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3/7 あぷりこっとつりーこぼれ話 ― 2015年03月07日 23:32
あちこちで梅が満開になって、ほのかに沈丁花の香りがただよって、日中コートを脱ぎたくなって、すっかり春だな~と油断していたら、今日はさむかったですね~。
朝からどんよりと曇って、ときどきパラパラと雨が降って、冬に逆戻りしたような東京地方でした。
♥今日最初のお客様は着ぐるみファッションで、顔のほとんどを覆うマスクをした、性別不詳の方。普通なら気軽に話しかけられないのですが、このお客様看板犬にやさしく声をかけてくれたので、Mr.と確認できました。 なんでも大阪天王寺にお住まいで、今日は東京まで遊びに来て、たまたま立ち寄って下さったそうです。 ファッションからうちの店と路線が異なるのかと思ったら、意外と絵本がお好きなようで何冊か読んで、「また来ようかな。。。」と言い残してお帰りでした。
面白いのがUshiさん。お客様お帰りの後怖い物でも見たように、「着ぐるみだったよねぇ。なにかそういう仕事かなぁ?」とささやきました。いやいや、あれがファッションなんだと思うよ。。。
♠昼少し過ぎて現れたのは、開店間もない店に一度立ち寄って下さった、店主よる少し先輩の男性。シャドウボックスという3Dアートを作成されていると教えて頂いていたので、すごく印象に残っていて、すぐわかりました。 当時は有名な絵などを題材にして3Dアートを作成していたはずですが、いつの間にかオリジナルなイラストを3Dにするように進化していました。そればかりでなく、ご友人とバンドを組んで子供たちと一緒に歌うイベント活動をしているそうです。
それだけ多趣味でアクティブなのに、来年に迫った定年後をどうしようかと心配させていました。
その方を見ていて、私も店に閉じこもっているだけじゃなくて、外にも踏み出していかなきゃと刺激になりました。
♦イラスト展の終了が明日に迫ったはらだまきこさんの元に、はらださんのお友達が訪ねて来て下さいました。 学生時代からのお友達(?)なのか、共通の知り合いの近況話題や、お互いのここ数年の生活や活動の話ですっと盛り上がって、とても楽しそうでした。 でも、あれあれ?せっかくのイラストは、見なくて大丈夫でしたか?
♣レンタルボックスに置いた豆本やポストカードが大人気の作家、さいとうゆきさんが、すぐに売れてしまう豆本の追加納品にやってきて下さいました。と、先に来店していたお客様と顔を見合わせてビックリ!そのお客様、実はさいとうゆきさんと学校で同級だった方で、さいとうさんが来店する予定とは知らずに、店を覗いて下さっていたところでした。偶然さいとうさんの納品のタイミングとぶつかってよかったぁ。お二人も楽しそうに卒後校のことと近況などを、楽しそうにお話しされていました。
普段あまり超自然的なことを簡単に信じる方ではないのですが、先日「気」を扱える女性のお客様が、「繁盛しろっ!」と店に「気」を入れて下さってから、来店者の数や、売り上げが少し上向いているように感じます。しかも、今日の様に刺激になる出会いや、なつかしい再会が多くなって、営業していて楽しい気持ちになる機会が増えています。
うーん、「気」恐るべし。
朝からどんよりと曇って、ときどきパラパラと雨が降って、冬に逆戻りしたような東京地方でした。
♥今日最初のお客様は着ぐるみファッションで、顔のほとんどを覆うマスクをした、性別不詳の方。普通なら気軽に話しかけられないのですが、このお客様看板犬にやさしく声をかけてくれたので、Mr.と確認できました。 なんでも大阪天王寺にお住まいで、今日は東京まで遊びに来て、たまたま立ち寄って下さったそうです。 ファッションからうちの店と路線が異なるのかと思ったら、意外と絵本がお好きなようで何冊か読んで、「また来ようかな。。。」と言い残してお帰りでした。
面白いのがUshiさん。お客様お帰りの後怖い物でも見たように、「着ぐるみだったよねぇ。なにかそういう仕事かなぁ?」とささやきました。いやいや、あれがファッションなんだと思うよ。。。
♠昼少し過ぎて現れたのは、開店間もない店に一度立ち寄って下さった、店主よる少し先輩の男性。シャドウボックスという3Dアートを作成されていると教えて頂いていたので、すごく印象に残っていて、すぐわかりました。 当時は有名な絵などを題材にして3Dアートを作成していたはずですが、いつの間にかオリジナルなイラストを3Dにするように進化していました。そればかりでなく、ご友人とバンドを組んで子供たちと一緒に歌うイベント活動をしているそうです。
それだけ多趣味でアクティブなのに、来年に迫った定年後をどうしようかと心配させていました。
その方を見ていて、私も店に閉じこもっているだけじゃなくて、外にも踏み出していかなきゃと刺激になりました。
♦イラスト展の終了が明日に迫ったはらだまきこさんの元に、はらださんのお友達が訪ねて来て下さいました。 学生時代からのお友達(?)なのか、共通の知り合いの近況話題や、お互いのここ数年の生活や活動の話ですっと盛り上がって、とても楽しそうでした。 でも、あれあれ?せっかくのイラストは、見なくて大丈夫でしたか?
