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ずっとありがとう。2015年04月06日 23:40

 少し思うところあってお世話になっている勤め先にわがままを言って、今月自由になる時間をたくさん取らせて貰っています。
 
 計画では時間が自由に使える分、まず気になっていたアレを片付けて、それからアッチにも挑戦しよう!とバリバリ時間を有効に使う自分がいたのですが。。。
 いざ4月がスタートしてみると、今までと全然変わらず、気になっているアレも、挑戦するはずのアッチも、全然手が付きません。現実の自分は気持ちの切り替えが下手で、一つこなすとぐったりしてしまうの忘れていました。

 もう一つの誤算は夕食当番。
 初めのうちはいろいろ食べたいものを自分の手で作り出せて楽しかったのですが、だんだんネタが尽きてきて、朝から(正確には前の晩ねる時から)次の夕食何にしよう?とプレッシャーがかかってしまいます。
 午前中からレシピ本を覗いたり、ネット検索したり気もそぞろで、夕方4時半過ぎるともう夕食のことしか考えられなくなって、仕方なく下ごしらえを開始しています。
 作れば作ったで食べた家族の反応が気になって、いつまでも食卓に座って家族の表情観察せずにはいられず、余分な時間が過ぎていきます。

 4月に入ってから作った夕食の献立主なものは、肉じゃが、サバ味噌煮、オムレツ、鶏肉ソテー、筑前煮、エビチリ。。。ほか忘れました。結構王道を歩いてしまったので、だんだん作れそうなものが見つかりづらくなってきました。
 
 Ushiさんの仕事が休みで夕食を作って貰える日は、「あー今日は考えなくてもご飯が出て来るー」と、とっても幸せな気持ちです。

 しかし、若いころはずーっとこんなにも大変なことをUshiさんにやって貰っていながらその大変さに気づかず、感謝の気持ちが足りなかったと深く反省しています。夕食だけでもノイローゼになりそうなのに、他の家事や、何より育児もあったわけで。それでも時間を作って勤めを見つけていた彼女はサイボーグかと尊敬してしまいます。

 世の中のお父さんたちも試しに1か月夕食作りやってみたらわかると思いますが、会社の成長戦略とか考えているより、目の前の人のほっぺたを毎日落っことす方がよっぽど難しいです。
 それなのに、せっかくの夕食を飲んできちゃって食べなかったり、手抜きだとかまずいとか言ってたら、ダメよ。ほんとバチ当たりますよ。

 今更ながらに感謝しているダメおやじです。

絵本紹介(185) あたまにつまった石ころが2015年04月08日 10:43

題名    : あたまにつまった石ころが
文     : キャロル オーティス ハースト
絵     : ジェイムス スティーブンソン
訳     : 千葉茂樹
発行所  : 光村教育図書

 不思議な題名に惹かれて手に取ってみた絵本です。内容は、頭の中が石でいっぱいなのかと思ってしまうほど鉱物が大好きなお父さんの半生のお話しでした。石好の人に限らず、いつの時代もぶれない人の生き方って幸せそうです。


 子供の頃多くの人が、切手、コイン、ビンの蓋、いろいろな物を集めた経験を持っていますよね。
 作者のお父さんは子供の頃、暇を見つけると石垣の近くや採石場で石を集めてきて、「あいつは、ポケットにもあたまのなかにも石ころがつまってるのさ」とまわりの人から言われていました。


 大人になったらなにになりたいんだい?と聞かれたら、「なにか、いしとかんけいのあることだったらいいなぁ」と応えていましたが、石ころじゃぁなかなかお金になりません。

   そこでお父さんはガソリンスタンドを始めましたが、お店の中にはきれいに棚を作って自慢の石を、種類やとれた場所を書いた手書きのラベルと一緒に並べました。


 自動車の大衆化の波に乗って、一時は繁盛していたお父さんのガソリンスタンドは、やがて大恐慌の時代には誰も自動車に乗れなくなって、お客さんが来なくなりました。
 でもそんな時代でもお父さんは子供たちをつれて珍しい石をさがしに出かけました。

 いよいよガソリンを入れに来るお客さんがいなくなって、ガソリンスタンドを閉めたお父さんは、街で日雇いの仕事でも引き受けて働きました。仕事が無い日は科学博物館に通って、石を飾ったガラスケースの前で一日中過ごしました。

 ある日いつものように石を見ていたお父さんがふと気が付くと、目の前に女の人が立っていました。

 女の人が「なにか、おさがしものでも?」と尋ねたので、
 お父さんは「自分のもっているのより、いい石をさがしているんです」と応えます。
 すると女の人は「どのくらい見つかりました?」
   「10個です」
 博物館には世界中の何百個という石が飾られているのに、「たったの10個なの」 女の人はとてもおどろきました。

