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ぐりとぐら展、観てきました。2014年03月03日 22:50

 今日の勤めは非番にしてもらえたので、午前中に母を見舞って、帰り道にちょっと気になっていた「ぐりとぐら展」を銀座松屋デパートで見てきました。


 ぐりとぐらは今年誕生からなんと50年!になるそうで、となると本当は自分たちもリアルタイムでお世話になっていてもおかしくない絵本のキャラクターです。
 でも幼稚園~小学校低学年の頃は、活字と無縁の野生少年(悪ガキとも言いますね、世間様では。)だったせいか、ぐりとぐらに出会った記憶はありません。

   初めてぐり・ぐらを知ったのはUshiさんが子供に買い与えた絵本を見てでした。
 確か「ぐりとぐらのおきゃくさま」でしたが、表紙の赤と青のマント姿の二匹がとても気に入って、翌年の子年の年賀状の図案にそのままパクらせてもらいました。どうせ子供の絵本のキャラなんて、みんな知らないだろうと。大ヒット作とは思いもせずに。。。
 今思出だすと冷や汗ものです。

 今日の「ぐりとぐら展」は2時くらいに出向いたのですが、入場券を求める列ができている盛況ぶりでした。
 展示会場に入ると、昨年渋谷で催されたレオ=レオニ展ほどではありませんが、それでも原画をお行儀よく順番に見ていく人の列がズラーッと。来場者のたぶん99%は女性で、20代真ん中のお嬢様たちから30代後半の若いママさん、そしてちょっと年配のおば様でした。
 せっかちで上背のある私の場合(実は2mあります。)皆さんの後ろから頭越しに原画を覗き込めるので、いつもの様にスイスイと見て回ってきました。

 山脇百合子さんの絵は、原画で見ること是非お勧めです。
 絵本でも可愛らしいあの絵は、少し黄ばんだケント紙の上で、印刷よりも何十倍も栄えていました。

 やさしい。あんなにも優しい絵を見たことがなかった。
 不覚にもちょっと目が潤みました。

 展示会場のパネルには、作者の中川さん、山脇さんのインタビュー記事なども紹介されていて、ぐり・ぐらの名前の由来や、なぜオレンジ色になったのかなど裏話もわかって、ぐり・ぐらへの親しみが一層湧きました。

   展示会の図画集(インタビュー記事や宮崎駿監督との対談も載っています)を求めてきましたので、興味あればご来店の際お茶でものみながらゆっくりと眺めていって下さい。

 展示会は東京は3月10日まで。その後7,8月に長島、9,10月に広島、来年2、3月名古屋、そして来年4月、5月伊丹だそうです。