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格差2016年01月26日 23:59

 先週訪れたイエローナイフでオーロラ観測ポイントとなっていたのは、湖を囲む森と丘で、ツアー会社の私有地になっていました。1
 この観測ポイントには昼間のアトラクションとして犬ぞり体験サービスがあって、ソリ犬約70匹が敷地内で飼われています。

 驚いたのは犬たちの飼育施設です。

 -30℃近くになる極寒の土地なので、納屋のような屋根付きの犬舎があるのではと思っていたら、屋外に木製の箱のような犬小屋が置かれているだけ。犬たちは小屋横のポールに鎖でつながれていて、小屋への出入りの自由くらいしかありません。さすがに小屋の中には少し藁が敷かれている様でしたが、寒いからと言って暖かい小屋で飼うという発想は無いようです。

 それでもソリ犬たちは元気で、人懐こくて、近寄ると体をすりよせて甘えて、エスカレートすると腹を見せるヤツもいました。

 -30℃に耐えてソリ曳き労働に励んでいる犬たちがいるかと思えば、あぷりこっとつりーの看板犬はヒーター前の分厚いクッションの上で気持ちよさそうに寝てばかりです。


 最近経済格差が取りざたされるヒトの社会ですが、犬の世界もずいぶんな格差です。  ただワンコは、自分の立場が恵まれているのかいないのかなんて気にせず、目の前の現実の中でささやかな喜びを見つけられるだけ、ヒトよりも幸せなのかもしれませんね。