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絵本紹介(186) まばたき ― 2015年04月13日 05:28
題名 : まばたき
作 : 稲村 弘
絵 : 酒井 駒子
発行所 : 岩崎書店
今回ご紹介する絵本は、絵本なんですが言葉はほとんどありません。静寂と一瞬の刹那を表現した絵本です。その表現に酒井駒子さんの絵が惜しげもなく使われていて、なんとも贅沢な絵本です。
音もなく花の蜜を吸う蝶。
蝶がまさに飛び立とうとする瞬間と飛び立つ一連の動作に、
緊張から解放への劇的な変化が見えます。
今、正午を指した時計。
針が動いた後永遠にも思える静寂と緊張があって、次の瞬間には鳩が窓から顔を出しました。
ネズミのおもちゃが動く様子をじっと見つめる猫。
ネズミを動かすぜんまいの音だけが聞こえてきそうです。
そしてネズミが猫の前を通り過ぎたと思ったその瞬間、猫はもうネズミを捕まえていました。
表紙に描かれた少女、みつあみちゃん。
静かに、ほんの一瞬まばたきをしたら、つぎの瞬間には。。。
光陰矢の如し。長い年月もまばたきの瞬間の積み重ねだと、改めて感じさせられる絵本でした。
作 : 稲村 弘
絵 : 酒井 駒子
発行所 : 岩崎書店
今回ご紹介する絵本は、絵本なんですが言葉はほとんどありません。静寂と一瞬の刹那を表現した絵本です。その表現に酒井駒子さんの絵が惜しげもなく使われていて、なんとも贅沢な絵本です。
音もなく花の蜜を吸う蝶。
蝶がまさに飛び立とうとする瞬間と飛び立つ一連の動作に、
緊張から解放への劇的な変化が見えます。
今、正午を指した時計。

針が動いた後永遠にも思える静寂と緊張があって、次の瞬間には鳩が窓から顔を出しました。

ネズミのおもちゃが動く様子をじっと見つめる猫。

ネズミを動かすぜんまいの音だけが聞こえてきそうです。
そしてネズミが猫の前を通り過ぎたと思ったその瞬間、猫はもうネズミを捕まえていました。

表紙に描かれた少女、みつあみちゃん。
静かに、ほんの一瞬まばたきをしたら、つぎの瞬間には。。。
光陰矢の如し。長い年月もまばたきの瞬間の積み重ねだと、改めて感じさせられる絵本でした。
イタリア旅行最終地ローマ ― 2015年04月15日 02:45
2日前の日曜日、午前中フィレンツェの朝市を覗いてから、列車でローマに移動にやってきました。
フィレンツェの朝市は3年前に古絵本が買えたので期待していたのですが、今回は残念ながら見あたりませんでした。代わりに店の飾りに使えそうな小物を見つけて、おじさんに値切り交渉してみたのですが、ガンとして負けてくれませんでした。そのくせ、「どこから来たの?」と聞くので「日本」と答えたら、「日本、いいところだ」。イタリア語で、多分「わしの従兄弟は柔道の師範で、空手の師範村上さんとも友達なんだよ」「何年か前、従兄弟と京都に行ったよ」と人懐っこい笑顔で話して、でっかくて分厚い掌で握手されました。そんなに日本贔屓なら、€1くらい負けてほしかったな〜。
\
昼頃にフィレンツェを後にして、Frecciarossaと言う新幹線みたいな特急列車でローマへ。だいたい1時間半で到着です。途中の景色はずーっと牧歌的な風景で、大きな街や工場が見える日本の新幹線とはだいぶ雰囲気が違いました。
ローマに着いて、夏時間なので日はまだ十分に高かったので、早速歴史の教科書で見た巨大な円形闘技場 コロッセオへ。ローマの街は結構広くて、ベネツィアやフィレンツェの様に歩いて回ることが難しいので、地下鉄に乗ってみました。ローマの地下鉄はA線B線の2本だけ。切符は100分券、24時間券、3日券、1週間券しかないので、行き先を気にせず都合の良いキップを買えばよく、券売機は英語表示にできるので、パリのメトロよりわかりやすいです。
でもホームに降りてびっくり。壁は落書きだらけ、照明は薄暗く、狭いホームに人が溢れています。到着した電車も落書きだらけ。乗客も移民系の人が多くて、Ushiさんはあっという間にローマの地下鉄嫌いになってしまいました。
