http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg
逆戻り ― 2013年10月07日 23:26
昨日、一気に秋が来ましたねぇと書きましたが、東京今日は夏が反転攻勢して、蒸し暑い一日でした。
こんな不安定な天候の為でしょうか、久しぶりに風邪をひいてしまったようです。
いろいろな方のブログで、そろそろ金木犀の甘い香りが漂い始めたという報告が目に留まります。 毎年秋に金木犀も香りを嗅ぐと幸せな気分になるので、朝夕の犬の散歩のとき、風の香りに注意しながら歩いてみましが、残念ながら鼻が詰まりのせいで金木犀は見つけられませんでした。
その代り自己主張の強い甘ったるい香りを放つチョウセンアサガオが、大きな花をつけていました。
チョウセンアサガオがポピュラーの花なのかよくわかりませんが、我が家の周りでは育てているお宅をよく見かけます。
この花の根はゴボウに似ているそうですが、スコポラミンというアルカロイドが含まれています。 間違えて食べてしまった人は、スコポラミンが脳内のアセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑えてしまうので、認知症と同じようなせん妄状態になってしまうという話を、昔授業で聞いたことを思い出しました。
花だけ見ていると、いったいどんな人が根っこを食べてみようと思ったんだろうと、そのチャレンジャー精神が不思議です。
早く風邪治して、金木犀の香りをおなか一杯吸い込まなきゃ。 季節の変わり目、風邪にはご注意下さい!
こんな不安定な天候の為でしょうか、久しぶりに風邪をひいてしまったようです。
いろいろな方のブログで、そろそろ金木犀の甘い香りが漂い始めたという報告が目に留まります。 毎年秋に金木犀も香りを嗅ぐと幸せな気分になるので、朝夕の犬の散歩のとき、風の香りに注意しながら歩いてみましが、残念ながら鼻が詰まりのせいで金木犀は見つけられませんでした。
その代り自己主張の強い甘ったるい香りを放つチョウセンアサガオが、大きな花をつけていました。
チョウセンアサガオがポピュラーの花なのかよくわかりませんが、我が家の周りでは育てているお宅をよく見かけます。
この花の根はゴボウに似ているそうですが、スコポラミンというアルカロイドが含まれています。 間違えて食べてしまった人は、スコポラミンが脳内のアセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑えてしまうので、認知症と同じようなせん妄状態になってしまうという話を、昔授業で聞いたことを思い出しました。
花だけ見ていると、いったいどんな人が根っこを食べてみようと思ったんだろうと、そのチャレンジャー精神が不思議です。
早く風邪治して、金木犀の香りをおなか一杯吸い込まなきゃ。 季節の変わり目、風邪にはご注意下さい!
細かい話ですが ― 2013年10月08日 22:16
最近気になった生活の中の数字のお話です。
【その1.体重計】
「0.4kgちがった。」 「へー私0.6kg」 「えーわたし1kgだったよ。」
ある晩家族がなにやら重さ自慢をしていました。
何の話か話題に入ってみると、我が家に2台ある体重計それぞれで体重を測った時の誤差の話でした。
「えっ、そんなに違うの!?」初めて知る事実。
一台は最近絶好調メーカーのTANITA製。もう一台は某化粧品のポイントがたまって貰ったオリジナル体重計で、Made in China。
自然と正確性の軍配はTANITAへ。
しかも、3人とも某化粧品オリジナル体重計の方が、測定体重の数字が小さくなる = 軽くなる = いい気分になる。
まさか顧客へのサービスで軽めに測定してたりして。。。
因みに私。最近怖くて体重計乗っていません。もう少し痩せたら乗ってみるつもりです。ハイ。
【その2.液体洗剤】
下着を手洗いしようと思って、見慣れない液体洗剤に手がのびました。
「なになに、使用量従来品の1/2。 すすぎ1回でOK?」
そうそう、実は最近この「すすぎは1回でだいじょうぶ。」という洗剤メーカーの宣伝前から気になってたんですよ。
だって、すすぎって洗濯物に残った洗剤液を希釈する行為じゃないですか。
もし1回のすすぎで洗剤液が100倍に希釈されるとすると(洗濯物に洗剤液が0.1L染み込んで残っていて、そこに9.9Lの新しい水が足されると思ってください。)、今まで3回すすいでいたら、洗剤液は100倍×100倍×100倍で100万倍薄められて洗濯物に残っていました。 新しい洗剤は使用量が1/2になったとはいえ、1回のすすぎだけでは、結局2倍×100倍で200倍しか薄められずに洗濯物に残ることになるんじゃないかな?
そんなに残っていて、今までと同じに「OKなんです!」とか言ってて大丈夫なのかな?
