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リサ・ラーソン展に、行ってきました。2014年09月12日 23:27

 勤めが非番だった今日は、午前中に趣味で通っているW大のオープンキャンパスを聴講してから、銀座松屋で開かれているリサ・ラーソンの展示会に行ってきました。

 リサ・ラーソンはスウェーデンを代表する陶芸作家で、80歳を超えた今でも精力的に作品を生み出しています。

 (とか偉そうに言って、実は雑誌の請負で、私自身がリサ・ラーソンを知ったのは、昨年発売された絵本「Night Cat ナイト キャット」を取り扱ってからです。)

 人物にしろ動物にしろ、独特の丸っこくてユーモラスな姿に、可愛らしいフェイス。そして陶器だから出せる暖かい色合いの作品群は、リサ・ラーソンの名前を知らない方でも、「ああ、あれかぁ」と思われるでしょう。


 会場は平日昼間だというのに、結構な混雑でした。
 9割はちょっと大人な女性たちで、男はいても女性の連れ。私みたいな男一人は全然いなくて、なんとなく警備員さんたちから、不審な目を向けられていたかも。

 残念ながら、珍しく非番の日にちょっとだけ仕事が入ってしまって、展示は駆け足で見て回ったのですが、本当は可愛らしい陶器に囲まれて、静かな時間を過ごしてみたかった。

 展示場を出ると、お約束の関連グッズ売り場。
 展示されていた陶器のレプリカ欲しくてたまらなかったのですが、どれも結構いいお値段で、カタログも高くて、仕方なくポストカードと小さなストラップを買い求めました。


 リサ・ラーソンの作品や暮らしぶりのパネルみていたら、北欧への憧れが、ますます高められてしまいました。行こうUshiさん!!
 9月23日まで開催されているようですので、銀座でお買い物のついでに寄ってみては、いかがでしょうか?

9/13 あぷりこっとつりー こぼれ話2014年09月13日 23:59

 裏原宿の絵本屋あぷりこっとつりーの今日の様子は。。。

【店の前に謎の大行列】
 防虫スプレーをたくさん振りかけて、今日も愛犬2匹とデング熱蚊の危険地帯を自転車で駆け抜けて、10時半頃店へとやってきました。

 すると、なんかいつもと様子が違う。

 店まであと100m位のデザインフェスタギャラリーの曲がり角あたりから、黒白の洋服にキャップやハット姿の長い行列が、店の方向に続いています。

   どうやら2軒隣のブティックNUBIANさんの開店を待つお客さん達のようで、なんでも今日がELVIRAというブランドの秋コレクションの発売日なのだそうです。

 すごいですねー。軽く2万人は並んでましたねー。

 店の前のにぎやかさに、しめしめ、今日はお客さんたくさん来てくれるかな、と期待したのですが。。。
 NUBIANさんの顧客とうちの顧客、全くかぶっていなかったようです。昼過ぎても閑古鳥状態でした。

【teluさんご来店】
 でも、そんな時に救世主登場。

 レンタルボックスに可愛らしいどんぐりの人形を置いて下さっているteluさんが、今日は絵本好きでワンコ好きのお友達を連れて、店に遊びに来て下さいました。

 あいにく私はちょっと会合に出かけて留守だったのですが、ワンコ達とゆっくり遊んで行って下さいました。 よかったねーワンコ。
 「生まれ変わったら、今度は犬になる!」と公言されているteluさん、横浜の方で、子供たちに人形劇を見せる活動にも熱心に取り組まれていて、子供たちにも大人気なんですよ。 犬と子供って、共通点ありますものね。

【ワンコ好きagain】
 さぁ、今日もそろそろ店じまいかぁーと大あくびをしていた夕方、若い可愛らしい女性二人組がご来店。

 ところが、店に入って来るなり、絵本には目もくれずにレジの方に突進してきます。そしてワンコを見つけて、「あっ、いたいた!」

 なんでも、原宿歩き疲れて喫茶店を探しているうち、何かに惹かれるようにあぷりこっとつりーの前まで吸い寄せられて来たそうです。そして看板に”ワンコ”の文字を見つけて、ココダァ!!とお茶を取りやめて入ってきて下さったのだそうです。

