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福福荘の福ちゃん見てきました。2014年11月25日 22:48

 昨日のことですが、封切からだいぶ遅れて「福福荘の福ちゃん」を見にいってきました。

 女性お笑いトリオ森三中の大島美幸が、おっさん姿で主役を演じて、ファンタジア映画祭の最優秀女優賞を獲得したことで公開前にずいぶん話題になった映画です。

 丸刈りになった女性がおっさん役をということで、何か奇をてらった映画なのかなという警戒感がありましたが、まぁあまり期待しないで見てみようと新宿ピカデリーに出かけました。

 結果は予想を裏切って、いい映画でした。久々にもう一度見たい思える映画かも。
 
 ストーリーとしては、こんな感じです
 大島演じる塗装職人福田は、人情に厚くて面倒見が良いけれど、自分の幸せにはとても臆病な太目で冴えないマスクの中年男。でもある時から、福田が幸せを恐れるきっかけになった過去のつらい思い出がゆっくりとほぐされて、トラウマから立ち直り始めた福田に、幸せが舞い降りて来るみたいな話です。
 そのため見ている方としては、人に優しく正直に生きているのに恵まれない塗装工のおっさんに、だんだん感情移入していって、応援したくなります。福田が屈託ない笑顔を見せてくれた時は、良かったぁ~とほっとさせられたり、ときに涙腺が緩みを止められなかったり。
 見終わって、人っていいなぁと、ほんわかと感じた映画でした。

 細部に注意を向けると、ん?なところもいっぱいある映画ですが、そんな細部なんかあんまり気にしないで、大島演じる主役の体全体が醸し出す表情を大切にした(と、思われる)作品です。きっと本物のおっさん俳優では、大島ほどの喜怒哀楽が、観客に伝わりにくかったかもしれないので、キャスト大成功だったのではないかな。
 
 前夜に急に思い立って、早朝から映画館につきあわせてしまったUshiさん。見終わった後、なにも感想は言いませんでしたが、妙に機嫌が良かったから、きっと気に入ってくれたのでしょう。良かったぁ。

 もしなんか映画でもみてみようかなぁ~とお考えなら、ちょっとお勧めの映画ですよ。

リサ・ラーソン展に、行ってきました。2014年09月12日 23:27

 勤めが非番だった今日は、午前中に趣味で通っているW大のオープンキャンパスを聴講してから、銀座松屋で開かれているリサ・ラーソンの展示会に行ってきました。

 リサ・ラーソンはスウェーデンを代表する陶芸作家で、80歳を超えた今でも精力的に作品を生み出しています。

 (とか偉そうに言って、実は雑誌の請負で、私自身がリサ・ラーソンを知ったのは、昨年発売された絵本「Night Cat ナイト キャット」を取り扱ってからです。)

 人物にしろ動物にしろ、独特の丸っこくてユーモラスな姿に、可愛らしいフェイス。そして陶器だから出せる暖かい色合いの作品群は、リサ・ラーソンの名前を知らない方でも、「ああ、あれかぁ」と思われるでしょう。


 会場は平日昼間だというのに、結構な混雑でした。
 9割はちょっと大人な女性たちで、男はいても女性の連れ。私みたいな男一人は全然いなくて、なんとなく警備員さんたちから、不審な目を向けられていたかも。

 残念ながら、珍しく非番の日にちょっとだけ仕事が入ってしまって、展示は駆け足で見て回ったのですが、本当は可愛らしい陶器に囲まれて、静かな時間を過ごしてみたかった。

 展示場を出ると、お約束の関連グッズ売り場。
 展示されていた陶器のレプリカ欲しくてたまらなかったのですが、どれも結構いいお値段で、カタログも高くて、仕方なくポストカードと小さなストラップを買い求めました。


 リサ・ラーソンの作品や暮らしぶりのパネルみていたら、北欧への憧れが、ますます高められてしまいました。行こうUshiさん!!
 9月23日まで開催されているようですので、銀座でお買い物のついでに寄ってみては、いかがでしょうか?