肌の弱い人の中には、洗剤にかぶれる人とか、アレルギーが起きてしまう人とか出てかないか、密かに心配しています。
妙に細かい話で済みません。
【その1.体重計】
「0.4kgちがった。」 「へー私0.6kg」 「えーわたし1kgだったよ。」
ある晩家族がなにやら重さ自慢をしていました。
何の話か話題に入ってみると、我が家に2台ある体重計それぞれで体重を測った時の誤差の話でした。
「えっ、そんなに違うの!?」初めて知る事実。
一台は最近絶好調メーカーのTANITA製。もう一台は某化粧品のポイントがたまって貰ったオリジナル体重計で、Made in China。
自然と正確性の軍配はTANITAへ。
しかも、3人とも某化粧品オリジナル体重計の方が、測定体重の数字が小さくなる = 軽くなる = いい気分になる。
まさか顧客へのサービスで軽めに測定してたりして。。。
因みに私。最近怖くて体重計乗っていません。もう少し痩せたら乗ってみるつもりです。ハイ。
【その2.液体洗剤】
下着を手洗いしようと思って、見慣れない液体洗剤に手がのびました。
「なになに、使用量従来品の1/2。 すすぎ1回でOK?」
そうそう、実は最近この「すすぎは1回でだいじょうぶ。」という洗剤メーカーの宣伝前から気になってたんですよ。
だって、すすぎって洗濯物に残った洗剤液を希釈する行為じゃないですか。
もし1回のすすぎで洗剤液が100倍に希釈されるとすると(洗濯物に洗剤液が0.1L染み込んで残っていて、そこに9.9Lの新しい水が足されると思ってください。)、今まで3回すすいでいたら、洗剤液は100倍×100倍×100倍で100万倍薄められて洗濯物に残っていました。 新しい洗剤は使用量が1/2になったとはいえ、1回のすすぎだけでは、結局2倍×100倍で200倍しか薄められずに洗濯物に残ることになるんじゃないかな?
そんなに残っていて、今までと同じに「OKなんです!」とか言ってて大丈夫なのかな?
肌の弱い人の中には、洗剤にかぶれる人とか、アレルギーが起きてしまう人とか出てかないか、密かに心配しています。
妙に細かい話で済みません。
絵本紹介(38) 八郎 ― 2013年10月10日 23:52
題名 : 八郎
文 : 斎藤隆介
絵 : 滝平二郎
出版社 : 福音館書店
1967年初版の古い絵本なのでご存じの方が多いと思いますが、今日は滝平二郎さんの切り絵の力強さがすばらしい絵本「八郎」のご紹介です。
子供のころとても好きだった絵本で、ずっと秋田の民話だと思っていました。今回調べてみたところ、民話をモチーフにしていますが、作者の斎藤隆介さんオリジナルの物語でした。
むかしな、あきたのくにに、八郎って山男がすんでいたっけもの。 物語はとても味わいのある秋田弁で語られます。
八郎はかしの木くらい背が高い山男でしたが、いつも「もっと大きくなりたい。もっと大きくなりたい。」と願っていて、山から浜まで駆け下りて海に向かって「うおーい、うおーい」と叫んでいました。
叫ぶたびに八郎の胸は大きくなって、しまいに家一軒すっぽりと入るくらい大きくなりました。
胸が大きくなるにつれて頭も大きくなって、髪の毛の中にたくさんの小鳥が巣を作ったほどです。
Br> ある日八郎が浜に来てみると、一人の小さな男の子が海を見てわんわん泣いていました。八郎は男の子を手のひらに乗せてなぜ泣いている訳を尋ねると、毎年この時期の海は荒れ狂って浜近くの田んぼを飲み込んでしまうので、両親と村の大人は総出で堤防を作っていて、男の子のことをちっとも構ってくれないというのです。
そこで八郎は荒れ狂う波から田んぼを守るため、山まで走って行って、小山を一つ背中に担いで浜に戻ってきました。
浜まで来ると、八郎は背中の山を海の中に放り込みます。
ところが山を投げ込まれた海はおおいに怒って、大きな波を沖に集めて今にも襲ってきそうです。
それを見た八郎は今度は自分が海に入って、大きな胸や肩や腕で波を押し返そうと戦います。
br>
その時、八郎は気づきました。
自分はなぜあんなにも大きくなりたかったのか。。。
こうしてみんなの役に立つためだったのです。
八郎に海に投げ込まれて頭だけを出した山は「寒風山」と呼ばれるようになり、八郎が海の中で踏ん張っているので、八郎潟はとても穏やかな湖です。
秋田に伝わる八郎太郎の民話を元に、男鹿半島と八郎潟の成り立ちを語ったスケールの大きな物語。
でも琵琶湖に次いで日本で二番目に大きい湖だった八郎潟は、残念なことに高度成長期に米の耕作地を広げる目的で干拓されて、その姿を大きく変えてしまいました。
今となっては、残しておいてほしかったなー。