 ワンコたちも犬好きのお客さんで、しかもお姉さんはだーいすき。甘えに甘えて顔をペロペロ、ペロペロ。
 あんまり楽しそうにワンコたちと遊んでくれるので、コーヒーで釣って引き留めてしまいました。(軽井沢のオジサンにうらやましがられそう。やったね。)
   
今日一日を思いながら幸せな寝顔のワンコたち。

【おまけ】
 さっきまでNHKのSONGSでKIROROやってましたね。
 久しぶりにKIROROの歌声聞いていたら、なぜか号泣してしまいました。
 歳とると涙腺ゆるんでいけませんね。

絵本紹介(127) きつねのかみさま2014年09月14日 23:15

題名   : きつねのかみさま
作     : あまんきみこ
絵     : 酒井 駒子
発行所  : ポプラ社

 今日ご紹介の絵本は、お子さん向けのファンタジーですが、あまんきみこさんの優しい視線の物語と、酒井駒子さんの柔らかい絵が、とてもマッチしていて、個人的に大好きな絵本です。

   弟のけんちゃんと公園遊んでいたりさちゃんは、うっかり縄跳びのひもを忘れてきてしまいました。
 お家でおやつを食べながらそれを思い出したりさちゃんは、けんちゃんを連れて急いで公園に戻りました。  でも変です。
 忘れたはずの場所に、縄跳びのひもがありません。


 辺りをさがしていると、風に乗って、遠くから子供たちの楽しく遊ぶ声が聞こえてきました。

 二人は声のする方へ、林の奥へどんどん進んでいくと、ひゃあ。子狐が縄跳びをしているんです。二人は樹の陰に隠れて、しばらくきつねの縄跳びをみていました。

 「おおなみこなみ ぐるっとまわって きつねの め」

 でも子ぎつねたち、すぐに尻尾に縄をひっかけてしまって、へたくそです。
 けんちゃんが思わず笑ったら、子ぎつねたちに見つかってしまいました。

 すると、こぎつねたちはりえちゃんとけんちゃんを、縄跳びにさそってくれました。

「尻尾をもっと背中にくっつけるようにしてみたら」。りえちゃんがそう教えてあげると、子ぎつねたちは上手に跳べるようになりました。
 子ぎつねたちと楽しく遊んだ、りえちゃんとけんちゃん。

 でも、ちょっと待って。
 りえちゃんの縄跳びのひもは、どこ行ったのでしょう?
 きつねのかみさまって、いったい誰のことなのでしょう?
物語のクライマックスは、優しい気持ちが溢れています。


 酒井さんが絵を描かれた絵本、どれも好きなのですが、特にこの「きつねのかみさま」に描かれた子供たちと、子ぎつねたちが愛くるしくて、大好きなんです。物語もとても素敵でとてもさわやかです。機会あったら、是非一度読んでみてください。
 もちろん、あぷりこっとつりーにも在庫ありまーす。

マユツバな話2014年09月16日 21:27

 ネットで各種記事を見ていたら、森永チョコボールの金のエンゼル・銀のエンゼルは、全商品にどれくらいの割合で入っているの?を話題にしている記事が目に入りました。

 なぜ今チョコボール?と思いながら、ちょっと読んでみたら、メーカー(森永製菓)としては、数値を公開できないのだそうです。
 その代り、以前TVのあるバラエティ番組で、チョコボール1000個を買い集めたら、金が2個、銀が37個入っていたらしい、と語っていました。