♣レンタルボックスに置いた豆本やポストカードが大人気の作家、さいとうゆきさんが、すぐに売れてしまう豆本の追加納品にやってきて下さいました。と、先に来店していたお客様と顔を見合わせてビックリ!そのお客様、実はさいとうゆきさんと学校で同級だった方で、さいとうさんが来店する予定とは知らずに、店を覗いて下さっていたところでした。偶然さいとうさんの納品のタイミングとぶつかってよかったぁ。お二人も楽しそうに卒後校のことと近況などを、楽しそうにお話しされていました。
普段あまり超自然的なことを簡単に信じる方ではないのですが、先日「気」を扱える女性のお客様が、「繁盛しろっ!」と店に「気」を入れて下さってから、来店者の数や、売り上げが少し上向いているように感じます。しかも、今日の様に刺激になる出会いや、なつかしい再会が多くなって、営業していて楽しい気持ちになる機会が増えています。
うーん、「気」恐るべし。
絵本紹介(176) どうするどうするあなのなか ― 2015年03月08日 23:55
題名 : どうするどうするあなのなか
文 : きむらゆういち
絵 : 高畠 純
発行所 : 福音館書店
今日はイラストの表情が豊かで、思わず"くすっ"とさせられてしまう、ユーモアたっぷりの絵本の紹介です。見開き2ページを縦長に使って、穴の深さをたっぷり表現しています。
森の中から、三匹のネズミが慌てて逃げてきます。
二匹のはらぺこ山猫夫婦に追われて、必至に走っています。
山猫もあとちょっとでねずみを捕まえられそうで、やっぱり必死です。
だからみんな、この先に大きくて深い穴があることなんか気づきません。
勢い余って、ねずみたちも山猫夫婦もみんな穴の中にひゅーーーん、どっしーん。しまったと思ったけれどもう手遅れ。
穴は思ったよりも深くて、壁はつるつるして、いくら爪を立てて登ろうとしても、誰も登ることができません。
「うむむむむ。どうしたらいいんだ。」
でも山猫夫婦は、最初は余裕でした。
だって目の前に餌のねずみがいるんですから、まずねずみを食べて、それからゆっくり脱出する方法を考えればいいんです。
山猫がいよいよねずみを食べようとすると、ねずみたちは慌てて、「ぼくたちを食べたからって、あんたたちはここから出られないよ。」「そうなりゃここで飢え死にだぁ。」と脅してきました。
不安になってひとまずねずみを食べるのをやめた山猫に、ねずみたちが言いました。「みんなで力をあわせて、この深い穴から出る方法を考えようよ。」
最初にねずみの中の一番ちびが提案しました。
山猫の旦那の上に奥さんが乗って、その上にのっぽねずみ、次に姉ちゃんねずみ、で、一番上にちびねずみ。ちびねずみが穴の外にでて、口から木のツルを垂らして、みんなツルを伝って脱出する方法です。ねずみたちは喜びなした。
でも山猫が反対します。
「わざと短いツルをたらして、お前たちだけ外に出て、そのまま逃げちゃうんじゃないのか?」
そして今度は山猫が提案です。
それはねずみ3匹の上に山猫の旦那が乗って、一番上に山猫の奥さんが乗って穴を脱出して、木のツルを下ろして、山猫の旦那とねずみたちを順番に昇らせて脱出させる方法です。
今度はねずみが反対します。
「だめよ。あなたたちが穴の外で待っていて、登って来たわたしたちを1匹ずつ食べちゃうもん。」
深い穴の底で、あーでもない、こーでもないと脱出の方法を話し合うねずみたちと山猫夫婦。
いつの間にか降り出した雨が、穴の底にたまり出しても、話し合いは止まりません。
さあ、いったいどうなる穴の底。
どうするどうするあなのそこ。
とてもとぼけたお話しと、高畠純さんのとぼけた絵で、とっても楽しい絵本になっています。
高畠純さんの絵は、いつもとぼけた味が素敵ですが、中でもこの絵本は最高のように思います。
簡潔な文章とわかりやすい絵で、読み聞かせ向きの絵本ですが、大人が独り占めしてニタニタしながらこっそり読むにも向いてる絵本ですよ。