文 : 斎藤隆介
絵 : 滝平二郎
出版社 : 福音館書店
1967年初版の古い絵本なのでご存じの方が多いと思いますが、今日は滝平二郎さんの切り絵の力強さがすばらしい絵本「八郎」のご紹介です。
子供のころとても好きだった絵本で、ずっと秋田の民話だと思っていました。今回調べてみたところ、民話をモチーフにしていますが、作者の斎藤隆介さんオリジナルの物語でした。
むかしな、あきたのくにに、八郎って山男がすんでいたっけもの。 物語はとても味わいのある秋田弁で語られます。
八郎はかしの木くらい背が高い山男でしたが、いつも「もっと大きくなりたい。もっと大きくなりたい。」と願っていて、山から浜まで駆け下りて海に向かって「うおーい、うおーい」と叫んでいました。
叫ぶたびに八郎の胸は大きくなって、しまいに家一軒すっぽりと入るくらい大きくなりました。
胸が大きくなるにつれて頭も大きくなって、髪の毛の中にたくさんの小鳥が巣を作ったほどです。
Br> ある日八郎が浜に来てみると、一人の小さな男の子が海を見てわんわん泣いていました。八郎は男の子を手のひらに乗せてなぜ泣いている訳を尋ねると、毎年この時期の海は荒れ狂って浜近くの田んぼを飲み込んでしまうので、両親と村の大人は総出で堤防を作っていて、男の子のことをちっとも構ってくれないというのです。
そこで八郎は荒れ狂う波から田んぼを守るため、山まで走って行って、小山を一つ背中に担いで浜に戻ってきました。
浜まで来ると、八郎は背中の山を海の中に放り込みます。
ところが山を投げ込まれた海はおおいに怒って、大きな波を沖に集めて今にも襲ってきそうです。
それを見た八郎は今度は自分が海に入って、大きな胸や肩や腕で波を押し返そうと戦います。
br>
その時、八郎は気づきました。
自分はなぜあんなにも大きくなりたかったのか。。。
こうしてみんなの役に立つためだったのです。
八郎に海に投げ込まれて頭だけを出した山は「寒風山」と呼ばれるようになり、八郎が海の中で踏ん張っているので、八郎潟はとても穏やかな湖です。
秋田に伝わる八郎太郎の民話を元に、男鹿半島と八郎潟の成り立ちを語ったスケールの大きな物語。
でも琵琶湖に次いで日本で二番目に大きい湖だった八郎潟は、残念なことに高度成長期に米の耕作地を広げる目的で干拓されて、その姿を大きく変えてしまいました。
今となっては、残しておいてほしかったなー。
元気な証拠かな ― 2013年10月11日 22:35
今日は勤めが非番の日だったので、しばらくご無沙汰してしまった母親のところへ、様子を見に出かけてきました。
長年一人暮らしを続けてきた母親は、80歳を過ぎてから急に認知障害(何度か検査しても認知症と診断してもらえていないのですが)と視覚障害が進んでしまって、仕方なく2年半まえから老人ホームで暮らして貰っています。
元々人に頼ることが嫌いで、集団にもなじまない自由の人なので、入所してもらった当初はずいぶん恨み言を投げつけられました。
でもやがてホームの中で自分の生活スタイルが安定してきてからは、静かで安全に過ごせる今の暮らしを受け入れて貰っているようです。
最近は私が訪問すると、生活のペースを乱されることを嫌って、「元気に暮らしているから心配いらない。わざわざ遠くから時間を使って尋ねてこなくて良い。」と遠回しに牽制します。
たとえ息子でも1対1の会話には緊張が伴うようで、一生懸命話題を探そうと頭を働かせると眩暈で気分が悪くなってしまって、面会の途中から寝込むようになりました。
今日は身の回りの品物でそろそろ取り換え時期と思うものを買って持っていったのですが、そんな無駄はするなと突き返され、忙しいのに来なくて良いと言われ、具合を悪くして寝込んでしまい、と散々でした。
自分としては母親の自由を制限してしまった後ろめたさがあるので、できるだけ不自由なく暮らして貰いたくてちょくちょく様子を見に行くのですが、今の彼女にはわずらわしさの方が勝ってしまうようです。
とても寂しくて情けない気持ちになりますが、仕方ない。
憎まれ口は元気な証拠と、母親の望む距離を保って見守るしかないですね。
ニュースによると、この頃海外の投資ファンドや異業種などが、介護事業を成長産業と見て参入に積極的になっているとか。
介護から利益を上げようとすれば、利用料金は高く、人件費などのコストは低くが当たり前で、そういう潮流ができ始めているようです。
心穏やかに人生を締めくくろうとしている人たちの安らぎの場所くらい、金儲けの食い物にしないで、そっとしておいてもらえないのでしょうかね。