 その女の人との出会いは、お父さんの運命を変えました。

 女の人はその博物館の館長でした。
 館長は大学を出ていないお父さんを、最初は博物館の夜の管理人に雇って、理事会を粘り強く説得してやがてお父さんを鉱物学部長として迎えました。
 お父さんも館長の期待
に応えて、中年を過ぎて働きながら大学に通って鉱物以外のことも学びました。
 そして館長が引退すると、その後をついで博物館の館長になったのです。

 作者は父ほど幸福な人生を送った人をわたしはほかに知りませんと語っています。
好きこそものの上手なれと言いますが。好きなことを持っていれば、多少に苦労や貧乏は小さな問題なのでしょうね。誰でも子供の頃にたわいのない夢や憧れを持っていたはずなのに、成長するにつれていろいろな言い訳を作ってあきらめてしまうことが多いですよね。
 せめて子供の夢をあきらめさせるばかりの大人には、ならないでおきたいものです。

イタリアに来ています。2015年04月10日 03:25

昨日からUshiさんとイタリアに来ています。
最初の訪問地はベネツィア。羽田からドイツのフランクフルトまで飛んで、乗り継ぎ5時間待ちで深夜にやっとたどりつきました。

今日は朝から街中を歩き回って、店に置けるかわいらしい小物がないか探してきました。
ベネツィアはご存知の通り水の都と呼ばれて、街が水面すれすれに立ち上がっています。街に車は一切入れません。真ん中を通る大運河と、街に細かく入り込んだ細い運河。陸の道はどこも両側を5階建てくらいの建物に挟まれた路地です。ちょっと歩けば運河に突き当り、橋まで回り道しないと向こうに渡れません。なので橋に通じる路地は、人がすれ違うのも大変なくらい細くても、結構な人通りです。
今のシーズン、学期始まりが9月の国では春休みだそうで、沢山の観光客が溢れていました。

ベネツィアと言うと仮面舞踏会とムラノグラス(ベネツィアグラス)が有名で、土産物屋には仮面とガラス製品が沢山並んでいました。その中から、おっ素敵だなと直感的に感じた品物を幾つか調達しましたので、近いうちにあぷりこっとつりーにお目見えしま〜す。
面白かったのは、工房併設の2軒の個性的なショップで買い物をしたら、どちらでも「どっから来たの?」と聞かれて、「日本」と答えたら、「何年か前にうちの店に北野たけしが来たんだよ。」と嬉しそうに教えてくれました。タケチャンマン、ベネツィア映画祭の時に見て回ったのかしら。

明日は昼ごろフィレンツェに列車移動です。

ベネツィアからフィレンツェへ2015年04月11日 06:56

(ベネツィア、サンマルコ広場裏の運河に架かるため息橋。その昔、囚人はこの橋を渡って監獄に送られたのでこの名前がついたそうです。この橋の下でキスをしたカップルは幸せになれると言い伝えがあるよとUshiさんに言ってみましたが、完全無視でした。)

イタリア旅行3日目、今日もよく晴れてくれました。

今日は朝一で昨日行列で断念したサンマルコ広場の高さ96mの鐘楼に登って、ベネツィアの街全体を眺めてみました。

地中海の内海のアドリア海、その一番奧の港街がベネツィアなので、海は鏡の様に穏やかに輝いてきます。

ずっと続く赤瓦と空の青さのコントラストが印象的でした。
鐘楼を降りたら、今度はサンマルコ大聖堂の中を見学しました。荘厳で重厚な雰囲気に、危なく何もかも白状して懺悔するところでした。あぶね〜あぶね〜。


心を清めた後は、ベネツィア辺りが発祥と言われている本場のティラミスでちょっとお茶タイム。すっごく甘いだろうなと想像していましたが、甘さ抑えていて2人で1個で美味しくいただけました。日本で食べるティラミスの方が濃厚な感じです。
因みにティラミスのお値段€9、¥1200くらい。観光地にしても、ちと高かったです。

歩き回ったベネツィアに午前中で別れを告げて、ベネツィア発ローマ行きの高速列車でフィレンツェに移動です。

途中のボローニャまではのどかな田園風景が広がり、緑の芽吹きが柔らかで、所々に桜の花もみつけました。広い畑とポプラが並ぶ景色は、北海道の春とよく似ていました。

なにかの果樹の白い花が沢山ついていました。何の花だろう?
ボローニャを過ぎると一転山が多くなって、トンネルだらけのルートに変わりました。ベネツィアから2時間強で予定通りフィレンツェ到着。

