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大家のボヤキ2014年09月08日 23:54

 今日は母に変わって経営代行している、学生さん向けのアパートの、室内改装について、管理会社さんとの打ち合わせに行ってきました。

 東京の大学が、一時郊外へ郊外へキャンパスを移転させていた時代に、辺鄙な場所に建てたアパートで、その頃は待っていれば大学から入居者を斡旋される手堅い商売だと銀行におだてられて、夫(つまり私の父)に先立たれた母が、細々と生計を立てて来た建物です。

 ところが、当時はこんな時代が来るとは想像できなかった少子化、そして大学の都心回帰。長引く不況で親の年収は減って、子供を簡単には下宿させられなくもなりました。

 そこで起こったのが、学生向けアパートの客離れ。
 
 家賃相場はどんどん落ちるし、礼金なしは当たり前。(不動産屋への礼金は、結局大家側が負担させられています。)
 家具付き新築や、バスとトイレ別々が人気の中で、なんとか学生さんに気に入って貰わなければなりません。

 経営を代行してから、部屋が空くたびに内装を今風のデザインでやり直して、キッチンは思わず友達に自慢したくなるような、スタイリッシュなユニットに入れ替えたり、TVモニターつきドアホンに変えたり、いろいろ手を尽くして、なんとか空き部屋立を改善してきたのですが。。。

 最近は周りのアパートも安くて、きれいで、広いのが当たり前になりつつあって、さらに魅力的にするか、安くするかしないと、学生さんに人気がなくなってしまいます。

 今日、管理会社から提案された改装案は。。。いいんだけど、お金がかかかるなー。
 この安い家賃で、いったい何年たてば回収できるやら。改装するも地獄、しないも地獄。泣きたくなります。

 学生さんやその親御さんにとっては、安い家賃でよりどりみどりで、とても良い時代ですが、大家にとってはホントに出血大サービス。出血多量で息の根止まりそうです。

 学生アパートに限らず、人が減っていくこの時代に、不動産業は相変わらず新築立てまくって賃貸物件の過剰供給続けていますので、家賃デフレは今後ますます加速するでしょう。

 よく新聞の広告とか、ダイレクトメールなんかで、資産運用と相続税対策に、アパート経営が有利!!とかおだてていますが、(相続税対策の方は知りませんが。)ウソです。
 もしアパート経営で一儲けとお考えの方いらしたら、やめておいた方がいいですよ。お金ばっかりかかって、皮算用通りには家賃は入ってきませんので。
 気を付けて!!

 (絵本とは全然関係ないボヤキで、失礼いたしました。)