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ベネツィアからフィレンツェへ2015年04月11日 06:56

(ベネツィア、サンマルコ広場裏の運河に架かるため息橋。その昔、囚人はこの橋を渡って監獄に送られたのでこの名前がついたそうです。この橋の下でキスをしたカップルは幸せになれると言い伝えがあるよとUshiさんに言ってみましたが、完全無視でした。)

イタリア旅行3日目、今日もよく晴れてくれました。

今日は朝一で昨日行列で断念したサンマルコ広場の高さ96mの鐘楼に登って、ベネツィアの街全体を眺めてみました。

地中海の内海のアドリア海、その一番奧の港街がベネツィアなので、海は鏡の様に穏やかに輝いてきます。

ずっと続く赤瓦と空の青さのコントラストが印象的でした。
鐘楼を降りたら、今度はサンマルコ大聖堂の中を見学しました。荘厳で重厚な雰囲気に、危なく何もかも白状して懺悔するところでした。あぶね〜あぶね〜。


心を清めた後は、ベネツィア辺りが発祥と言われている本場のティラミスでちょっとお茶タイム。すっごく甘いだろうなと想像していましたが、甘さ抑えていて2人で1個で美味しくいただけました。日本で食べるティラミスの方が濃厚な感じです。
因みにティラミスのお値段€9、¥1200くらい。観光地にしても、ちと高かったです。

歩き回ったベネツィアに午前中で別れを告げて、ベネツィア発ローマ行きの高速列車でフィレンツェに移動です。

途中のボローニャまではのどかな田園風景が広がり、緑の芽吹きが柔らかで、所々に桜の花もみつけました。広い畑とポプラが並ぶ景色は、北海道の春とよく似ていました。

なにかの果樹の白い花が沢山ついていました。何の花だろう?
ボローニャを過ぎると一転山が多くなって、トンネルだらけのルートに変わりました。ベネツィアから2時間強で予定通りフィレンツェ到着。

私2度目、Ushiさん始めてのフィレンツェ。駅近くのホテルにチェックインしたら、すぐに街全体が見晴らせる高台にあるミケランジェロ広場を目指して出発。途中アルノ川に架かるベッキオ橋を渡る際は、竹下通りも真っ青の混雑にUshiさんぐったり。
ベッキオ橋(ポンテベッキオ)。橋の上を宮殿からの回廊がとおっています。両側には金細工のお店がびっしりと並んでいますが、高すぎて関係ありません。
ポンテベッキオの上の喧騒。凄い数の観光客が通ります。

それでも急な上り坂をなんとかクリアして素晴らしい見晴らしに出会ったら、すっかり元気を取り戻しました。


ホテルへの帰り道、サンタマリアノッベラのカフェで本場のパスタを試してみました。トマトのペンネも魚貝のスパゲティも、オリーブオイルたっぷりで美味かったぁ。でも日本のパスタも良い勝負です。


明日はまた朝からフィレンツェの街中探検です。

イタリアに来ています。2015年04月10日 03:25

昨日からUshiさんとイタリアに来ています。
最初の訪問地はベネツィア。羽田からドイツのフランクフルトまで飛んで、乗り継ぎ5時間待ちで深夜にやっとたどりつきました。

今日は朝から街中を歩き回って、店に置けるかわいらしい小物がないか探してきました。
ベネツィアはご存知の通り水の都と呼ばれて、街が水面すれすれに立ち上がっています。街に車は一切入れません。真ん中を通る大運河と、街に細かく入り込んだ細い運河。陸の道はどこも両側を5階建てくらいの建物に挟まれた路地です。ちょっと歩けば運河に突き当り、橋まで回り道しないと向こうに渡れません。なので橋に通じる路地は、人がすれ違うのも大変なくらい細くても、結構な人通りです。
今のシーズン、学期始まりが9月の国では春休みだそうで、沢山の観光客が溢れていました。

ベネツィアと言うと仮面舞踏会とムラノグラス(ベネツィアグラス)が有名で、土産物屋には仮面とガラス製品が沢山並んでいました。その中から、おっ素敵だなと直感的に感じた品物を幾つか調達しましたので、近いうちにあぷりこっとつりーにお目見えしま〜す。
面白かったのは、工房併設の2軒の個性的なショップで買い物をしたら、どちらでも「どっから来たの?」と聞かれて、「日本」と答えたら、「何年か前にうちの店に北野たけしが来たんだよ。」と嬉しそうに教えてくれました。タケチャンマン、ベネツィア映画祭の時に見て回ったのかしら。