心配しすぎだよと馬鹿にしていたら、やられました。満員電車に乗り込む時に背後に滑り込んできた10歳位の坊主に、まんまと財布スられました。側で坊主の動きが不審と気づいていたUshiさんでしたが、まさか身なりのしっかりした可愛らしい男の子が、スリなんかと油断してしまって、隙をつかれてしまいました。日本円で1万円くらい入っていた札だけ抜き取って、財布を捨ててドアが閉まる直前にホームへと逃げられました。1万円は痛かったけど、カードが無事だったのが不幸中の幸いで、海外で始めて盗難に会って勉強になりました。やはり油断禁物です。
話がスリに逸れましたが、コロシアム、でかいです。甲子園球場よりでかいです。(当たり前か) 日本がまだ集落単位のまとまりだった2000年くらいも前に、こんな巨大な娯楽施設を作ったローマ人とは、いったい何者だったのだろうと圧倒されました。ローマ市民は生産を俗国や奴隷にやらせて、暇を持て余していたから巨大なコロシアムや公衆浴場を作ったわけで、究極の格差社会だったのですね。
コロシアムのすぐ隣にあるローマの行政や宗教の中心地で情報が集中したフォロ・ロマーノの遺跡を見て歩きましたが、ここも広い、でかい。なんでこんなにでかい建物を石で作らなければならなかったのか理解に苦しみますが、やはり重い素材ででかい建物を作るのは、富や権力の誇張だったのでしょうか。
ローマを訪れるなら事前にちゃんとローマ史を勉強したり、わかりやすく解説してくれるガイドをつけた方が良い様で、我々の様にただ物見遊山だと、始めはすげ〜と圧倒されますが、だんだん食傷になって、広い遺跡を歩き回る疲労感が増しました。
ローマ2日目はバチカンへ。ところが午前中のサン・ピエトロ寺院の見学は、30万人が収容できると言う広場の周りぐるり1周でも足りないほどのセキュリティ待ち行列ができていて、圧倒されて出直すことになります。午後、事前予約してあったバチカン美術館を見学してから、夕方に再挑戦。それでも中に入るまで30分くらいかかりましたが、午前中よりはずっとずっとましでした。
サン・ピエトロ寺院の中は、さすがカソリックの総本山。装飾が美しく天井が高くて、天使が降りて来そうでした。
バチカン美術館財力にものを言わせて?ギリシャ・ローマの数々の彫刻やタペストリーがこれでもかと展示されていましたが、やはり教養の無い悲しさ、特に感動もせず、はーとか、ほーとか言いながら歩き回りました。最後の方に近代美術と分類された一画があって、多くの人が素通りして行ったのですが、よく見るとゴッホ、ゴーギャン、シャガール、デキリコ、などなどルーブルなら皆噛り付く様な絵が無造作に展示されていて、この一画だけは面白かったです。んーバチカンお金持ち。
最終日に空港まで送ってくれたローマ在住の方によると、イタリア?では所得税と別に収入の0.8%を寄付することが義務付けられていて、寄付先の8割はキリスト教関係団体出そうで、観光と寄付がバチカンを支えているのでしょうかね。
コロシアムとバチカン以外のローマは、正直な感想としてあまり見所がなく、トレビの泉は工事中だし、スペイン広場は期待外れなのに凄い人出だし、街は汚くて車は怖くて案内表示もなくて、2度目遠慮したいです。食べ物だけは、期待を外さずまあまあ美味かったですが。
現在、ローマから乗り継ぎ地ミュンヘンでこのブログ書いています。あと2時間くらいで羽田に向けて出発です。あっという間の8日間でしたが、ずっと天気に恵まれて無事に旅ができてほっとしました。次の土曜日、日曜日は店をいつも通り開きますので、皆様よろしくお願いいたします。
フィレンツェの朝市は3年前に古絵本が買えたので期待していたのですが、今回は残念ながら見あたりませんでした。代わりに店の飾りに使えそうな小物を見つけて、おじさんに値切り交渉してみたのですが、ガンとして負けてくれませんでした。そのくせ、「どこから来たの?」と聞くので「日本」と答えたら、「日本、いいところだ」。イタリア語で、多分「わしの従兄弟は柔道の師範で、空手の師範村上さんとも友達なんだよ」「何年か前、従兄弟と京都に行ったよ」と人懐っこい笑顔で話して、でっかくて分厚い掌で握手されました。そんなに日本贔屓なら、€1くらい負けてほしかったな〜。

昼頃にフィレンツェを後にして、Frecciarossaと言う新幹線みたいな特急列車でローマへ。だいたい1時間半で到着です。途中の景色はずーっと牧歌的な風景で、大きな街や工場が見える日本の新幹線とはだいぶ雰囲気が違いました。
