリピーターさんのご来店が印象に残った1日でした。

【男性のリピーター】
 先日、ナゴヤ大国のお姫様たち御一行様が、あぷりこっとつりーでご歓談に興じておいでだった時にご来店下さった男性のお客さまが、また訪ねて下さいました。
 御一行の視察中で、店内騒然としていた中、マイペースで絵本を探し続けていた、あの男性。
 今日も気になる絵本をじっくりと吟味して、エドワード・ゴーリーの一冊、お求めでした。 さすが。

【ご近所さま】
 夏祭りで町内を御輿が練り歩いた先週、御輿の混雑でワンちゃんの散歩ルートをいつもと変えて、偶然アプリコットツリーを見つけて下さった、原宿在住のきれいな女性のお客様。元幼稚園の先生ということで、絵本大好き。それにもちろん犬好き。今度お友達に紹介しますねぇと言って下さっていましたが、今日は旦那様をお連れになってまたご来店でした。
 その旦那様がやたらにカッコイイ。声もイイ。しかも気さくでさわやか系。世の中いるんですねー、まるで芸能人みたいに絵になって、全然嫌味にならないご夫婦。
 それに比べてうちの夫婦は。。。 比較のスタートラインにも立てないけど、しまった、せめてもう少しマシな洋服着てくればよかった。

【女性のリピーター】
 看板犬たちをプチ散歩に連れ出した夕方5時前。
 店の前で、どこかでお会いした気がするお嬢さんをすれ違って、反射的にこんにちは、と挨拶しました。お嬢さんも会釈してくれたので、やはりどこかでお会いしている。
 いつものプチ散歩コースを一周して戻ると、店内にいましたさっきのお嬢さん。Ushiさんが小声で「先週閉店前に来てくれたお客さん」と耳打ちしました。そうか、前の日曜日の閉店間際に来店されて、30分くらい絵本を選んで行かれたお嬢さんだ!
 今日も1時間くらいかけて、熱心に何冊も絵本を読んでいかれました。
 ホントに絵本、好きなのねぇ。


 絵本が好きだったり、犬が好きだったり、雑貨の新顔を楽しみにしてくださったり、理由は様々ですが、とにかく弊店が面白くてリピートして下さるお客様には大変勇気づけられています。
 これからリピートしたくなる店造りに精進しますので、皆様また遊びに来て下さいね。

絵本紹介(133) こげぱん パンにもいろいろあるらしい...。2014年10月05日 17:23

題名    : こげぱん パンにもいろいろあるらしい...。
著者    : たかはし みき
発行所  : ソニー マガジンズ

 一日限定20個のエリートパンになるはずが、パン屋さんの手違いですっかり黒く、固くなってしまったこげぱん。
 なげやりで。後ろ向きで、意気地が無くて。。。 およそ健全な絵本の主人公には向かないネガティブキャラですが、でも、ある日の自分に似ていたり、近くの誰かを思い出させたり、放っておけないタイプです。


 こげたから こげぱん...。
 苦いし、固いし。 何とも投げやり、やる気ゼロ。


 無気力、無関心。
 
落ち込みやすく、すぐふて寝。  そうかと思うと、やつあたりして、やけを起こす。
 なのにあきらめははやい!

 でも、たまーに前向きになることも。


 こんなこげぱんのなげやり生活が、たのしい4コマ漫画で登場したり、お友達の焦げ仲間との友情が描かれたり、本当はやさしい心の持ち主だと明かされたり。

 さらに、特別にこげぱん誕生秘話まで語られて、この一冊でこげぱんのすべてがわかる入門書です。(こげぱんは絵本のシリーズが出ていたり、文具や小物にデザインされたり、人気のキャラクター なんですね。実は知りませんでした。)

 いませんか、こげぱんみたいなヒト、お近くに?