apricot-tree blog

　それにしても驚きました。

　ANAのCMで、タレントが金髪に付け鼻で外国人を連想させたことで、外国人をステレオタイプ化した差別表現だと苦情が殺到したとのこと。
(www.youtube.com/watch?v=QQ652zF5jEk‎)

私もそのCMを一度見てはいましたが、なんだかつまらないCMだなと感じたくらいで、それが外国人を差別した表現に当たるのではないかなんてこれっぽっちも思いませんでした。

　言われてみれば自分たちの人種の特徴を面白おかしくおちょくっていると受け取られる危険性がある表現ですね。確かに。
　私の中では金髪、鼻高、足長はカッコイイ特徴と刷り込まれているので（高倉健さんだって、鼻筋通って足長だし）、それを強調された側の人が不快になるなんて全く想像できませんでした。

　それにあのCMの狙いはと聞かれたら、ちょっと英語がしゃべれるようになったり、見た目を欧米人っぽくしてみても、日本人のイメージなんてそう簡単に変わらないよという自虐的な表現か、あるいはシリアスな場面の中でも変装しておちゃらけるくらいのユーモアを持とうよ日本人という提案かなと推測できても、外国人を貶めて日本人に自信を持たせているなんてことは頭の隅にも浮かびません。

　それでも敏感な人が見たら傷つくんですね。
　気を付けなければ。
　
　待てよ。消臭力のなだぎ武はどうなんだ？
　と思ってYou tube でさがしたら、あれは髪は染めてリーゼントにしてるけど顔は天然でした。
　自分が勝手に外国人に変装してると思っていただけで、外国人はまぎれもなく日本人と見ているの、かも、しれませんね。

　今回の騒ぎは、立場変われば人の価値観も見方も全然違うんだよという良い戒めになりました。