二人会2014年09月09日 22:17

 いやー、笑った笑った。

 5月から7月の間、W大の「落語入門」という公開講座を聴講した影響で、今晩はUshiさんを誘って、春風亭小朝・春風亭昇太の二人会というのに行ってきました。

 小朝も昇太もTVでおなじみの顔の為か、大きなホールがほぼ満員の盛況ぶり。中心は60代、70代の女性客でした。

 実は落語はせいぜいTVで”たまたま”見るくらいで、今回はじめて”わざわざ”生で見るために、足を運びました。

 しかし。。。
 いやー、笑わせていただきました。
 わざわざ行ってよかったぁ。

 演題は、小朝が「男の花道」。落語というより講談みたいなお話で、それ自体に落ちは全然ないのですが、小朝独特の皮肉たっぷりの語りが、枕と締めに用意されていて、会場、沸きに沸きました。
 うまいなー、やっぱり。計算されつくした話術と間合いでした。

 昇太は「茶の湯」。こちらは多分古典落語なのでしょうが、昇太の場合、枕が長い長い。本題よりも枕が長くて、それが面白いのなんの。
 隣の席のUshiさんは、すっかりツボにハマって、枕から茶の湯まで、ずっと笑いっぱなしで、苦しそうに肩をゆすっていました。
 NHKのフィフティボイスの司会やってる姿しか知らなくて、それ程と期待していなかったけど、昇太なかなか。
 あのいい歳して甘えっ子のようなキャラを逆手にとって、言いたい放題。小朝と立川志の輔をこき下ろしまくったのですが、小さなジャブがじわじわと効いてくるように、おかしさのボルテージが高められて、そこに「茶の湯」をぶつけてこられたので、もう笑うしかありませんでした。ギブアップ。。。

 たまにはすべて忘れて大声で笑うっていいですよ。
 なんか落語、ハマりそうです。

温泉?2014年09月02日 23:11

 今日も近くの中学校のプール解放に行ってきました。

 ここのプール、新しいのと水温がちょうどよい(29℃くらい)のが気に入っていてのですが、今日は。。。ぬっ、ぬるい。

 しかも一か所から温水加えているらしく、泳いでいるとだんだん周りの水がお湯に近づいて行く感じ。
 一番暖かいところは、あーあ、いい湯だなみたいな暖かさになっていました。

 水温が高いと早くにバテちゃうので嫌いなんですが、今日から年配の方が多く参加する団体利用が再開したから、しかたないのかなぁ。秋ですねー。

 まあ、もともとダイエット目的で通っているので、バテるくらいに負荷がかかった方が効果的かもしれませんね。
 
【水泳ダイエット 途中経過】目標、30週で10kg減。
  もう15週目、折り返し。
  泳いだ距離累積 31.9km
  体重減の累積   5.0kg (つい甘いものに手が出て、また足踏みです。)

続gacco2014年05月30日 23:30

【お知らせ】 
来週6月1日(日曜日)14時から、あぷりこっとつりーで音楽と詩の朗読のミニライブを行います。参加無料ですので、よかったら遊びにいらして下さい。

第一回 アプリコットBOXライブ
~絵本と詩、音楽と手回しオルゴールが織りなす時間~
日時 6月1日(日) 13:30開場 14:00スタート
場所 絵本と雑貨の店 あぷりこっとつりー
出演 第一部 かうは
        手回しオルゴールと歌、演奏の織りなす時間
    第二部 野本奨
        絵本と詩、アプリコットツリーの中に織りなす言葉


 4月にこのブログで受講はじめたことを報告しましたが、無料インターネット大学講座gacco最初の受講科目、「日本中世の自由と平等」を先日ようやく終えました。
 正規のスケジュールより2週間くらい遅れて、一度もレポートを提出することなく、気の向いたときにアクセスして見てるだけ聴講をすることができました。なにか必要があっての受講ではないので、「へぇー。」とか「そーなんだぁ。」と気楽な気持ちでしたし、東大本郷教授の時々見せる脱線や、学会に対するぼやきなどかしこまらない本音の講義を聴くことができて、かなり面白かった。歴史学者の講義を受けられて、教科書や読み物を鵜呑みにするのが歴史を学ぶことではなかったんだと今更気づかされました。
 逆に受講認定を取ろうと思ったら、きちっと配信スケジュールに合わせて受講して、資料をちゃんと読んでレポートを提出したり、オープンアクセスの議論に参加する必要があるので、それは結構大変かもしれません。

 で、先週から次の受講科目として、慶応大学村井教授の「インターネット」を覗いています。
 インターネットに限らずIT関係は、専門用語の煙にまかれてしまって、なんのことかわかったようなわからないようなで、とりあえず恩恵には預かっている状態です。
 まだ第一週目の講義を見終えたばかりですが、素人でもわかるようにかなり噛み砕いて話を進めてくれていて、「あっ、そういう意味だったんだ。」や「へぇーそうなっていたのか。」の連発で興奮します(これから難しくなっていくのかもしれませんが)。
 一週間分の講義が12分割されてそれぞれが10分近くありそうなので、聴講にはそれなりに時間を作る必要がありますが、いまさら人に聞けないインターネットの仕組みをわかりやすく教えてもらえるので、かなりお勧めです。
 
 前にも書きましたが、自宅でいつでも好きな時に一流の学者の講義を受けられるなんて、スゴイ時代が来てくれたものですね。