http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

quince 花梨2013年11月01日 23:10

 毎週金曜日、近所に住むカナダ人のイアンさんにお願いして、1時間ほど英語の雑談に付き合って貰っています。

 いつもだいたい"What’s new?"で始めて、自分自身や家族や職場て起きた記憶に新しい出来事などをネタに、脱線しつつとりとめのない話をしています。

 今日は午前中にイアンさんから"quince fruit"というタイトルのメールが入って、自分が勤める学校にquinceの木があって、実がいくつかとれたので、今日はquinceの食べ方についてはなそう、とお題の提案と参考のURLが送られてきました。(イアンさんはある私立の中高一貫校で英語のクラスを受け持っているんです。)

 http://inpraiseofsardines.typepad.com/blogs/2005/10/the_fruit_that_.html

 教えられたページを開いてみると、紫色のおいしそうなフルーツデザートの写真。でもいったいquinceってなに?

 さっそくgoogle翻訳で見てみると、あぁ花梨(カリン)のこと。
 花梨って、あののど薬やのど飴になる、梨に似た実の果物?でも食べれるって話聞いたことがないですねぇ。

 教えてもらったページによると、何は生では固くて非常に渋いのだそうですが(私は触ってみた経験ありません)、半分に切って、皮をむいて、120℃のオーブンで5-7時間焼くのだそうです。すると渋みの成分が酸化されて、ブルベリーなどに含まれているアントシアニンになって、柔らかくてきれいな紫色の果物に変身するのだそうです。
 
 しかし食べられるようになるまで、こんなに手間のかかる果物があるんですね。

 しかし、新しいことにチャレンジするのが大好きなイアンさん、今日はやってくるなり、「花梨の料理法、奥さんに話した? 反応どうだった?」と興奮気味にまくしたてました。
 イアンさんは焼かないで、花梨を小さく切って、少量の砂糖水の中で1時間半ほど煮込んでみたそうです。すると、皮のところはちょっと実がいけど、ずごく良い香りとリンゴくらいの歯ごたえのとてもとてもおいしい煮花梨が出来上がったそうで、うれしくて興奮していたようです。

 今日は結局40分以上イアンさんが語る花梨話を笑いながら聞きました。

 来週、収穫した花梨を1個持ってきてくれるそうです。
 ”料理”の様子や味など、機会見てレポートさせていただきますね。

 どんな香りとどんな味に出会うのか、既に来週が待ち遠しくてわくわくしています。

まさかのDFGお休み2013年11月02日 23:31

 あぷりこっとつりーは裏原宿のそのまた裏通りに面していて、店から千駄ヶ谷方面に70mくらい行くと、若手のイラストレーターさんや雑貨作家さんが集う、デザイン・フェスタ・ギャラリー(DFG www.designfestagallery.com/)さんがあります。

 手ごろな値段で借りられるスペースを何部屋も備えたレンタルギャラリーなので、腕試しの駆け出し作家さん、大学サークルの仲間、そこそこ名前が通りだした新進イラストレーターさんなどが作品の展示、販売をしています。

 いろいろな若手作家の斬新な芸術に触れようと、毎週末は結構な数の若者や外国人観光客がやってきます。 その中にうちの店に気づいて興味を持って立ち寄って下さる感度の高いお客様がいるので、DFGさまさまと言ったところです。

 ところが、いつもなら10時頃にはスタッフや、展示準備の出展者でにぎわっているはずのDFGの建物が、今日はやけに静かです。
 しかもDFGの入り口に何やら張り紙が。

 「なになに、11/2,3は休館します だぁってぇぇ!」
 エライコッチャ。紅葉がきれいになった3連休だし、天気がぱっとしないし、日本シリーズだし、オールブラックス来てるし、とどめがDFGのお休みかぁ。。。
 ノーゲストの悪夢再びに、開店前からメマイがくらくら。

 気力を振り絞って11時少し前から開店してみましたが、予想通りに店の前を通る人影はほとんど無し。
 1時間、また1時間と静かな時間が過ぎていきました。
 あらら、雨まで降り出しちゃいました。

 仕方ない、今日は粘土細工に精をだすかなと思った頃に、Ushiさんの知り合いがぽんぽんと訪ねて来てくれました。
 みなさん、割合遠いお住まいからわざわざ遊びに来て下さったり、プレゼント用の絵本を探しに来て下さったり、とてもありがたいことでした。Ushiさん、うちではちょっとコワいのに、なかなか人気じゃない。

 寂しかったお店の雰囲気が一気に明るくなって、看板犬たちもそれ出番と一生懸命愛想をふりまきました。

 終わってみればDFGが休みで雨の土曜日にしては、まずまずのお客様の数でしたが、DFGに来てたまたまのご来店から、うちの店を目指してご来店でついでにDFGになってくれる日は、、、いつかなぁー?