文 : きむらゆういち
絵 : 高畠 純
発行所 : 福音館書店
今日はイラストの表情が豊かで、思わず"くすっ"とさせられてしまう、ユーモアたっぷりの絵本の紹介です。見開き2ページを縦長に使って、穴の深さをたっぷり表現しています。
森の中から、三匹のネズミが慌てて逃げてきます。
二匹のはらぺこ山猫夫婦に追われて、必至に走っています。
山猫もあとちょっとでねずみを捕まえられそうで、やっぱり必死です。
だからみんな、この先に大きくて深い穴があることなんか気づきません。
勢い余って、ねずみたちも山猫夫婦もみんな穴の中にひゅーーーん、どっしーん。しまったと思ったけれどもう手遅れ。
穴は思ったよりも深くて、壁はつるつるして、いくら爪を立てて登ろうとしても、誰も登ることができません。
「うむむむむ。どうしたらいいんだ。」
でも山猫夫婦は、最初は余裕でした。
だって目の前に餌のねずみがいるんですから、まずねずみを食べて、それからゆっくり脱出する方法を考えればいいんです。
山猫がいよいよねずみを食べようとすると、ねずみたちは慌てて、「ぼくたちを食べたからって、あんたたちはここから出られないよ。」「そうなりゃここで飢え死にだぁ。」と脅してきました。
不安になってひとまずねずみを食べるのをやめた山猫に、ねずみたちが言いました。「みんなで力をあわせて、この深い穴から出る方法を考えようよ。」
最初にねずみの中の一番ちびが提案しました。
山猫の旦那の上に奥さんが乗って、その上にのっぽねずみ、次に姉ちゃんねずみ、で、一番上にちびねずみ。ちびねずみが穴の外にでて、口から木のツルを垂らして、みんなツルを伝って脱出する方法です。ねずみたちは喜びなした。
でも山猫が反対します。
「わざと短いツルをたらして、お前たちだけ外に出て、そのまま逃げちゃうんじゃないのか?」
そして今度は山猫が提案です。
それはねずみ3匹の上に山猫の旦那が乗って、一番上に山猫の奥さんが乗って穴を脱出して、木のツルを下ろして、山猫の旦那とねずみたちを順番に昇らせて脱出させる方法です。
今度はねずみが反対します。
「だめよ。あなたたちが穴の外で待っていて、登って来たわたしたちを1匹ずつ食べちゃうもん。」
深い穴の底で、あーでもない、こーでもないと脱出の方法を話し合うねずみたちと山猫夫婦。
いつの間にか降り出した雨が、穴の底にたまり出しても、話し合いは止まりません。
さあ、いったいどうなる穴の底。
どうするどうするあなのそこ。
とてもとぼけたお話しと、高畠純さんのとぼけた絵で、とっても楽しい絵本になっています。
高畠純さんの絵は、いつもとぼけた味が素敵ですが、中でもこの絵本は最高のように思います。
簡潔な文章とわかりやすい絵で、読み聞かせ向きの絵本ですが、大人が独り占めしてニタニタしながらこっそり読むにも向いてる絵本ですよ。
ある夕食当番のボヤキ ― 2015年03月09日 23:58
今日は勤めは非番の日。
けれどもちょっとバテたもので、先週の様に映画を観に行ったり、デパートに買い物にいったり、遠出する気になれませんでした。
それに今夜の夕食当番、何をつくろうか朝から気になって、料理本を何冊も引っ張り出して写真とにらめっこで時計が進んでいきました
。 主婦(主夫)の皆さん、毎日メニュー考えるのってほんと大変ですよね。自分で定期的に作るようになって良く解るようになりました。なんにも考えつかないと、プレッシャーでいらいらしてきます。
おまけに今朝娘たちからは、予算考えずに食材を買って来ちゃだめでしょ!冷蔵庫のものでなんとか作りなさいよ!と浪費家オヤジは厳しくけん制されてしまいました。
ちょっと前なら、「自分が稼いだ金で食べたいもの作って何が悪い!」と言えたのですが、今や二人とも大事な出資者なので、無視もできないんです。
でもね。冷蔵庫を覗いてみても、在庫にはちっとも魅力的な食材なんて、、、無い。これで何をどうやって作れと言うんだ。やっぱり買物行こう!
