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ヨーロッパクリスマス市2013年12月06日 20:25

日本から飛行機で約11時間半。ドイツのフランクフルトに来ています。
去年初めてドイツ、チェコ、オーストラリアのクリスマス市を巡る旅を経験して、
とても楽しい旅になりました。そこで今年はフランクフルトからフランスのアルザス地方を経由して、最後はパリにたどり着くルートで、ガイドに頼らない自由な旅をUshiさんとふたりでしてみることにしました。

今、フランクフルトは夜の8時すぎですが、明日からの観光のためには体力温存、今日は早々寝ることにしました。

明日から、何とか写真も加えて各地のクリスマス市の様子、お伝えして行くつもりです。

今日のところはおやすみなさい。

クリスマス市 フランクフルト2013年12月07日 03:03

【お知らせ】12/7(土)、8(日)は都合により臨時休業させていただきます。

旅行中ブログに写真もアップしようと思って、PC持参できたのですが、滞在中のホテルのフリーWiFiからではブログのサイトに拒絶されてしまって、入れません。結局スマホからの更新で、写真無しになってしまいました。
フランクフルト2日目。昨日はUshiさんの調子が悪くて出かけられなかったクリスマス市に、朝から出かけました。
旧市街のレーマー広場などで行われているクリスマス市は、観光協会のホームページによると、1393年に始まった世界最古のクリスマス市で、毎年2000を超える屋台が出て、世界中から300万人の人出があるそうです。そう聞いてものすごく広い会場を想像したのですが、意外にも広場はそれほど広くはなくて、全体てきにこじんまりした感じでした。昨年行ったドレスデンのクリスマス市もも世界最古と歌っていて、もっと規模が大きかった様に思います。
クリスマス市には、クリスマスの飾り付けに必要なきれいで可愛い小物を売る店と、グリューバインという温めた赤ワインと焼きソーセージを売る屋台が軒を連ねます。
あぷりこっとつりーで販売するのに適した小物をあれこれ見てあるきましたが、ユーロ高の影響で、日本で販売するには高価すぎて、いくつもの小物を諦めました。
旧東ドイツ圏のドレスデンでは、伝統的な手作りの木製品を沢山みかけたのですが、ここフランクフルトでは都会的な雰囲気の飾りも多くて、木製品は少なめです。おまけに昨年100円だったユーロが、今年は140円。大変ないたでで、こんなことなら去年もっと買い込んでおけばよかったなぁ

明日はリューデスハイム、ハイデルベルクを経由してストラスブールに向かいます。

クリスマス市 リューデスハイムとハイデルベルク2013年12月08日 08:00

 フランクフルト駅

 今朝のフランクフルトの天気は曇り空で、時々小雨が降っていました。 この時期ドイツの昼間はとても短いようで、夜明けが8時過ぎで日没は16時頃です。

 今日はフランクフルトを発って、フランスアルザス地方のストラスブールを目指してバスの旅になります。途中、ライン川沿いのワイン作りが盛んなリューデスハイムと、ドイツ最古の大学があるハイデルベルクに立ち寄って、クリスマス市を見て行きます。

 このバス旅行は、ヨーロッパで日本人向けのツアーを行っている日本人経営の旅行会社のツアーなのですが、今日は客の集まりが悪くて、たったの5名でした。

 フランクフルトからだいたい1時間。最初に立ち寄ったリューデスハイムはライン河岸の南斜面に広がる人口8000人の小さな街で、古い石畳と時代物の建物が目立つすてきな街でした。20周年を迎えたクリスマス市もこじんまりでのんびり感がありました。歴史が新しい為か、よそでは見られないセンスの良い小物の屋台が多くて、ついついいろいろ買い込んでしまいました。

 Ushiさんはここで前から欲しがっていたクリスマスタワーの小さめのものをゲットしました。


 

