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スコットランド住民投票2014年09月19日 23:58

 ここ数週間、世界が注目したと言っても言い過ぎでない、イギリス、スコットランド地方の独立賛否を問う住民投票が実施されました。

 前評判では独立賛成派が有利とか、独立反対派が巻き返したとか、情報が錯綜しましたが、独立反対派が僅差で勝利して、スコットランドのイギリスからの独立は取りあえず見送られました。

 でも、その差はわずかなので、今後イギリス政府がしっかりとスコットランド住民の不満に向き合っていかないと、またすぐに独立運動が再燃するのでしょうね。

 しかし、先進大国のひとつのイギリスで、国土の1/3くらいの面積が分離する独立運動が起きるなんて、びっくりでした。
 確かに昔、違う王国が寄り合ったという話はなんとなく聞いたことがありましたが、いまさら別れましょうって、なかなか想像できません。
 それだけ昔からの文化とか伝統とか、いかに生きるかを大切にしているということなのでしょうか。

 実は私、数年前から国家がよくわからなくなりました。
 インターネットの発達で、文化も経済もボーダーレスになった時代に、地理的な囲い込みだけで、自分の意思と関係なくどこかの国に帰属しなければならないことに、なんか釈然としないものを感じるようになりました。
 どこで生まれて、どこに住んでいるかだけではなくて、自分がどう生きたいかで自由に国をつくったり選択できたっていいんじゃない?と。
 
 だから、独立可否を住民投票で聞いてくれるスコットランドは、ちょっとうらやましいなぁーと感じます。が、今回の住民投票で敗れた独立派の人たちが、ヤケを起こして、以前の北アイルランドの様に激しい民族運動に舵を切らなければ良いですが。。。

 スコットランドがもし独立していたら、ネッシーはどちらの所属になったのかな?