料理本から今晩のおかずに選んだのは、まだ作ったことがないシュウマイ、と、イカとサトイモのトマト煮。
スーパーに足りない材料を買いにいったら、チカ(ワカサギに似た魚)を見つけました。札幌に住んでいた頃、春が近づくと港で釣れ始めてよく食卓に上ったので、懐かしくて予定外でしたがチカの唐揚げもメニューに加えることにしました。ワカサギよりふっくらした身で、油も乗っていて、おいしい魚ですよ。
我が家のシュウマイの材料は、豚挽き肉、長ネギ、タケノコ、乾燥しいたけ、それにごま油。混ぜて皮で包んで後は蒸すだけ、案外簡単にできました。
と、安心したら、蒸しあがってみたらごらんの通り水浸し。鍋にくっつかないように敷いたクッキングシートに、蓋から落ちた水と肉汁が溜まって、池になってしまいました。
後でUshiさんに聞いたら、鍋の蓋の内側にフキンを被せて湯気が垂れるのを防ぐか、適当に蓋をずらして、湯気を逃がさなきゃダメだったらしいです。
味は悪くなかったのですが、シュウマイと言うより、肉団子とワンタンになってしまいました。
イカとサトイモのトマト煮は、料理本の通りに、玉ねぎ、ベーコン、ニンニクのみじん切りをオリーブオイルとバターで炒めて、トマトの水煮を加えて、塩コショウで味を調えたら、少し煮ます。そこに輪切りにしたイカ(今回はヤリイカ)とサトイモを加えてコトコト味が染み込むまで煮て、最後にパセリをふって完成でした。
イカとサトイモと言ったら普通は甘辛く煮つけるところですが、今日初めてイタリアンにしてみました。イカ・サトとトマトの酸味と結構マッチしていて、なかなか食が進むおかずになりましたよ。
料理はレシピを見て完成型を想像する楽しみがあって、しかも旨くできると幸せな気分になれて好きな家事ですが、一食終わるともう次のことを考えなきゃいけないのが、しんどくなりますね。
メニューのアイデアがどんどん湧いて出てきてくれないですかねー。
けれどもちょっとバテたもので、先週の様に映画を観に行ったり、デパートに買い物にいったり、遠出する気になれませんでした。
それに今夜の夕食当番、何をつくろうか朝から気になって、料理本を何冊も引っ張り出して写真とにらめっこで時計が進んでいきました
。 主婦(主夫)の皆さん、毎日メニュー考えるのってほんと大変ですよね。自分で定期的に作るようになって良く解るようになりました。なんにも考えつかないと、プレッシャーでいらいらしてきます。
おまけに今朝娘たちからは、予算考えずに食材を買って来ちゃだめでしょ!冷蔵庫のものでなんとか作りなさいよ!と浪費家オヤジは厳しくけん制されてしまいました。
ちょっと前なら、「自分が稼いだ金で食べたいもの作って何が悪い!」と言えたのですが、今や二人とも大事な出資者なので、無視もできないんです。
でもね。冷蔵庫を覗いてみても、在庫にはちっとも魅力的な食材なんて、、、無い。これで何をどうやって作れと言うんだ。やっぱり買物行こう!
