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弱かった成田空港2014年02月10日 17:50

フロリダのウエスト・パーム・ビーチという街にきています。
サンゴ礁が隆起して出来た土地なので、あちこちに雨で石灰岩が浸食されてできた沼や池、湿地が広がっていて、なーんにもないところ(失礼)です。
この広大な空き地に、発明通り、開発通り、議論横丁みたいな名前がつけられた道路が集まる一画があって、多分知的産業を誘致しているのでしょう、医療関係の施設がポツポツ建ち始めています。
今回の旅は、その中の一つに新しく研究室を開く先生を訪ねるたびです。大物なので、やっと取れたアポイントです。

それにしても日本を出発した日曜日はビビりました。
朝起きてみたら、大雪の後遺症で成田空港にたどり着く手段が全てアウト。

とはいっても、出発15時だし、晴れて暖かくなったので、すぐ電車動くだろうとタカをくくっていました。
早めに京成電車と乗り換えの日暮里に行ってみると、コンコースは大きなトランクを抱えた人たちで溢れかえっていました。
日暮里で3時間待って、最初に動き出した電車に強引にのりこんで、空港に着いたのが定刻20分前。
成田空港にも閉じ込められた大量の人が溢れていて、難民キャンプのようでした。
結局、予約の便がなぜか遅れてくれていたのでギリギリ滑り込めて、乗り継ぎも最後の乗客になって、奇跡的に目的地にたどり着けました。

それにしても、やっぱり成田空港は日本の玄関としては田舎すぎるように思いました。JRと京成と道路がとまったら、陸の孤島です。なのにたかだか20センチ超の雪で簡単に麻痺してしまうなんて。
こんなことがあると、外国人観光客に日本は見放されてしまいそうです。