長年一人暮らしを続けてきた母親は、80歳を過ぎてから急に認知障害(何度か検査しても認知症と診断してもらえていないのですが)と視覚障害が進んでしまって、仕方なく2年半まえから老人ホームで暮らして貰っています。
元々人に頼ることが嫌いで、集団にもなじまない自由の人なので、入所してもらった当初はずいぶん恨み言を投げつけられました。
でもやがてホームの中で自分の生活スタイルが安定してきてからは、静かで安全に過ごせる今の暮らしを受け入れて貰っているようです。
最近は私が訪問すると、生活のペースを乱されることを嫌って、「元気に暮らしているから心配いらない。わざわざ遠くから時間を使って尋ねてこなくて良い。」と遠回しに牽制します。
たとえ息子でも1対1の会話には緊張が伴うようで、一生懸命話題を探そうと頭を働かせると眩暈で気分が悪くなってしまって、面会の途中から寝込むようになりました。
今日は身の回りの品物でそろそろ取り換え時期と思うものを買って持っていったのですが、そんな無駄はするなと突き返され、忙しいのに来なくて良いと言われ、具合を悪くして寝込んでしまい、と散々でした。
自分としては母親の自由を制限してしまった後ろめたさがあるので、できるだけ不自由なく暮らして貰いたくてちょくちょく様子を見に行くのですが、今の彼女にはわずらわしさの方が勝ってしまうようです。
とても寂しくて情けない気持ちになりますが、仕方ない。
憎まれ口は元気な証拠と、母親の望む距離を保って見守るしかないですね。
ニュースによると、この頃海外の投資ファンドや異業種などが、介護事業を成長産業と見て参入に積極的になっているとか。
介護から利益を上げようとすれば、利用料金は高く、人件費などのコストは低くが当たり前で、そういう潮流ができ始めているようです。
心穏やかに人生を締めくくろうとしている人たちの安らぎの場所くらい、金儲けの食い物にしないで、そっとしておいてもらえないのでしょうかね。
絵本紹介(39) The BOSS BABY ― 2013年10月12日 17:58
題名 : The BOSS BABY
文 : Marla Frazee
絵 : Marla Frazee
出版社 : SIMON AND SCHUSTER
今回ご紹介の絵本は、子供を育てたことがある方ならみんな共感。 まさしくタイトルの通り「ボスは赤ちゃん」。身につまされますよね。
”彼”はうちにやって来た時にはいきなり”ボス”でした。
お父さんとお母さんに24時間体制で休憩なしのスケジュールを突きつけ、
うちの中の一番いい場所にオフィスを構え、つぎつぎと命令を下します。しかも結果にかなりこだわって、ちょっとでも満足いかないとすぐ爆発します。
何度も何度も、時には深夜でもお父さんとお母さんを呼びつけてミーティング。しかも彼は一言も言葉を発せずに二人を思い通りに操ります。
でもある日とうとう二人は寝込んで、ボスが呼んでも呼んでもミーティングに集まりません。
そしてボスはいよいよ奥の手を出すんです。
どんな手かって? 続きはお店で。
いやぁー恐ろしい。なんという狡猾なボスのワナ。
そうやって二人から搾り取れるだけ搾り取ろうっていうコンタンなのですね。
Ushiさんと私も、かれこれ四半世紀搾り取られ続けてもう何も残ってませんぜ。
いい加減勘弁してよボス。
文 : Marla Frazee
絵 : Marla Frazee
出版社 : SIMON AND SCHUSTER
今回ご紹介の絵本は、子供を育てたことがある方ならみんな共感。 まさしくタイトルの通り「ボスは赤ちゃん」。身につまされますよね。
”彼”はうちにやって来た時にはいきなり”ボス”でした。
お父さんとお母さんに24時間体制で休憩なしのスケジュールを突きつけ、
うちの中の一番いい場所にオフィスを構え、つぎつぎと命令を下します。しかも結果にかなりこだわって、ちょっとでも満足いかないとすぐ爆発します。
何度も何度も、時には深夜でもお父さんとお母さんを呼びつけてミーティング。しかも彼は一言も言葉を発せずに二人を思い通りに操ります。
でもある日とうとう二人は寝込んで、ボスが呼んでも呼んでもミーティングに集まりません。
そしてボスはいよいよ奥の手を出すんです。
どんな手かって? 続きはお店で。
いやぁー恐ろしい。なんという狡猾なボスのワナ。
そうやって二人から搾り取れるだけ搾り取ろうっていうコンタンなのですね。
Ushiさんと私も、かれこれ四半世紀搾り取られ続けてもう何も残ってませんぜ。
いい加減勘弁してよボス。
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