あちことでソーセージが焼かれておいしそうなにおい。




クリスマス市20周年目の記念カップ

リューデスハイムを後にしてバスでまた1時間ほど走って、今度は人口が30万人近い大きな街のハイデルベルグにつきました。大きな街なので、観光客もとても多くて、クリスマ ス市は大盛況でした。  トイレを借りに入った土産物屋さんに、エルツ地方特産の木製おもちゃがたくさんあったので、ちょっと高かったのですがいくつか仕入れて見ました。

ハイデルベルクのクリスマス市の大ききなクリスマスピラミッド。


 丘の上には中世の古城が見えています。

 明日は、ストラスブールとコルマールを見て歩く予定です。

クリスマス市 コルマールとストラスブール2013年12月09日 02:34

(コルマールの街並み)

ドイツ、フランスのクリスマス市を巡る旅の4日目、今日からフランス国内です。
とは言っても夕べ着いたストラスブールを含むアルザス地方は、ドイツとフランスの国境地帯のため、昔から両国の間で取った取られたの歴史が繰り返されたそうで、今はフランスに属していますが、ドイツ文化に強い影響を受けています。それでフランスでは珍しいクリスマス市をやっているみたいです。
おかげでフランス国内やイタリアから観光客がワンサカ押し寄せていて、賑わいはドイツ以上の様に思います。


今日は朝まずストラスブール駅から列車でコルマール駅を目指しました。パリでPERに乗った経験はあるものの、本格的なフランス国鉄は初めて、うまくキップが買えるか、ちゃんと間違いない列車に乗れるかドキドキでした。幸いキップ売り場のお兄さんは英語が堪能で、普通の往復キップよりだいぶ安いグループ周遊キップを勧めてくれたり、何番線から出る列車か教えてくれたり、親切で助かりました。


だいたい、私は昔第二外国語でドイツ語を、Ushiさんはフランス語を習ったはずなのに、二人とも英語以外は全然だめで、情けない状態です。真面目にやっとけば良かったぁ。後悔先に立たずですね。

せ ストラスブールから列車で南へ30分。コルマールは第二次大戦の戦火から奇跡的に逃れて、中世の街並みが残ったことでたくさんのの観光客が訪れる街です。宮崎駿監督のハウルの動く城の舞台になって、最近日本人にも人気なんだそうです。じつは私もネットでアルザスの下調べをしていて初めて知って、写真で見た美しい風景に惹かれてどうしても訪ねてみたくなりました。

コルマール駅から立派なお屋敷の並ぶ広い道路沿いに歩くこと15分、ちょっと脇道に入るとタイムスリップしたような古くて可愛い街並みがはじまりました。まるでテーマパークの中に紛れ込んだような不思議な風景がどこまでも続きます。

    (1537年建築のブフィスタの家)


   (コルマールにクリスマス市)


    (プチ・ベニス)







そんな街並みの中で、ドイツと比べたらこじんまりとしたクリスマス市が開かれていて、でも街並みととても良くマッチしていました。残念ながら売っていたものはどこかで見たものばかりで、目ぼしい小物は見つかりませんでした。その代わり、1537年建設のブフィスタの家の近くの雑貨屋さんに飾られていたクリスマスの飾り物に魅せられて、二人で悩んだ末、高くて売り物は無理でも店に置いてみることにしまいました。

昼過ぎまでコルマール散策をしてから再び列車でストラスブールに戻って、今度はストラスブールの街散策とクリスマス市を覗いて回りました。
  今日は日曜だった為か、ストラスブールにクリスマス市はどこに行ってみてもスンゴイ人並み。でもドイツのクリスマス市と違って、クリスマス用品を売っている店は少しで、ホットワインを売る店がたくさん見受けられました。おもしろいことに、ドイツではやたらにあったソーセージ屋さんが陰を潜めて、代わりにパウンドケーキの様なお菓子や、クッキーの店が目立ちました。フランス人は屋台の買い食いで夕食を済ます人が少ないのですかね?