私2度目、Ushiさん始めてのフィレンツェ。駅近くのホテルにチェックインしたら、すぐに街全体が見晴らせる高台にあるミケランジェロ広場を目指して出発。途中アルノ川に架かるベッキオ橋を渡る際は、竹下通りも真っ青の混雑にUshiさんぐったり。
ベッキオ橋(ポンテベッキオ)。橋の上を宮殿からの回廊がとおっています。両側には金細工のお店がびっしりと並んでいますが、高すぎて関係ありません。
ポンテベッキオの上の喧騒。凄い数の観光客が通ります。

それでも急な上り坂をなんとかクリアして素晴らしい見晴らしに出会ったら、すっかり元気を取り戻しました。


ホテルへの帰り道、サンタマリアノッベラのカフェで本場のパスタを試してみました。トマトのペンネも魚貝のスパゲティも、オリーブオイルたっぷりで美味かったぁ。でも日本のパスタも良い勝負です。


明日はまた朝からフィレンツェの街中探検です。

フィレンツェ2日2015年04月12日 06:25

フィレンツェ2日目。今日もよく晴れてくれました。
既に夏時間のイタリア、朝のうちは空気がひんやりして、シャツの上から上着が必要です。

今日はまずフィレンツェを支配した大富豪メジチ家の礼拝堂の見学から。床も壁も白、赤、緑、青と綺麗な大理石の組み合わせですっごく美しい建物です。今まで大聖堂を幾つか見学して来ましたが、こんな美しい礼拝堂見たことありません。メジチ家の栄華がしのばれました。


続いて、フィレンツェと言えばドゥオーモ。巨大なサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ。内部を見学したくて行列に並んだら、そこは恐ろしいことにドゥオーモのドウム型屋根、キューポラの上に登るための行列。だいぶ待ってから気づいたので、そのまま頑張って登ってきました。しかしそれが大後悔に。登りはしんどいは、途中真下にドゥオーモの礼拝堂が見える細い通路を通らなければならないは、見晴らし台は狭くて混雑して、高いところが超苦手な私にとっては恐ろしい拷問になりました。眺めは超絶良かったのですが。。。二度と、再び、間違っても、絶対に、登らない!


キューポラ地獄から生還した途端に空腹を思い出したので、市民の台所中央市場へ。2階はフードコートになっていて、ピザ、パスタ、イタリア式サンドイッチのパニーニ、チーズ、シーフード、肉料理と、いろいろ選べます。12時前だったのでほとんどの店が準備中。かろうじてやっていたモツァレラチーズ専門店で、チーズとトマト、オリーブをパンに乗っけた簡単なプレート€4を試してみました。この店のモッツァレラは日本で出回っているものより、食感がややハード。でもトマトと生オリーブとオリーブオイルととてもマッチして美味しかったぁ。
12時に他のお店が空いたので、魚屋さんで地中海魚のスープ€12というのを頼んでみました。5分くらい待って出てきたのは、エビ、シャコ、イカ、アサリ、ムール貝、白身魚2種が、トマトと煮込まれた豪勢なブイヤベース的スープでした。お味は魚介の出汁がよく出て、美味でした。


午後になると日差しが強くなって、シャツ一枚でちょうど良い気温になりました。 フィレンツェは洋服と革製品と高級ブランド品ばかりで、あぷりこっとつりーに似合いそうな小物が少ないのですが、午後は頑張って街を歩いて、ちょっとかわいい革製チャームを幾つか仕入れてみました。

そして締めは、イタリア最大と言われるウッフィツィ 美術館へ。有名なビーナス誕生他、ルネサンスのフレスコ画や彫刻をたーっぷり堪能してきました。(本当はキリストの誕生や受難の場面を描いた絵ばかりなので、見分けがつかなくて、げんなりしながら広い館内ぐったりしながらなんとか回ったという感じです。)


ところで、ヨーロッパでは公衆トイレはだいだいお金を取られるのですが、カフェや市場のトイレは無料で使えることが多いです。ところが無料のトイレでは便器から便座が外されていることがよくあります。多分汚れることや上げ下げで壊れることを嫌ってだと思います。変なはなしですが、便座が無いつまり座るとお尻が便器にはまってしまうような場所で地元の女性はどうしているのか?現地に詳しい人に聞いたところ、やり方は二通り。空気椅子のように便器寸止めで用をたす人、便器の縁に片足だけ乗せて用をたす人。日本ではあり得ないですが、ヨーロッパではフランス、ベルギー、ドイツ、チェコ、そしてイタリアで経験していますので、ヨーロッパ旅行で遭遇しても慌てないでくださいね。