ローマに着いて、夏時間なので日はまだ十分に高かったので、早速歴史の教科書で見た巨大な円形闘技場 コロッセオへ。ローマの街は結構広くて、ベネツィアやフィレンツェの様に歩いて回ることが難しいので、地下鉄に乗ってみました。ローマの地下鉄はA線B線の2本だけ。切符は100分券、24時間券、3日券、1週間券しかないので、行き先を気にせず都合の良いキップを買えばよく、券売機は英語表示にできるので、パリのメトロよりわかりやすいです。
でもホームに降りてびっくり。壁は落書きだらけ、照明は薄暗く、狭いホームに人が溢れています。到着した電車も落書きだらけ。乗客も移民系の人が多くて、Ushiさんはあっという間にローマの地下鉄嫌いになってしまいました。
心配しすぎだよと馬鹿にしていたら、やられました。満員電車に乗り込む時に背後に滑り込んできた10歳位の坊主に、まんまと財布スられました。側で坊主の動きが不審と気づいていたUshiさんでしたが、まさか身なりのしっかりした可愛らしい男の子が、スリなんかと油断してしまって、隙をつかれてしまいました。日本円で1万円くらい入っていた札だけ抜き取って、財布を捨ててドアが閉まる直前にホームへと逃げられました。1万円は痛かったけど、カードが無事だったのが不幸中の幸いで、海外で始めて盗難に会って勉強になりました。やはり油断禁物です。
話がスリに逸れましたが、コロシアム、でかいです。甲子園球場よりでかいです。(当たり前か) 日本がまだ集落単位のまとまりだった2000年くらいも前に、こんな巨大な娯楽施設を作ったローマ人とは、いったい何者だったのだろうと圧倒されました。ローマ市民は生産を俗国や奴隷にやらせて、暇を持て余していたから巨大なコロシアムや公衆浴場を作ったわけで、究極の格差社会だったのですね。
コロシアムのすぐ隣にあるローマの行政や宗教の中心地で情報が集中したフォロ・ロマーノの遺跡を見て歩きましたが、ここも広い、でかい。なんでこんなにでかい建物を石で作らなければならなかったのか理解に苦しみますが、やはり重い素材ででかい建物を作るのは、富や権力の誇張だったのでしょうか。
ローマを訪れるなら事前にちゃんとローマ史を勉強したり、わかりやすく解説してくれるガイドをつけた方が良い様で、我々の様にただ物見遊山だと、始めはすげ〜と圧倒されますが、だんだん食傷になって、広い遺跡を歩き回る疲労感が増しました。
ローマ2日目はバチカンへ。ところが午前中のサン・ピエトロ寺院の見学は、30万人が収容できると言う広場の周りぐるり1周でも足りないほどのセキュリティ待ち行列ができていて、圧倒されて出直すことになります。午後、事前予約してあったバチカン美術館を見学してから、夕方に再挑戦。それでも中に入るまで30分くらいかかりましたが、午前中よりはずっとずっとましでした。
サン・ピエトロ寺院の中は、さすがカソリックの総本山。装飾が美しく天井が高くて、天使が降りて来そうでした。
バチカン美術館財力にものを言わせて?ギリシャ・ローマの数々の彫刻やタペストリーがこれでもかと展示されていましたが、やはり教養の無い悲しさ、特に感動もせず、はーとか、ほーとか言いながら歩き回りました。最後の方に近代美術と分類された一画があって、多くの人が素通りして行ったのですが、よく見るとゴッホ、ゴーギャン、シャガール、デキリコ、などなどルーブルなら皆噛り付く様な絵が無造作に展示されていて、この一画だけは面白かったです。んーバチカンお金持ち。
最終日に空港まで送ってくれたローマ在住の方によると、イタリア?では所得税と別に収入の0.8%を寄付することが義務付けられていて、寄付先の8割はキリスト教関係団体出そうで、観光と寄付がバチカンを支えているのでしょうかね。
コロシアムとバチカン以外のローマは、正直な感想としてあまり見所がなく、トレビの泉は工事中だし、スペイン広場は期待外れなのに凄い人出だし、街は汚くて車は怖くて案内表示もなくて、2度目遠慮したいです。食べ物だけは、期待を外さずまあまあ美味かったですが。