(ストラスブールのノートルダム大聖堂)


(ストラスブールのクリスマス市)


(クマデコレーションの家)

  なんとなく、伝統のクリスマスのお祝いを厳格に迎えようとするドイツ人と、自由に楽しむフランス人みたいな構図が想像できて、民族性の違いが興味深いところでした。
 余談ですが、Ushiさん曰く、「フランスのホテルの室内には冷蔵庫が無い!ドイツではあるのに。」だそうです。言われてみれば確かに。どなたか理由ご存じでしょうか?

クリスマス市 メッス、ランス2013年12月10日 14:56

   (メッスのチョコレート屋さんのウインドウで見かけたクマチョコ)

 クリスマス市を巡る旅の5日目。
 今日はストラスブールからパリに向かうバスに乗り込んで、途中のメッスという街とランスという街に立ち寄って、それぞれのクリスマス市を覗いてきました。

 ストラスブールから高速で西へ約2時間、メッスはフランスの北東ロレーヌ地方の都市で、モーゼル川の河畔に広がる小さな街でした。小さな街ですが、ストラスブールのノートルダム大聖堂に負けないくらい大きな大聖堂があって、街のシンボルになっています。


(川沿いのメッス街並み)

 クリスマス市はこじんまりとして広場に屋台が40軒くらい並んでいて、ここでは商品の主役がクリスマスの飾り物では無くて、ホットワインであったりお菓子であったりハムであったり、食べ物屋さんでした。

 クリスマス市で初めてみましたが、エスカルゴの屋台と、生ガキの屋台まであって、フランス国内進む内に、ドイツ文化、の影響が薄れてグルメなフランス文化の影響が強くなった様子です。
 生ガキはちょっと怖かったので、エスカルゴを食べてみました。人生たしか2度目のエスカルゴ。ツブ貝をイメージしたのですが、もっと柔らかくて癖も、残念ながらうま味もほとんど無くて、バターとニンニクの味が威張っていました。冷凍品だったからでしょうか?


  (エスカルゴの屋台)

(生カキの屋台)
 昼飯代わりに屋台で買った茹でジャガにチーズソースを絡めた料理をパクついていたら、メッス市の観光局のお姉さんからインタビューされてしまって、「メッスはいいところだぁ。夏にまたゆっくり来たいよ。」なんて、優等生的な感想をしゃべってしまいました。Ushiさんからすかさず、「あなたはいつもウソ八百!」とつっこまれました。誠実に生きているのに、ヒドイ。。。

 メッスからまたバスで高速を西へ2時間。途中ひたすら大平原の農地を車窓に広がりました。北海道の千歳あたりの景色と似ていますが、規模が違う。どこまでも平原で、人家がほとんど無いのです。お百姓さんは、いったいどこから来てどこに帰るんだろう?

 ランスはかつてローマ時代から交通の要所として栄えた都市で、現在はシャンパーニュの中心都市として有名だそうです。
 歴史的には、フランス国王が必ずランスの大聖堂で戴冠式を行わなければ正統と認められなかったので、みんなランスに一度はやってきてセレモニーが開かれたとのことです。それでなのかどうか不明ですが、ランスの街は大通りといえるような広い通りが目立って、ここを王様を乗せた盛大な馬車行列が行ったのかなぁなどと感慨にふけりました。

(ノートルダム大聖堂)

(シャガールのステンドグラス)

 ランスのクリスマス市は駅前から始まる歩行者天国の大通りの真ん中にずっと屋台が連なって、今まで訪れたクリスマス市のなかで一番洗練されて美しい景観を作っていたように思います。商品はこれといって変わったものは無かったのですが、グラス一杯5ユーロでシャンパンを飲ませてくれるブースが物珍しかったので、お酒の飲めない私ですが、一口だけ味見して見ました。きりっとしてブドウの香りが高くて、おいしかったです。

(ランスのクリスマス市)
 日が暮れる頃、ランスの街を後にして、またバスでパリを目指して高速をひた走りました。
 今晩は最後の宿泊地パリです。