料理本から今晩のおかずに選んだのは、まだ作ったことがないシュウマイ、と、イカとサトイモのトマト煮。
スーパーに足りない材料を買いにいったら、チカ(ワカサギに似た魚)を見つけました。札幌に住んでいた頃、春が近づくと港で釣れ始めてよく食卓に上ったので、懐かしくて予定外でしたがチカの唐揚げもメニューに加えることにしました。ワカサギよりふっくらした身で、油も乗っていて、おいしい魚ですよ。
我が家のシュウマイの材料は、豚挽き肉、長ネギ、タケノコ、乾燥しいたけ、それにごま油。混ぜて皮で包んで後は蒸すだけ、案外簡単にできました。
と、安心したら、蒸しあがってみたらごらんの通り水浸し。鍋にくっつかないように敷いたクッキングシートに、蓋から落ちた水と肉汁が溜まって、池になってしまいました。
後でUshiさんに聞いたら、鍋の蓋の内側にフキンを被せて湯気が垂れるのを防ぐか、適当に蓋をずらして、湯気を逃がさなきゃダメだったらしいです。
味は悪くなかったのですが、シュウマイと言うより、肉団子とワンタンになってしまいました。
イカとサトイモのトマト煮は、料理本の通りに、玉ねぎ、ベーコン、ニンニクのみじん切りをオリーブオイルとバターで炒めて、トマトの水煮を加えて、塩コショウで味を調えたら、少し煮ます。そこに輪切りにしたイカ(今回はヤリイカ)とサトイモを加えてコトコト味が染み込むまで煮て、最後にパセリをふって完成でした。
イカとサトイモと言ったら普通は甘辛く煮つけるところですが、今日初めてイタリアンにしてみました。イカ・サトとトマトの酸味と結構マッチしていて、なかなか食が進むおかずになりましたよ。
料理はレシピを見て完成型を想像する楽しみがあって、しかも旨くできると幸せな気分になれて好きな家事ですが、一食終わるともう次のことを考えなきゃいけないのが、しんどくなりますね。
メニューのアイデアがどんどん湧いて出てきてくれないですかねー。
四年 ― 2015年03月11日 23:14
東日本大震災から四年。
もう、四年も経過してしまったのかと驚きます。
TVは3.11を前に、震災当時の映像や、被災地の今の様子を伝えてくれますが、津波が街を飲み込んでいく姿は、今でも正視に耐えません。
そして津波に飲み込まれてしまった街の復興は、一生懸命努力が続けられていると信じますが、当初の想像よりずっと遅く感じられます。長引く避難生活に、精神的、経済的にすっかりまいってしまった被災者の方が増えているという報道にとても胸が痛みます。
特に、震災と原発事故と二重に災害を被ってしまった福島の方々。
先日は東京電力の相も変らぬ問題隠ぺい事件が発覚したり、政府が福島原発の検証も処理もそこそこに、アンダーコントロールとごまかして、原発再稼働をゴリ押ししたり。傷口に塩を塗り込むようなやり口に、絶望感を覚えているのではないかと心配です。
こんな状態で、東京にオリンピックを招致することが復興のスピードを妨げることは無いのでしょうか?
東京だっていつ大地震が襲ってくるかわからないのに、防災よりイベントに力を注いていて大丈夫なのでしょうか?
福島原発の廃炉作業は手探り、除染で生じた放射性廃棄物や核のゴミの片付け方も見つからないのに、それでも原発に頼ることが、果たして本当に国民を守ることにつながるんでしょうか?
東北、沖縄。 みんな捨てても都が安泰なら、国は栄えるの?
メルケルさんだったら、どう考えるんだろう。
隣の芝生かもしれませんが、ドイツの芝生が青く柔らかく見えて、大の字で寝転がってみたくなりました。
もう、四年も経過してしまったのかと驚きます。
TVは3.11を前に、震災当時の映像や、被災地の今の様子を伝えてくれますが、津波が街を飲み込んでいく姿は、今でも正視に耐えません。
そして津波に飲み込まれてしまった街の復興は、一生懸命努力が続けられていると信じますが、当初の想像よりずっと遅く感じられます。長引く避難生活に、精神的、経済的にすっかりまいってしまった被災者の方が増えているという報道にとても胸が痛みます。
特に、震災と原発事故と二重に災害を被ってしまった福島の方々。
先日は東京電力の相も変らぬ問題隠ぺい事件が発覚したり、政府が福島原発の検証も処理もそこそこに、アンダーコントロールとごまかして、原発再稼働をゴリ押ししたり。傷口に塩を塗り込むようなやり口に、絶望感を覚えているのではないかと心配です。
こんな状態で、東京にオリンピックを招致することが復興のスピードを妨げることは無いのでしょうか?
東京だっていつ大地震が襲ってくるかわからないのに、防災よりイベントに力を注いていて大丈夫なのでしょうか?
福島原発の廃炉作業は手探り、除染で生じた放射性廃棄物や核のゴミの片付け方も見つからないのに、それでも原発に頼ることが、果たして本当に国民を守ることにつながるんでしょうか?
東北、沖縄。 みんな捨てても都が安泰なら、国は栄えるの?