現在、ローマから乗り継ぎ地ミュンヘンでこのブログ書いています。あと2時間くらいで羽田に向けて出発です。あっという間の8日間でしたが、ずっと天気に恵まれて無事に旅ができてほっとしました。次の土曜日、日曜日は店をいつも通り開きますので、皆様よろしくお願いいたします。
4/18 あぷりこっとつりーこぼれ話 ― 2015年04月18日 23:59
風が強かったけど暖かだった今日の東京地方。開店以来最高の来店者数を更新するお客様でした。
ちょっとしたことで背中のスジを痛めて、ちょっと動くと「イタタ」と声を発してしまう店主1号です。
【Dogs Meet Illustrators】
2回目の今回ご紹介するのは、へんちくりんという不思議なキャラクターで見る人の気持ちを明るくしてくれる、平間みはるさんが作って下さった、看板犬たちの立体肖像です。 いろいろなイラストレーター、画家さんたちに、それぞれの一番得意なタッチでの看板犬たちの絵をお願いしましたが、プラスチック粘土を使った3Dの絵は、うれしい想定外でした。おまけにかわいいヘンチクリンたちがワンコたちを盛り立ててくれています。
人間に与えられた創造の能力って、改めてすばらしいと感動です。
【イタリアで買ってきた小物たち】
先週から今週にかけて出かけて来たイタリア。ベネツィアとフィレンツェで見つけた小物達を少し持ち帰ってきましたのでご紹介します。
ベネツィアの沖に浮かぶガラス細工工房の集まる島ムラノ島。今回はムラノ島生まれのガラス製品の中で、あまり高価でなくて、それでいて可愛らしい小物たちを仕入れてきました。
ネックレス
ミニグラス
ミニボトル
ブレスレット
続いて革製品の集まるフィレンツェ。革ジャンや革製バッグを売るお店と露店が無数にある街でしたが、その中でこちらもあまり高価でなくて可愛らしい小物を選んできました。
革製アニマルチャーム(犬、猫、たぶんビーバー)
革製ミニチュアハンドバッグチャーム(わかりづらいですが、ちゃんと立体的です。)
最後にフィレンツェの朝市から掘り出して来たガラクタ。ミシンのミニチュアはよく見るとどこかの誰かの手作りみたいで、もしかしたらイタリア製ではなかったかな?赤いワンピースを着たジュエリースタンド、ディスプレーに使うつもりで買ったのですが、赤がアクセサリーよりめだっちゃいました。ま、カワイイからいいかな。
ミニチュアミシン(15cm×13cmくらい)
ジュエリーホルダー
ちょっとしたことで背中のスジを痛めて、ちょっと動くと「イタタ」と声を発してしまう店主1号です。
【Dogs Meet Illustrators】
2回目の今回ご紹介するのは、へんちくりんという不思議なキャラクターで見る人の気持ちを明るくしてくれる、平間みはるさんが作って下さった、看板犬たちの立体肖像です。 いろいろなイラストレーター、画家さんたちに、それぞれの一番得意なタッチでの看板犬たちの絵をお願いしましたが、プラスチック粘土を使った3Dの絵は、うれしい想定外でした。おまけにかわいいヘンチクリンたちがワンコたちを盛り立ててくれています。
人間に与えられた創造の能力って、改めてすばらしいと感動です。
【イタリアで買ってきた小物たち】
先週から今週にかけて出かけて来たイタリア。ベネツィアとフィレンツェで見つけた小物達を少し持ち帰ってきましたのでご紹介します。
ベネツィアの沖に浮かぶガラス細工工房の集まる島ムラノ島。今回はムラノ島生まれのガラス製品の中で、あまり高価でなくて、それでいて可愛らしい小物たちを仕入れてきました。
ネックレス
ミニグラス
ミニボトル
ブレスレット
続いて革製品の集まるフィレンツェ。革ジャンや革製バッグを売るお店と露店が無数にある街でしたが、その中でこちらもあまり高価でなくて可愛らしい小物を選んできました。


最後にフィレンツェの朝市から掘り出して来たガラクタ。ミシンのミニチュアはよく見るとどこかの誰かの手作りみたいで、もしかしたらイタリア製ではなかったかな?赤いワンピースを着たジュエリースタンド、ディスプレーに使うつもりで買ったのですが、赤がアクセサリーよりめだっちゃいました。ま、カワイイからいいかな。


絵本紹介(187) どうぞ かんべん ― 2015年04月19日 23:44
題名 : どうぞ かんべん
文 : 椋 鳩十
絵 : 五十住 乙絵
発行所 : あすなろ書房
