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大寒の朝2014年01月20日 22:30

 今日は二十四節季の大寒だそうで、確かに東京も朝から冷え込みましたね。
犬たちを連れて近くの公園の池に行ってみると、ほぼ全面氷が張っていました。

 

 そんな寒い朝だったのに、今日もカワセミの御出勤に出会えました。この公園から2km位離れた場所に、やはり池を持った大きめの公園があるので、たぶんそのあたりに住んで、冬の一時期出稼ぎにきているのかなと思われます。

 せっかく来てくれましたが、今日は氷が張ってしまってハンティングには向いていない朝でした。
 いつもの餌場ではなくて、一部氷が解けた池の中の一番日当たり良い場所で獲物を探していましたが、寒さで魚の動きも無かったのか、しばらくして飛び去ってしまいました。
 これに懲りずにまた来てね。

 池のそばの日向に植えられた河津桜。お正月過ぎから花芽がだんだん膨らんできていましたが、今日は一輪、二輪と咲き始めているのを見つけました。

 大寒去ってもうすぐ節分。節分過ぎれば気持ちも浮き立つ春ですね。 (その前に豆ぶつけられなきゃなんないけど。。。)

 とは言っても、これからしばらくはまだ寒い日が続きそうですし、ノロとインフルエンザの流行が騒がれています。
 人込みから帰ったら、手洗い、うがいを忘れずに、つらい病気を貰わないように注意しましょうね。

初カワセミに出会えました。2014年01月06日 21:55

 皆様正月休みはどうでしたでしょうか?

 世間様の大半が仕事始めで気合いが入った本日、わたしは勤め先にもう1日だけ非番いただいて、長い長い正月休みの最後の日を過ごしていました。
 暮れも27日から休みに突入させていただいたので、勤め人としては人生初めての11連休を体験してしまいました。

 休みの入る前は、11連休もあればいくら怠け者の自分でも、あれもやって、これもやって、ついでにランニングなんかで体動かしちゃってと、かなり前向きな妄想を抱いていたのですが。。。

 間に4日間の店の営業や急な弔事を挟みましたが、思い描いていたことの半分もできないで休み最後の一日を迎えて、後悔ですっかり気持ちが沈んでしまいました。
 特に運動は皆無で、ただ食べて食べて食べての飽食三昧だったので、またあわてて新しいズボンを買いに走る羽目に。

 そんな自堕落だった休みの最終日、ため息をつきながら出かけた犬たちの散歩で、久しぶりに水辺の宝石と出会うことができました。
 金色に輝くビロードの胸とターコイズブルーの背中。水の中にダイブする時にきらめくコバルトブルーの翼。チィチィチィチィチィーと良く通る澄んだ鳴き声。人の目を楽しませてくれるために生まれて来たような生きものです。

 犬たちには気の毒でしたが、だいぶ長い時間散歩の足を止めて生きた宝石に見入ってしまいました。

 終わりよければすべて良しではありませんが、今日カワセミに出会えたことで、沈んでいた気持ちがなんか軽くなりました。単純ですね。
 済んだことは仕方ないから、2014年のあと359日を楽しく生き生き使いましょう。

 ところで、カワセミがもっと訪ねて来てくれるように、公園の池に小魚を放流したい誘惑に駆られているのですが、それって自然破壊じゃあ ないですよね。

2014年元旦 春の息吹2014年01月01日 23:30

 日差しが柔らかで暖かな朝で始まった2014年。
 看板犬たちの朝の散歩に、いつも行く近くの公園をぐるっと歩いて回ってきました。

 この公園の池には、昨年暮れからカワセミがやってきています。
 私たちが気づいてからでも3年続けて冬になると飛んできていて、池に張り出したお気に入りの枝に留まって魚の影を待ちます。
 そして宝石のような翼の裏側をきらめかせて、一瞬のダイブ。見事に小魚をくわえて、岩の上のダイニングに運んで満足そうに小魚を丸のみす姿を、比較的間近で見せてくれるんです。

 今日もそんなカワセミの姿が見たくて池のそばで粘ったのですが、正月休みで人通りが多いからか、今日は姿を現してくれませんでした。

 その代わりに公園の一画で春の息吹を見つけました。
 日当たりの良い場所に植えられた河津桜。もう花芽が膨らんで少しピンク色になってきていました。(上の写真参照)
 
 ここの公園、なかなか考えられていて、これから春にかけて、河津桜、白梅、紅梅、ソメイヨシノ、枝垂桜と花のリレーを楽しめるように植樹されています。もうしばらくすると、花を目当てにメジロや鶯もやってきて、日に日に春の訪れが身近に感じられてウキウキさせられる一画になっています。

 春の息吹と言えば、今日はもうすぐ3歳になるカワイイ男の子と女の子の双子のお客様を我が家に迎えました。
 3歳と言えば子供の可愛さの旬(個人的な感想です)。周りのいろいろなものに興味を持って、何をするのも楽しくて、生命の春が輝いていました。