メルケルさんだったら、どう考えるんだろう。
隣の芝生かもしれませんが、ドイツの芝生が青く柔らかく見えて、大の字で寝転がってみたくなりました。
絵本紹介(177) バルト 氷の海を生き抜いた犬 ― 2015年03月12日 23:34
題名 : バルト 氷の海を生き抜いた犬
作 : モニカ カルネシ
訳 : 中井 貴惠
発行所 : 徳間書店
今回ご紹介する絵本は、2010年冬ポーランドのビスワ川で実際に起きた話を題材にしています。犬の話となると、ついついご紹介したくなってしまうもので。
ある寒い冬の日、ポーランドの中央を南から北に流れてバルト海にそそぐ大河ビスワ川で、たくさんの氷が下流に向かって流れて行きました。
と、岸辺で遊んでいた子供たちが、氷の上に何かいるのを見つけました。始めは鳥や魚に見えたりしましたが、それは犬でした。流れていく氷の上に犬がちょこんと座っていたのです。
やがて子供たちの騒ぎで気付いた大人たちも、流されて行く犬を見てなんとか助けられないかと手を尽くしました。消防士が川に入って犬を救おうとしましたが、流れが速すぎて間に合わず、犬を乗せた氷はどんどん下流に流されてしまいました。
それから2晩、犬は-20℃になる氷の上で何とか生き延びました。
犬を乗せた氷はとうとうバルト海に出て、今度は大海原を漂いました。
そんな時、近くを通りかかった大きな船が、氷の上の犬に気づいてくれました。
大きな船は犬に近づいて助け上げようとしますが、かえって犬の乗った氷を押しやって、犬が海におっこちる事態を招いてしまいました。 必死に氷に這いあがる犬。ようやく氷の上に上がれたものの、体力を使ってふらふらになってしまいました。
その様子を見た船の乗組員の一人が、氷の海の危険を顧みず、小さなボートを下ろして氷に近づいて、見事犬を保護することに成功しました。
間一髪で救助された犬は、しばらくはぐったりして動くことができませんでしたが、やがて元気を取り戻しました。
冷たい氷の海を生き抜いた犬なので、バルトと名付けられて、助けられた船でみんなにかわいがられながら航海を続けています。
よかったですねぇ。よく極寒の氷の上で2晩以上も堪えました。広い海原で、よく偶然に通りかかった船に見つけて貰えました。海に落ちても溺れずにまた氷に這いあがりました。バルトはきっと、最悪な状態でも生きようと頑張ったんですね。見習わなきゃですね。
作 : モニカ カルネシ
訳 : 中井 貴惠
発行所 : 徳間書店
今回ご紹介する絵本は、2010年冬ポーランドのビスワ川で実際に起きた話を題材にしています。犬の話となると、ついついご紹介したくなってしまうもので。
ある寒い冬の日、ポーランドの中央を南から北に流れてバルト海にそそぐ大河ビスワ川で、たくさんの氷が下流に向かって流れて行きました。
と、岸辺で遊んでいた子供たちが、氷の上に何かいるのを見つけました。始めは鳥や魚に見えたりしましたが、それは犬でした。流れていく氷の上に犬がちょこんと座っていたのです。
やがて子供たちの騒ぎで気付いた大人たちも、流されて行く犬を見てなんとか助けられないかと手を尽くしました。消防士が川に入って犬を救おうとしましたが、流れが速すぎて間に合わず、犬を乗せた氷はどんどん下流に流されてしまいました。
それから2晩、犬は-20℃になる氷の上で何とか生き延びました。
犬を乗せた氷はとうとうバルト海に出て、今度は大海原を漂いました。
そんな時、近くを通りかかった大きな船が、氷の上の犬に気づいてくれました。
大きな船は犬に近づいて助け上げようとしますが、かえって犬の乗った氷を押しやって、犬が海におっこちる事態を招いてしまいました。 必死に氷に這いあがる犬。ようやく氷の上に上がれたものの、体力を使ってふらふらになってしまいました。
その様子を見た船の乗組員の一人が、氷の海の危険を顧みず、小さなボートを下ろして氷に近づいて、見事犬を保護することに成功しました。
間一髪で救助された犬は、しばらくはぐったりして動くことができませんでしたが、やがて元気を取り戻しました。
冷たい氷の海を生き抜いた犬なので、バルトと名付けられて、助けられた船でみんなにかわいがられながら航海を続けています。
よかったですねぇ。よく極寒の氷の上で2晩以上も堪えました。広い海原で、よく偶然に通りかかった船に見つけて貰えました。海に落ちても溺れずにまた氷に這いあがりました。バルトはきっと、最悪な状態でも生きようと頑張ったんですね。見習わなきゃですね。
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