明日は昼ごろフィレンツェに列車移動です。

ようやく1002015年03月17日 22:27

 久しぶりの石垣島に来ています。

 今回はUshiさんの仕事の都合が付かなくて、人生初の一人ダイビング旅です。

 目的は2つ。
 あと2本に迫った100本ダイビングのクリア。
 なじみのダイビングショップの高齢看板犬との再会。

 朝5時に自宅を出て、羽田ー石垣直行便で3時間20分。
 石垣南ぬ島(パイヌシマ)空港に無事到着。

   さっそく漁港でボートに乗り込んでいざポイントへ。
 今日は、99本目がタートルリーフと記念の100本目がマンタシティ。

 まだ3月ですが、今日の石垣は最高気温26℃、水温表面で25℃、深場でも24℃。ぜんぜん寒くありません。透明度もまあまあ。

 今日の1本目、ポイント名の通りいきなり出ました、コバンザメを引き連れたでっかいアオウミガメ。追っかけて泳いだら、もう一匹お昼寝中の子がいました。

「もう、うるさいわねー。」

 続いておおきなイカのコブシメ。ユビエダ珊瑚の塊にメスが何匹も散乱中。写真を撮ろうと近づくと怒って色を変えながら威嚇にやってきました。しかし不謹慎にも、あーイカ刺し喰いてぇーって、思っちゃいました。
(写真上 右がオスで左がメス  写真下 産卵中のメス。足に付いている白い塊が卵です。)

 休憩後今日の2本目で通算100本目。ボート同乗の他のお客さんたちの強いリクエストでマンタも探してマンタシティ。巨大な珊瑚の根のてっぺんで、小さな魚たちに体をクリーニングしてもらいにマンタたちが集まってくるポイントですが、その日マンタにあえるかどうかは運任せ。

 でも今日はエントリーしてすぐにマンタがあちらから近づいて来てくれました。しかも2枚!
 珊瑚の根の上を、ゆったりと何度も何度も旋回してくれました。
 マンタを見るときは、驚かせないように根の根元に貼り付いてじっとしていることがエチケット。マンタがずっと逃げなかったので、じっと動きを止めていて、すっかり寒くなってしまいました。 でも、いい100本目の思い出ができました。


 石垣行きの2つめの目的。老齢看板犬との再会は。。。
 悲しいことにかないませんでした。
 18歳だったその子は、3週間ほど前の暖かい日、飼い主さんご夫婦に看取られて、静かに天国に旅立ったのだそうです。
 Ushiさんと私がこのショップにお世話になり始めてしばらくは、毎回一緒にボートで沖に出ていたのに。
 命に永遠は無いとわかっていますが、やっぱり寂しいなぁ。
100本の喜びも、色あせてしまいました。

京都出張でした。2015年01月26日 23:39

平野屋本店 いもぼう御膳
 今日は勤め先の用事で京都まで出かけてきました。

 本音は、まったく関わりたくない用事。行かなきゃだめですか?と抵抗を試みたのですが、同僚に頼み込まれて渋々です。
 頭に来たので腹いせに、京都でうまい昼飯と土産ものを楽しむことにしました。

 同僚との待ち合わせは15時でしたが、昼前には京都に入って、四半世紀以上前に虜になった京都のおばざい、”いもぼう”を食べに円山公園に向かいました。

 それは、ちょうど長女が1歳の誕生日を迎えようという時期。京都で開かれた学会に出張させてもらえる機会があって、会社には内緒でこっそりとUshiさんと娘を同行させたことがあります(もう時効ですよね)。偶然しだれ桜がきれいな円山公園に昼時に立ち寄り、他に店がなくてたまたま入った店でいもぼうに出会いました。


 見た目はどこにでもありそうな里芋の煮物なのですが、それまで食べたことのない甘さとうま味で、なんじゃこりゃ。もうノックアウト。わざわざ乳飲み子を抱えて新幹線こだまで4時間半かけて京都まで来て(ひかりが混んでいたので、空いていたこだまを選んだら、当たり前ですが各駅停車で、もうぐったりして京都につきました。いまだにUshiさんからそのときの選択ミス攻められています。)、安い民宿で夜泣きに悩まされた(壁が薄い部屋だったので、泣き声が周囲に迷惑になりそうで、あやすのに苦労しました。)ことなんか、全て消し飛びました。

 あとでわかったことですが、いもぼうは里芋ではなくて、京都特有の海老芋と棒鱈をじっくり炊き込んで作った料理だそうで、京都の伝統料理のひとつでした。

 思い出のつまったいもぼうを食べに、わざわざ京都から地下鉄で四条まで行って、そこから四条通を歩いて、新京極、先斗町、鴨川、祇園と通り越して、八坂神社にたどり着きました。


 八坂神社は商売繁盛の神様でもあるらしいので、一応店主として大枚100円のお賽銭を投げてあぷりこっとつりーの繁盛を祈願してから、奥の円山公園に向かい、いもぼうの平野家本店ののれんをくぐりました。


 ややこしいのですが、平野家には本店と本家があって、本家の方がちと高い。初めて入ったのが本店の方だったので、今日も本店に行きました。そしていもぼう御膳\2700を堪能して来ました。

 うん。この味。変わらずいい味出ているのですが、「うまいっ!!」と感動できないのは、一人きりだから?それとも歳だから?