 結構少ないですね。
 金が当たる確率、1/500ですか。。。
 で、思い出しました。

 実はわたし、今まで金1枚、銀5枚でもらえるおもちゃの缶詰を、通算5個貰っています。
 そのうち4個は小学5年生の半年くらいの間。

 確かにチョコボール大好きで、小遣い貰うとよく近くの九州屋というお菓子やに買いに行っていましたが、まさか2000個は買っていません。

 いくつか買っているうちに、偶然に並んでいるチョコボールのどこを取れば当たりが多いか、気づいてしまったのです。

 その場所とは。。。 

 チョコボールはどの種類も20個×2列くらいの数が並んだ中箱(カートン?)に入ってお店に納品されますが、陳列棚に余裕のあるお店はカートンごと棚に置きます。
 そのカートンの一番端の2個を取ると、金、銀、銅(昔はあった)のエンゼルが良く出ました。 あるときは、4個買って、金1、銀2だったこともありました。

 子供ながらに無い頭をひねって考えた理屈は。。。
 きっと金銀銅の当たりの箱は、一般の箱と別にまとめて充填製造されるのでは?  んで、一般の箱が詰まったカートンに適当にばらけて紛れ込ませるのでは?  紛れ込ませるとしたら、カートンの端の2箱を抜いて当たりの2箱と入れ替えれば簡単では?  だから端に当たりがよく出るのでは?   でした。

 行きつけの九州屋は、いつも火曜日に新しいチョコボールが入荷してカートンごと平積みだったので、その日を狙ってまだ手つかずの端を狙って買っていたら、半年くらいで缶詰4個分のエンゼルが集まりました。

 あまり簡単に当たるし、缶詰の中身ちゃちかったので、その後すっかり興味を無くしていたのですが、子育て中、試しに昔の理屈で端ばかりを狙って買ってみたら、やはり半年(買う頻度は自分の時よりずっと低くて、たまにでした。)で銀5個集まって子供に大変喜ばれました。 
 30年くらい当たりが出やすい場所は、変わっていなかったみたいです。

 でも、今はどうか全くわかりませんよ。昔の手作業を今はロボットがやっているかもしれませんから。
 昔、一人のアホな少年が思い込んだ理屈を信じて、成果が出なくても恨まないでくださいね。

 それにしても、ピーナッツのチョコボール、相変わらずウマイですねー。 クエッ クエッ クエッ。

絵本紹介(128) かえでがおか農場のなかまたち2014年09月18日 23:59

題名  : かえでがおか農場のなかまたち
作    : アリス&マーティン プロベンセン
訳    : 乾 侑美子
発行所 : 童話館出版

 農場にいる動物たちの紹介と、日々の農場の様子が淡々と語られるドキュメンタリー映像みたいな絵本で、物語もハプニングもありませんが、楽しそうで、本当にあるならかえでがおか農場に行ってみたくなる絵本です。

 かえでがおか農場は、木々に囲まれた母屋と、干し草を貯める納屋、その周りに柵で囲まれた放牧場が広がるこじんまりとした農場です。


 かえでがおか農場に住んでいるのは、犬が2匹、馬が5頭、豚1匹。ガチョウとニワトリと、牝牛とヤギと羊、そして4匹の猫です。

 猫たちは、寝る時4匹団子になって寝ますが、起きているときはそれぞれ思い思いに暮らしています。


 ニワトリは一見どれも同じに見えますが、よく見ると一羽一羽違っています。オンドリたちには力関係があって、強い者は弱い者に食べ物を分けてやりませんし、意地悪をします。

 でも、強いオンドリも油断しているとキツネの餌食になってしまいます。

  ガチョウはやかましくて、番犬の代わりになります。とにかく怒りっぽくて、犬をいじめ、猫をおどし、羊の足にかみつきます。


 この絵本では他にも農場の動物たちと四季の移り変わりを、愛情をこめて描き、紹介してくれています。
 農場ばかりでなく、農場の周りで暮らす野生動物たち、アライグマ、ウッドチャック、ビーバースカンク、フクロネズミなんかもとってもかわいいイラストで登場しています。

 なんか、映画やTVドラマで見る”アメリカの農場”そのもので、いいんー、楽しそうだなー、暮らしてみたいなーと憧れてしまいます。ガチョウはちょっと怖そうだけど。