http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

チップ2016年01月20日 23:27

イエローナイフのオーロラ見物のあと、飛行機乗り継ぎの関係でカナダの太平洋側大都市のバンクーバーで1泊して先ほど帰国しました。

帰りの途中でハタと気付いたのですが、今朝はうっかりベッドメーキングのチップを置いてくるのを忘れてしまいました。いつもは忘れない様に前夜の寝る前には枕元に置いておくのですが、昨晩は疲れてバタンキューだったので、うっかりしました。

しかし、外国への旅もだいぶ回を重ねたのに、いまだにチップは神経をつかいます。
この国の相場は何パーセントだったかな?とか、この店の勘定にはチップが含まれている?いない?とか。。。

食事でもいつもチップのことが気になってしまって、割高感からつい店で食べるのが億劫になって、スーパーでパンなど買って部屋でゆっくり食べたくなってしまいます。

日本旅行がはやっていたり、日本の食べ物が人気になっていますが、チップのない日本の食事がシンプルなのも一役買っているのかもしれませんね。

オーロラ顛末 このままでは終われない。2016年01月19日 13:06

イエローナイフの3日間があっという間に過ぎて、明日の帰国前にバンクーバーでまた1泊です。

オーロラ鑑賞の3日間、オーロラビレッジというツアー会社が発表するオーロラの強さの5段階レベルでは、レベル3、レベル4、レベル1でした。

レベル3の初日は、オーロラか霞か素人には見分けがつかない白っぽいモヤモヤが空に現れたり広がったり消えたり。f2.8、iso800、露光10秒で写してようやく前回ブログのようなグリーンの輝きが写真に撮れました。光は弱かったものの、空にオーロラが踊る様子を見られて、ああ一応目標達成。

2日目もずーっと初日と同じようなモヤモヤが出ては消え、消えては出てで時間が過ぎて、さあもう帰りのバスが出る時間とカメラを片付け出していたら、ガイドさんから今強いのが出始めていますよーと言う情報が。急いでカメラを三脚なセットし直した頃にはもう弱くなっていて、しまったなぁと悔やみながら惰性で撮影再開していました。
すると周囲で歓声や悲鳴が上がって、振り返ると肉眼でも空が緑色に発光しているのがはっきり分かります。カメラの向きを変えて撮影始めたら、緑の帯が突然こちらに向かって育ち始めて、頭上に広がりました。そして帯はカーテンの様に遥か上空から降ってきたり、突然予期しない方向に飛び散ってそこでまたカーテンに成長したり、鳥肌が立つ様な不思議な光景を見せてくれました。
光が頭上を通り過ぎて遠くに行ってしまうまで、多分1分くらい。でもその1分で高いお金使って遠くまで来てよかったぁーと心から思える神々しいシーンを拝むことができました。冒頭の写真にがちょうど光が頭上で弾けて降ってきた時のベストショットです。

3日目はあいにくの曇り。それでも深夜頃雲が少し晴れるかもと言う予報に期待して、もう一度あの光のショーに出会いたくて、最後の観察に向かいました。23時近くになってようやく雲が薄くなって星が見え始めたので、撮影開始。しばらくすると、薄いの出てますと言うガイドさんの声が。目をこらすと確かに白いモヤモヤ、でも周囲の雲との違いがわからない。写真に撮ると、赤が多いオーロラが頭上でカーテンを揺らしていました。
でも3日目はここまで。ま、全然見られないよりはマシでしたが、昨晩のファンタジーの再来を夢見た私たちには多いに不満が残ってしまいました。

で、Ushiさんも私も「このままでは終われない」と言う気持ちを強く持っての帰国となります。
天空を動き回り、光のシャワーを散らすオーロラを見てしまったからには、全天でオーロラが暴れると言うレベル5の夜を体験せずに人生終われない。多分アホな夫婦のオーロラ熱は、もう少し続きそうです。

これからイエローナイフに行ってみようかなと言う方にちょっと助言。ツアー会社オーロラビレッジはまるまる日本人のための会社で、全て日本人スタッフが面倒見てくれますので、外国と言う心配は全くありません。海外不安な方にはお勧めです。
イエローナイフは日本人、韓国人、中国人が観光で押し寄せていますが、観光地ではありません。なのでボロいホテルが多いです。ボロいホテルだと部屋が寒かったり、一度にたくさんの部屋で風呂を使うとお湯が出なかったり、いろいろ問題がある様です。宿泊は多少高くても、良いホテルはを選んだほうが無難です。私たちが泊まった部屋も、極寒の屋外から隙間風が吹き込むボロい部屋でした。「部屋が寒い」と文句を言ったら、修繕の人がやってきて暖房機をちょこちょこっといじって「パーフェクト」とサムアップしていきましたが、その後も寒さは続きました。
お部屋選びにはきをつけて。