今日ご紹介する絵本は、児童文学作家として有名な椋鳩十さんの作品なので、もしかしたら絵本と呼ばないのかもしれませんが。。。絵もたくさんあるので絵本ということでどうぞかんべん。
やんちゃ坊主の太郎の家の前には小川が流れていて、土手には春になるとたくさんの花が咲き乱れて、虫たちが元気に活動します。ある日一年生の花子と太郎は、学校帰りに太郎の家の土手で花を摘んで遊ぶことにしました。
スミレの葉の上に大きなイモムシがいるのを見つけた花子は、太郎に「こわいこわい」と訴えます。太郎は「こんなのこはくはないぞ」と威張ってイモムシを摘み上げると、怖がって腰を抜かした花子の頭の上にそれを乗っけました。
驚いた花子は「きゃあー」と叫び声をあげてわんわん泣き出してしまいました。するとその声を聞きつけて、太郎の家から太っちょで力持ちのお手伝いさんのたみちゃんが慌てて飛び出してきて太郎を捕まえました。
たみちゃんは「おとこの、くせに よわいものいじめを してはだめだめ」と太郎をにらみつけて、花子に謝らせようとします。太郎は「はなせ はなせ」と抗いましたが、たみちゃんの力はすごくて、頭を押さえられて無理やり謝らせられました。それで悔しがった太郎は、たみちゃんに唾をぺっぺっと吐きかけて逃げていきました。
そんなことがあった後、家の中で絵を描いて遊んでいた太郎に、お母さんがお祭りのときのようなおやつを持ってやってきたので、太郎は不思議に思いました。お母さんは「きょうは たろうちゃんの おめでたい ひだからね」といって、にこにこしています。きょとんとする太郎に、「たろうちゃんの およめさんが きまったひですよ。」
びっくりしている太郎をしり目に、お母さんはたみちゃんを呼びました。出て来たたみちゃんはきれいな着物を着て太郎の前にきちんと座って「きょうから たろうちゃん およめさんになります。どうぞよろしく。」
事態がさっぱり呑み込めない太郎に、お母さんは「おんなの かおに つばかけるのは およめさんに きてくださいと たのむことですよ。」たみちゃんがOKしたら「いやでも きまってしまったのだから もうだめです。」
さすがのやんちゃ坊主の太郎もこれには降参して、たみちゃんにてをついて「もう いじわるは いたしません。 わるい いたずらも いたしません。 どうぞ わたしの およめさんに なるのは かんべんして ください」と謝ると、こそこそと逃げ出しました。
太郎と花子。野球帽に下駄ばき。やんちゃなわんぱく坊主に面倒見の良いお手伝いさん。いじめと言ったって陰湿じゃない。昭和の香りがプンプンするお話、子供の頃の情景が蘇ってきました。
それにしてもこの物語でもそうですが、昔の大人の知恵って粋でしたね。ギャーギャー怒らないで、子供をぎゃふんと言わせましたものね。どことなく長谷川町子さんがつくりだすサザエさんやいじわるばあさんのユーモアを思い出しました。わたしもいいかげん大人なんだから、見習わなきゃ。
文 : 椋 鳩十
絵 : 五十住 乙絵
発行所 : あすなろ書房
今日ご紹介する絵本は、児童文学作家として有名な椋鳩十さんの作品なので、もしかしたら絵本と呼ばないのかもしれませんが。。。絵もたくさんあるので絵本ということでどうぞかんべん。
やんちゃ坊主の太郎の家の前には小川が流れていて、土手には春になるとたくさんの花が咲き乱れて、虫たちが元気に活動します。ある日一年生の花子と太郎は、学校帰りに太郎の家の土手で花を摘んで遊ぶことにしました。
スミレの葉の上に大きなイモムシがいるのを見つけた花子は、太郎に「こわいこわい」と訴えます。太郎は「こんなのこはくはないぞ」と威張ってイモムシを摘み上げると、怖がって腰を抜かした花子の頭の上にそれを乗っけました。



そんなことがあった後、家の中で絵を描いて遊んでいた太郎に、お母さんがお祭りのときのようなおやつを持ってやってきたので、太郎は不思議に思いました。お母さんは「きょうは たろうちゃんの おめでたい ひだからね」といって、にこにこしています。きょとんとする太郎に、「たろうちゃんの およめさんが きまったひですよ。」
びっくりしている太郎をしり目に、お母さんはたみちゃんを呼びました。出て来たたみちゃんはきれいな着物を着て太郎の前にきちんと座って「きょうから たろうちゃん およめさんになります。どうぞよろしく。」