絵本紹介(44)さむがりやのサンタ2013年11月03日 23:25

題名  : さむがりやのサンタ
文    : レイモンド・ブリックス
絵    : レイモンド・ブリックス
訳    : すがはら ひろくに
出版社 : 岩波書店

 季節柄、そろそろクリスマスに因んだ絵本のご紹介を増やしていこうと思います。

 クリスマス特集1回目は、スノーマンで有名なレイモンド・ブリックスの作品で、邦題「さむがりやのサンタ」(原題 Father Chrismas)という絵本です。

 楽しかった夏のバカンスの夢を見ていたサンタクロースは、クリスマス・イヴの朝、目覚まし時計にたたき起こされてご機嫌ななめ。「やれやれ、またクリスマスか!」と忌々しげにベッドから起き上がります。


 窓の外で降り出した雪を恨めし気にながめて、「ふゆはいやだよ まったく!」とか「はやくなつにならんかねえ。」とかぶつぶつ独り言の文句を言いながら、ネコや犬やトナカイに餌をあげて、自分も朝食を済ませました。


それからようやく納屋からそりを持ち出して、プレゼントをいっぱいに積み込んで、トナカイをつないで、おなじみの赤い服に赤い帽子に着替えます。


留守中家の中が冷えないようにストーブに石炭を足して、ネコと犬に行ってきますの挨拶をして、いよいよ橇でクリスマス・イヴの空に飛び立ちました。
でもサンタクロースを待っていたのはひどい吹雪と雨と雷と、そして霧。


 ひどい天候に負けずに夜の街にたどり着くと、さっそく家々にプレゼントを配って歩くのですが、「えんとつなんかなけりゃいいのに!」とか、子供が用意しておいてくれたお菓子とジュースに、「ふん なんだジュースか。」と相変わらず毒舌ばかり。


 口は悪いけど、一生懸命プレゼントを配って歩くサンタクロース。
 とうとう夜が明け始めて牛乳配達のオジサンとすれ違います。
さあ、あと一軒。女王様の一家にプレゼントを届けたらやっとお終いです。


朝日と一緒に居眠りしながらトナカイに連れられて家に戻るサンタクロース。


 サンタさんだって、疲れますよね。
 毒舌といい、疲れてへばっちゃうところといい、聖人サンタをとても人間臭く描いている視点が愉快ですし、絵も柔らかでユーモラスで、とーっても好きな絵本です。

 原題の"Father Christmas"よりも、邦題の「さむがりやのサンタ」の方がぴったりのような気がしますねぇ。

散歩とアートの秋ですね。2013年11月04日 23:20

 昨日の文化の日。原宿周辺は爽やかな秋晴れの天気で、ぶらぶらと探検しながら歩くのにはちょうど良い気候でした。
 そのためか、裏原宿は朝からそぞろ歩きを楽しむ人の数がいつもより多いように感じました。

 あぷりこっとつりーが面する裏原宿のさらにマニアックな裏道にも、昨日も一昨日に引き続きDFGはお休みだったのに、それなりの人通りがありました。

 人通りが多いと自然、うちの店の看板を見かけてちょっと入ってみようかというお客様も多くて、たぶん開店以来一番たくさんのお客様においでいただいたのではなかったかと思います。ご来店いただいたみなさん、少しはお楽しみいただけましたか?

 ちょうど今、店の窓から色づきはじめた柿の実がよく見えて、原宿の喧噪からちょっと離れて秋らしい雰囲気を味わえるんですよ。
 もうすこし赤くなったら収穫して、干し柿つくってみようとたくらんでいます。
 うかつにも店の柿木の写真撮り忘れてしまったので、冒頭には住まいの鉢植え柿木の写真アップしました。こちらはとっくに熟れ過ぎてしまって、誰も食べてくれないので、ぐちゃぐちゃに熟した実をスプーンですくって食べました。結構いけましたけどね。

 そして秋といえばアート。アートと言ってよいのか、店のポストを楽しくしたくて、樹脂粘土で作ったネコをアクビさせてみました。(この粘土結構固いので、両手がクタクタでツリまくりましたが。。。)
ポストの上で三毛猫大あくび


 作製の途中まではネコらしかったのに、顔のパーツをくっつけたらなんかイヌ顔。どうしてなんだろうと思ていたら、さっき気づきました。

 ネコの鼻は黒くない!

新宿バイパス2013年11月05日 22:40

 店を始めてから新宿高島屋に入っている東急ハンズとユザワヤに行く機会が増えました。

 で、よくバスに乗って新宿ー原宿間、明治通りを移動するのですが、代々木駅近くの千駄ヶ谷5丁目付近で、道路に面した大きな工事現場がとても目立ちます。

 この工事、新宿御苑新宿門近くの甲州街道と千駄ヶ谷5丁目付近の明治通りを結ぶ道路で、新宿バイパスの未完成部分の工事だそうで。

 いつも車の混雑が起きる明治通りと甲州街道の交差点を避けて、服部学園のあたりから日清食品東京本社のあたりまで、すーっと移動しちゃえるようにしようという目的の道路の様です。

 でもこの道路、調べてみて驚いたのですが、計画ができたのは今から70年前。
 えっー、70年前と言ったら昭和18年。太平洋戦争中にあるお役人が地図の上にピーッと鉛筆で描いた線を、まだ後生大事に守って工事続けてたんかい!
 しかも明治通りの混雑って、昔に比べてずっとましになったように思うんですけど。。。バスも時刻表通りに来てますよ。これから人口は減るし、若者の車離れが進んでいると言っているのに、本当にまだバイパスって必要なんでしょうかね?
 
 えっ? 渋滞緩和は昔の話? 今は防災がトレンド?
 恐れ入りましたお役人様の変わり身の早さ。

 実は私、このバイパスと甲州街道、明治通りに囲まれることになる三角地帯にある新宿高校の出身です。
 昔は校庭と新宿御苑の間は壁一枚だったので、よく教室からボケーッと御苑の緑眺めていられたし、粋な教師は天気の良い日は自習時間にしてくれて、クラスメートと御苑の芝生で青空見物ができました。
 それがお役人の意地のバイパスで御苑と分断されてしまって。。。

 ああ、なんとかわいそうな後輩たち。