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絵本紹介(131) ごきげんならいおん2014年09月28日 18:00

題名    : ごきげならいおん
文     : ルイーズ ファティオ
絵     : ロジャー デュボアザン
訳     : むらおか はなこ
発行所  : 福音館書店

 先日まで放送されたNHK連続テレビ小説の主人公として注目の集まった、村岡花子さん翻訳の絵本です。
 原題"The Happy Lion"。凡人なら「幸せなライオン」と訳しそうですが、「ごきげんならいおん」としたところが、村岡さんらしさ かな?


 フランスのある美しい街の動物園に、ごきげんなライオンは住んでいました。猛獣狩りの恐ろしい人間たちが、鉄砲を持って待ち伏せしている恐ろしいアフリカではなく、公園の真ん中の動物園に自分だけの家を持っていたのです。


 動物園には毎日、いろいろな人が立ち寄ってライオンに声をかけてくれます。
 小学生のフランンソワは「おはよう、ごきげんなライオンくん」
 デュポン校長先生は「さようなら、ごきげんなライオンくん」
 パンソンおばさんも「またあしたね、ごきげんなライオンさん」
 ある朝、ごきげんなライオンは、飼育係さんが自分の部屋のドアを閉め忘れたことに気づきます。

 「せっかくだから、たまにはぼくほうから出かけて、街の人にあいさつしてこよう。」
 ご機嫌なライオンは街に出て、出会った人にあいさつをして回りました。

 ところが、いつもは行儀よく挨拶してくれる街の人たちが、慌てふためいて逃げてしまいます。

 「いったいどうしたというんだ。 なんであんなにあわてているんだろう。」 ライオンにはさっぱりわかりません。

 そのうち消防車がやってきて、太いホースをひっぱりながら、たくさんの消防士がごきげんなライオンにそろり、そろりと近づいてきます。
 ライオンはなにが起きるのか見届けようと、のんびり座り込んでいます。


 さてさて、ごきげんなライオンはいったいどうなってしまうのでしょう?


   村岡花子さんの訳だと思うからか、なんだかとても言葉がきれいで、格調高くて、思わず背筋を伸ばして読んでしまいました。
 へたくそな紹介だと花子さんに怒られそう。「こぴっとしろし!」