事態がさっぱり呑み込めない太郎に、お母さんは「おんなの かおに つばかけるのは およめさんに きてくださいと たのむことですよ。」たみちゃんがOKしたら「いやでも きまってしまったのだから もうだめです。」
さすがのやんちゃ坊主の太郎もこれには降参して、たみちゃんにてをついて「もう いじわるは いたしません。 わるい いたずらも いたしません。 どうぞ わたしの およめさんに なるのは かんべんして ください」と謝ると、こそこそと逃げ出しました。
太郎と花子。野球帽に下駄ばき。やんちゃなわんぱく坊主に面倒見の良いお手伝いさん。いじめと言ったって陰湿じゃない。昭和の香りがプンプンするお話、子供の頃の情景が蘇ってきました。
それにしてもこの物語でもそうですが、昔の大人の知恵って粋でしたね。ギャーギャー怒らないで、子供をぎゃふんと言わせましたものね。どことなく長谷川町子さんがつくりだすサザエさんやいじわるばあさんのユーモアを思い出しました。わたしもいいかげん大人なんだから、見習わなきゃ。
三つ子の魂 ― 2015年04月21日 23:36
今日、桜前線が函館まで到達したとか。
いつもの年はゴールデンウイーク中に函館五稜郭の桜が満開になるので、今年の桜前線の北上は相当早いですねー。
東京では桜の話題はすっかり収まって、ここ数日は連休の公共交通機関の混雑や、いまからまだ間に合う観光地とかの話をよく耳にするようになりました。
そうか。夕食のおかずに頭を悩ませているうちに、4月ももう後半に入っちゃったんですね。ヤバ。
あれもやろう、これもやろうと作ったはずの1か月の猶予期間でしたが、なにもできないうちに残りが少なくなってしまいました。
こんなことではだめだ!とりあえずできることから手を付けよう!と、今日はずっと捨てられずにほこりをかぶっていた専門書類をいよいよ整理するため、棚から引っ張り出してみました。
まだ独身で給料を気楽に使えた頃、少しは知識が向上するんじゃないかと高額なのにつぎつぎ買い集めた当時の先端情報でしたが、持っているだけで安心して結局たいして活用せずに、引っ越しの度に仲間を少しずつ減らしてきました。最後まで未練で残した数十冊ですが、30年も経っては情報が古すぎて高かった本でも今更価値は皆無です。
やっぱり昔から計画ばかりは大げさで、実行は中途半端。性格は何年経っても変わらないですね。 と、苦笑いをしながら重い参考書の束を運んでいたら。 また腰をやっちゃいました。
あーあ。これで、あれもやろうの候補 「体を鍛えてスリムになる」 計画の実施が、また遠のいたぁ。
いつもの年はゴールデンウイーク中に函館五稜郭の桜が満開になるので、今年の桜前線の北上は相当早いですねー。
東京では桜の話題はすっかり収まって、ここ数日は連休の公共交通機関の混雑や、いまからまだ間に合う観光地とかの話をよく耳にするようになりました。
そうか。夕食のおかずに頭を悩ませているうちに、4月ももう後半に入っちゃったんですね。ヤバ。
あれもやろう、これもやろうと作ったはずの1か月の猶予期間でしたが、なにもできないうちに残りが少なくなってしまいました。
こんなことではだめだ!とりあえずできることから手を付けよう!と、今日はずっと捨てられずにほこりをかぶっていた専門書類をいよいよ整理するため、棚から引っ張り出してみました。
まだ独身で給料を気楽に使えた頃、少しは知識が向上するんじゃないかと高額なのにつぎつぎ買い集めた当時の先端情報でしたが、持っているだけで安心して結局たいして活用せずに、引っ越しの度に仲間を少しずつ減らしてきました。最後まで未練で残した数十冊ですが、30年も経っては情報が古すぎて高かった本でも今更価値は皆無です。
やっぱり昔から計画ばかりは大げさで、実行は中途半端。性格は何年経っても変わらないですね。 と、苦笑いをしながら重い参考書の束を運んでいたら。 また腰をやっちゃいました。
あーあ。これで、あれもやろうの候補 「体を鍛えてスリムになる」 計画の実施が、また遠のいたぁ。











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