イエローナイフへ2016年01月15日 23:57

バンクーバー午後6時
木曜の晩、羽田を発って北米西海岸時間の木曜14時過ぎにバンクーバーに着きました。
バンクーバーは晴れて東京より暖か。夏涼しく冬暖かい土地のようです。

イエローナイフへはバンクーバーからカナダ国内線乗り継ぎでおよそ6時間。乗り換えの時間を含みますが、カナダの広さを実感します。

ただいまバンクーバーへ朝の7時過ぎ。まだ真っ暗です。空港でカルガリー行き飛行機の搭乗待ちをしています。

いよいよ冷凍庫の世界へ。
幸い天気は良さそうで、太陽のフレアも活発化しているようなので、今夜は人生初のオーロラを拝めるのではないかと期待がたかまります。

日本ではスキーバスの惨事が起きてしまったみたいで、残念です。折角の旅、楽しく無事に帰れるよう気をつけて行って参ります。

ドイツクリスマス市 その32015年12月01日 07:20

連日ドイツクリスマス市話題で恐縮です。

昨日になりますが、フランクフルトから都市間急行(ICE)で1.5時間程の旅で、メルセデス本社があるシュトゥットガルトのクリスマス市に出かけて来ました。

ですが、それだけで1日持ちそうになかったので、シュトゥットガルトからSバーンという近郊電車で約20分のエスリンゲンというワインの街のクリスマス市から見物始めました。

エスリンゲンはガイドブックには載っていないのですが、ローテンブルグと似て木組みの家々が残っていたり、城塞が残っていたり、中世の情緒を感じさせてくれる街でした。

ここのクリスマス市は規模こそ大きくはないのですが、市の半分では中世風の衣装と店構えで、的当てや手品などの遊び場もあって、エンターテイメントも考えられた楽しいマーケットでした。このエリアで昼食にズッペ(ドイツの具沢山スープにパン一切れ)を頼んだら、結構いけました。 4年前に訪れたドレスデンのクリスマス市にも同じように中世風のマーケットがありましたが、そこは入場料を取る割に、狭くてちっとも面白くないし、食べ物口に合わなかったなぁ。


想定外に面白かったエスリンゲンのクリスマス市に後ろ髪引かれながらシュトゥットガルトに戻ると、さすがメルセデスの城下町、鉄道の駅の上におなじみのメルセデスマークが燦然と輝き、一瞬ナチスドイツ帝国をイメージしてしまいました。


近代的で整然としたお買い物通りを進むと、新宮殿前の広場に差し掛かって、ここあたりから数百メートル離れたマルクト広場まで屋台が並んでいます。日曜日の午後ということもあってか、人混みが激しくて、なかなかマルクト広場に近づけませんでした。


マルクト広場にもたくさんの屋台がひしめいていて、もう買い物しないぞと思っていたのに、他のマーケットで見かけなかったカワイイ飾りを見つけてしまうと、つい手を伸ばしてしまいました。


シュトゥットガルトからの帰りのICE、時差ぼけで眠りこけていたら、フランクフルト到着に気づくのが遅れて、慌てて跳び下りることになりました。危うくハンブルグ辺りまで持っていかれるところでした。

ドイツクリスマス市 その22015年11月29日 21:30

今日は中世の姿をよく残した城塞の街、ローテンブルグに行ってきました。

古いレンガの壁に周囲をぐるっと囲まれて、狭い城門を通って街に入る景色は、まるで絵本やアニメの世界に出てくる昔のヨーロッパの国です。

街に入ると、木組みで壁がパステルカラーに塗られたメルヘンチックな家々と、石畳みの道が目に飛び込んできました。沢山の観光客がいなければ、中世にタイムスリップしたと間違いそうです。

とても可愛らしい街なので、カワイイ好きの日本人には大人気の場所のようで、すれ違うアジア系は同胞だらけで、カフェ、レストラン、お店では日本語の説明書きが溢れていました。

鉄道利用でローテンブルグまで行こうとすると、フランクフルトからもミュンヘンからもICEから2度ローカル線に乗り換える必要がありますが、2回とも乗り継ぎがスムースで分かりやすいので心配ありません。バスツアーより時間節約になるので、鉄道お勧めです。


ドイツで木組みの家で有名な街に、ハウルの動く城で情景に使われたコロマールというフランス国境近くの街がありますが、ローテンブルグはコルマールより年代が新しくて、おしゃれな店も多くて、買い物も楽しい街でした。なるほど日本人に人気なわけだ。