apricot-tree blog

題名　　　：　もうぬげない
作　　　　 ：　ヨシタケシンスケ
発行所　 ：　ブロンズ新社

　「りんごかもしれない」「ぼくのニセモノつくるには」「ふまんがあります」とつぎつぎヒット作を生み出すヨシタケシンスケさんの最新絵本です。


　お母さんが「おふろにはいろう」と言って急いで脱がそうとしたから、ぼくの服がひっかっかって脱げなくなってしまいました。

　脱ごうと思っていろいろやってみたけれど、ちっとも脱げないみたい。

　ぼくはついついこのままずっと脱げなかったら、このまま大人になったらどうしようと考えちゃいます。

　でも。。。

　うっすらと前は見えるし、何とかなりそう。服が脱げなくたって偉くなった人はいるだろうし、ぼくみたいなのは他にもいそう。きっとすぐに見つけて仲良くなれるよね。

　うん、だいじょうぶ！　ぼくはずっとこのままでいよう！

　でも。。。

　おなかがちょっと寒くなってきた。がんばって脱いでお風呂に入ろう！。。。と思ったけど、やんなきゃよかった。。。もうおしまいだ。。。

　あーやばいなぁ。シャツが脱げないまま大人になった人は結構いるけど、ずぼんまでずり下げた大人はかなり珍しいかも。
さてさて、ぼくはいったいどうなっちゃうの？次の3つから選んでみてください。
　①ネコのミータにおなかをくすぐられちゃう。
　②このまま大人になって、服が脱げなくなった初の総理大臣になる。
　③お母さんに暖かい腹巻を作ってもらってピンチを乗り切る。

　正解とつづきは絵本で。