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絵本紹介(271) Remy and Lulu2016年04月07日 23:59

題名    : Remy and Lulu
作     : KEVIN HAWKES
細密画  : HANNAH E. HARRISON
発行所  : Random House

 今日は久しぶりに外国絵本のご紹介になります。調べたところではまだ日本語訳は出ていないようなのですが、オジサンとワンコの友情が絡んだお話なので、そのうち翻訳されるかな?

 パリの肖像画専門ギャラリーで飼われていた雌犬のルルは、毎日画家が肖像画を描くテクニックをじっと見て育ちました。
でもある日、ギャラリーは人手に渡って、ルルは路頭に迷ってしまいました。

 仕方なくルルは街を出て、お腹を空かせて田舎道を歩いていると、大きな木の下でお弁当を食べているたじゃもじゃ頭のオジサンが、ルルにお弁当を分けてくれました。


 オジサンの名前はレミー。旅の画家でした。
ルルはレミーについて旅をすることにしました。

 レミーは行った先で出会った人の肖像画を描いてお金を貰っています。
でもレミーは「私は人をそっくりには描かない。エッセンスを描くんだ。」と言って、肖像画なのに抽象的な絵を描いてよくお客さんを怒らせてしまいます。
 実はレミーはど近眼で、よく見えていないのです。

 ある時、農家のおかみさんを描いていたレミーが、あまりの空腹で絵筆が震えたので、休憩をとりに外に出ました。レミーとルルはもう3日も何も食べいなかったのです。
 レミーがキャンバスを離れた隙に、ルルはキャンバスの隅に、おかみさんが可愛がっているブタのチェリーの細密な肖像画を描きました。

 絵の出来栄えを見たおかみさんとダンナさんは、レミーの絵よりもルルの素晴らしいブタのポートレートを見て大喜び。約束よりたくさんのお金をくれました。

 でも目の悪いレミーはルルが片隅に描いた絵には気づかず、大喜び。さっそく貰ったお金でご馳走を食べました。

 レミーとルルの絵は評判になって、二人は大忙しになりました。

 そしてある日、レミーは賞品で貰った虫眼鏡で自分の絵を見て、片隅にルルが描いた素晴らしく緻密なポートレートを発見してしまったのです。

 とても気まずくなった二人。レミーはそれ以来絵を描かなくなってしまいました。


 せっかくうまく行っていてオジサンとワンコの間柄。このまま別れてしまうのかな?

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