 いもぼうを堪能した後は、家族から仰せつかった本日の”もーすと・いんぽーたんと・みっしょん”を実行するために、知恩院の山門前を通り過ぎて、三条通りに向かってゆるい坂を上って行きました。
いつの頃からそこに立っているんだろうと思わせる、荘厳な青蓮院のクスノキを見上げて、今度は坂を下って、三条通りとの交差点少し手前に某重大任務はあります。
 やってきました和菓子の吉水園。ここのわらびもちが、Ushiさんも子供たちもお気に入り。東京のデパートでも買えるようですが、日持ちするように真空パックされたもので、本店で売っている作りたてにこだわるんだそうです。(本当にそんなに違うのかいな?)


 ところが、やっとたどり着いた吉水園はまさかまさかの定休日。
 しまったぁ!最重要指令をしくじってしまった。。。。家に入れてもらえるかなぁ?

 しかたなく、今度は錦市場に向かって、とりあえずセカンドミッションのちりめん山椒と千枚漬けはしっかり確保して、同僚との待ち合わせの場所に急いだのでした。  


 肝心の仕事の方は、やっぱり関わり合いになりたくない話の展開になってしまいました。だから気が重かったんだ。。。。

ベルリン日帰り2014年12月13日 02:22

昨日はドレスデンから列車を使って、ドイツの首都ベルリンを日帰りで訪ねてみました。

ドイツの国鉄DBは、ホームページからチケットの予約、購入が簡単にできて、しかも当日駅で買うよりかなりお得。私たちみたいなドイツ語ちんぷんかんぷん組でも、事前にPDFでチケットが送られてくるので、安心して列車の旅を楽しめました。

しかし、行きの6人掛けコンパートメントで一緒になったオジサンが、ベルリンまでの2時間、ずーっとゴホゴホやっていて、コンパートメント内汚染されてるなーと思うと、参りました。

ドレスデンからベルリン間の景色は、ひたすら農地か痩せた森で、北海道のローカルの車窓からの眺めと、そう変わりなく、すぐ飽きてしまいました。フランス、チェコでも思いましたが、これだけ平らで広大な土地、昔は奪い合いが起きて、小さな国が乱立したのも頷けます。それが今はEUとして統合されたのは、人類の大きな知恵だとおもうので、また分裂してしまわないことを祈りたいです。

ベルリンに到着すると、あいにくの雨。ベルリン中央駅から連邦議会議事堂、ブランデンブルグ門、ベルリンの壁博物館を回って、そのあとちょっとした広場で開かれているクリスマス市を幾つか冷やかして歩いてきました。

ドイツ連邦議会は、事前に予約を取っていれば、無料で見学できるらしいです。是非中に入ってメルケルに会ってみたかったのですが、今回は諦めました。

ブランデンブルグ門、かつてはこの門のすぐ近くに壁が設けられて、東西分断の象徴だったようですが、今や跡形もなく、一体どこに壁があったのか、全然わかりませんでした。

壁博物館、入場料が12.5ユーロと予想外にたかかったのですが、せっかくのベルリンなので入ってみました。中はベルリンの壁を突破した、しようとしたケースの紹介、ユダヤ人を囲ったゲットーの資料、人権活動家たちの軌跡と、とても盛り沢山の展示で、料金が高いのも納得。ただ展示はほとんど写真と説明文で、もちろん日本語は無し。英語でもかなりの情報量なので、すぐに読むことに疲れて、なんだかよくわからないみ、館内をさまよって出てきました。ガイドレシーバーに日本語があれば、借りた方が良かったようです。

ベルリンのクリスマス市は、ドレスデンに比べると大人しく、小規模分散、ちょっと高級な感じがしました。食べ物は、ドレスデンが焼きウインナーやスープがほとんどですが、ベルリンはもっと種類豊富な感じでした。クリスマス市をお祭りなとして捉えると、ドレスデンの方が賑やかで、胡散臭くて、酔っ払いだらけで、なんかわくわくでした。さすが、ドイツ国内でも歴史と人気No.1のクリスマスマーケットです。

ベルリン市内には地図で見ると環状の電車Sバーンが走っています。散々歩いて、中央駅まで戻る手段にこのSバーンをつかったのですが、外国人には券売機の使い方が難しくて、立ち往生してしまいます。英語画面にして、なんとか無事切符をかったら、近くで様子を見ていた何処かの国のお年寄り夫婦に、空港までの切符を買ってと頼まれてしまいました。こちらもアップアップなんですけど。

ベルリンからドレスデンに戻る列車は、2等車は結構いっぱいで、あらかじめ座席予約しておいて正解でした。座れなかった人は寒い通路で2時間、大変そうでした。

時間が短かったのと、雨で暗かったからかもしれませんが、ベルリンは音楽とか、アートとか、目的を持って観光しないと、印象の薄い街になってしまいそうです。