 この双子ちゃんのお父さん・お母さんは当然ながら私よりずーっと若い世代ですが、双子ちゃんのそれぞれの個性にゆっくりと向き合って、落ち着いた子育てを実践している様子です。自分が若かった時に比べてとてもしっかりしていて、若い世代もなかなかやるなぁーととても感心しました。

 若い世代のお父さん・お母さんが、みんな生活に不安なく、ゆったりと子育てに向き合えたら、きっと将来の日本は安泰になるのでしょうね。
 今年こそ、政治家の先生方、よろしく頼みますよ、本当に。

アフリカーナオザキのピンチ2013年10月22日 21:40

 アフリカーナオザキ。
 自宅近くの公園でときどき出会う青年にUshiさんと私が密かにつけたニックネームです。

 はじまりは2年ほど前の確か夏。いつものように夜の犬の散歩でUshiさんと二人高台にある公園に続く階段を上っていた時、上からポコ、ポン、ポコと鼓のような低い打音と、時々ファルセット混じりの高温の発声が聞こえてきました。

 外国人が珍しくはない街なので、もしかするとアフリカのどこかの国からの留学生が、お国の民謡を夜の公園で歌っているんじゃない?なんて話しながらだんだん公園に近づくと、ん?なんか日本語?

 さらに神経を集中してみると明らかに日本語で、しかもおじさんおばさんにも有名な名バラード、尾崎豊の「アイラヴユー」ではないですか!

 しかし、どこをどうすればそんな風に歌えるのかわからないくらい、決して音程が合わない。もう、異国の民謡にしか聞こえない。鈴鹿ひろみの潮騒のメモリーくらい調子が外れていたんです。

 それでも歌っている青年は全く臆することなく気持ちよさそうに、平井堅ばりに音の高低に合わせて右手を上げ下げしつつ、左手でパーカッションをポン、ポコ、ポンしながら、「アイラヴユー」を熱唱し続けていました。

 その日を境に、ほぼ毎日夜の公園で彼に遭遇したので、親しみを込めてアフリカーナオザキと呼ぶことにしました。

 そのアフリカーナオザキ、そのあともパーカッションをキーボードに持ち替えて一人歌の練習?に励んでいましたが、最近姿が見られなくなって、Ushiさんと上達してもう練習の必要なくなったのかもねと噂していました。

 でも今日、久しぶりに見事に調子をはずして、完全に何の歌かわからない熱唱が聞こえて、おー復活だぁーと喜んでいたところ、遠くからお巡りさんが駆けつけてきました。

 事情は分からないけど、お巡りさんは明らかに私たちのアフリカーナオザキに向かって駆け寄って、何か事情を聴いていたのか、注意していたのか、それきりオザキの迷声は聞こえなくなってしまいました。

 なんで?ただ公園で気持ちよく歌ってただけなのに。
 
 そう言えばその公園、少し前までホームレスの人や、ギターの練習の人や、タップダンスを練習する人や、いろんな人たちがいたのに、最近見かけなくなりましたねぇ。

 もし治安の関係とか騒音の関係とか、まわりの住人からの要請でいろいろな人たちが締め出されているのなら、ちょっと寂しいですね。
 公園のすぐご近所の方々の迷惑もわからないではないけれど、多様性をなくしてきれいなだけの公園って、魅力が落ちちゃうな。

 以前、「静かに遊びましょう」という看板が立つ児童公園を見かけたことがありますが、公園利用者も住人も、ちょっとだけ相手を思いやれれば、お互い窮屈な思いしなくて済むのにね。
 
 複雑な気持ちの散歩帰りになりました。

逆戻り2013年10月07日 23:26

 昨日、一気に秋が来ましたねぇと書きましたが、東京今日は夏が反転攻勢して、蒸し暑い一日でした。

 こんな不安定な天候の為でしょうか、久しぶりに風邪をひいてしまったようです。

 いろいろな方のブログで、そろそろ金木犀の甘い香りが漂い始めたという報告が目に留まります。 毎年秋に金木犀も香りを嗅ぐと幸せな気分になるので、朝夕の犬の散歩のとき、風の香りに注意しながら歩いてみましが、残念ながら鼻が詰まりのせいで金木犀は見つけられませんでした。

   その代り自己主張の強い甘ったるい香りを放つチョウセンアサガオが、大きな花をつけていました。
チョウセンアサガオ


 チョウセンアサガオがポピュラーの花なのかよくわかりませんが、我が家の周りでは育てているお宅をよく見かけます。

 この花の根はゴボウに似ているそうですが、スコポラミンというアルカロイドが含まれています。 間違えて食べてしまった人は、スコポラミンが脳内のアセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑えてしまうので、認知症と同じようなせん妄状態になってしまうという話を、昔授業で聞いたことを思い出しました。
 花だけ見ていると、いったいどんな人が根っこを食べてみようと思ったんだろうと、そのチャレンジャー精神が不思議です。

 早く風邪治して、金木犀の香りをおなか一杯吸い込まなきゃ。  季節の変わり目、風邪にはご注意下さい!