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4/2 あぷりこっとつりーこぼれ話2016年04月02日 23:10

桜が満開になった今日の原宿ですが、朝のうちは寒くて手袋をはめてチャリ通勤でした。

【しまった。】
開店直後にパソコンを立ち上げてビックリ。メールが121通もたまってましたぁ〜。そういえば1週間一度も開いていませんでした。
たまっていたメールの中に、上田市にお住いの方からあぷりこっとつりーに商品照会があってビックリポンです。私のアホブログから見つけて下さったそうで、やば!いい加減なこと書いてる場合じゃないですね。お問い合わせありがとうございました。お返事遅れて申し訳ありません。

【クンクンクン】
今日も何組か外国人のお客様が店を覗いて下さったのですが、香港から観光で来ているお母さんとお嬢ちゃん。自宅でハスキーを飼っているそうで、看板犬を可愛がってくれました。看板犬もお母さんのジーンズからハスキーの匂いを嗅ぎ取ってしつこくしつこくクンクン。 大変失礼致しました。 それにしてもお嬢ちゃん、すっごく足が長くて細くてかっこよかったぁ。どこかのタレントさんかと思っちゃいました。

【ブラックシスター】
夕方近く、あ〜あ、今日も売れないなぁ〜と嘆き始めた頃に、全身黒ずくめの女性二人組のお客様がご来店されました。
顔立ちは日本人なのですが、二人の会話が小さな小さなささやき声で、日本語かどうか判別不能。まるで修道院のシスターみたいです。
気に入っていただけているのかどうか、ちっともわからなかったので、あまりお買い上げの期待をしていなかったのですが、実は本日一番の高額商品をお持ち帰り頂きました。
ガッド ブレッシュー。アーメン。

【帽子屋さん】
いつも看板犬を散歩させるキャットストリート脇の細い道に、半年くらい前に帽子屋さんがオープンしました。でもすごく目立たない道で、人がほとんど入ってこないので、帽子屋さんにお客さんが入っているところを一度も見たことがありません。なのにどうして続けていられるんだろう?と、自分の店のことは棚に上げて、気になっていました。
そしたら今日、とうとうドアが閉められて、明かりが消えていました。やっぱダメかな?
原宿は店の入れ替わりがめちゃめちゃ激しい場所です。この3年でコロコロと6回入れ替わったお店もあります。
原宿に店出せばなんとかなる時代じゃなくなったってことですね。

明日も楽しく営業してまーす。

絵本紹介(270) にゃんことわんことあかずきんちゃんとびっくりたまごとオオカミ、そんでもっておばあちゃんのタンス2016年04月03日 23:21

題名   : わんことにゃんことあかずきんちゃんとびっくりたまごと
        オオカミ、そんでもっておばあちゃんのタンス
作    : ダイアン フォックス & クリスチャン フォックス
訳    : おおきひろえ & 長谷川義史
発行所 : BL出版

 とにかく題名がやたらに長い絵本を今日はご紹介します。日本向けに奇をてらった訳ではなくて、原書の題名をほぼ正確に翻訳したらこうなってしまったみたいです。 標準語と関西弁の掛け合いで漫才みたいな絵本ですので、お子さん一人で読むと言うより、読み聞かせ向きかな。


<にゃんこ>
あかずきんちゃん
 むかしむかし あるところに かわいいおんなのこが すんでおりました。
 おんなのこは いつも あかいずきんを かぶっていたので みんなから あかずきんちゃんと よばれていました。


<わんこ>
 よっ! スーパーヒーローもんか、そんなん、すっきやねん。
 あかずきんって どんなパワーもってるん?

<にゃんこ>
 あかずきんちゃんは ごくふつうのおんなのこなの! そういうのすきだったら よそへいってくれる?

 こんな具合ににゃんこの読みきませにわんこが無茶な突っ込みをいれる、まさしく漫才パターンでお話が始まります。

 わんこによる多少強引な突っ込みが続きますが、「そうだよな。」と共感する突っ込みも。
 例えば、おばあちゃんちに向かう途中であかずきんちゃんはオオカミと出会います。そしてあかずきんちゃんがお婆ちゃんの所へ行くことを知ったオオカミが、おばあちゃんの家に先回りする。。。という例の有名なお話しですが、わんこのつっこみ、

<わんこ>
 ちょっとまってぇな。。。 なんでオオカミは、そこであかずきんちゃんをたべへんかったん?


 そ、そうだよね。そこで食べてしまえば話は簡単だったはずですよね。なんででしたっけ?

 他にも、オオカミガおばあちゃんに化けてベッドで寝ているシーンには、

<わんこ>
 あかずきんちゃんて ちょっと あほちゃう? ふつう きぃつくやろ。オオカミがお婆ちゃんのふくきてたら。


  夢壊されるけど、確かにそうですね。

  最近のお子さん、みんな賢いから、もしかすると読み聞かせをするお母さんや先生は、現実にこんな突っ込み受けていたりしますか?だったらそれを逆手にとって昔ばなしの矛盾点をネタにしちゃうのも、いいかもしれませんね。

寛容力?2016年04月06日 22:17

 夕べ遅くスマホに転送されてきた勤務先アドレスのメール。
 数時間前まで机を並べていたバイト君の突然の退職を告げる連絡でした。

 この若いバイト君。前職でつまずいて、しばらく引きこもっていたらしいと以前同僚から耳打ちされましたが、確かにちょっと対人が苦手で表情に乏しい。常識もあまりないし、感情が不安定。要するに不思議ちゃんでした。

 いろいろ困ったところはありましたが、それでもそういう事情も把握した上で雇ったはず。

 私としては対人が苦手なのに、一生懸命周りとうまくやろうとしていたり、任された仕事は不器用ながら頑張っている姿を見て、少しずつ変わってきたなと評価していたのですが。。。

 バイト君と主に組んで仕事を教えていた数名の若い同僚たちには物足りなかったようで、折に触れて気を付けて欲しい点、直してほしい点をちょっと厳しめに指導していたようです。

 その同僚たちはバイト君を味噌っかす扱いしないで、ちゃんとした社会人にしようと言いたくないことも言ってくれていたのだと思いますが。。。もう少し待てなかったのかなぁ?

 なんか残念です。
 やめると知っていたら、ご苦労様でしたの一言かけてやりたかったのに。

 結果的にバイト君を追い出してしまった若い同僚たち。
 気が付けば独身だったり、子育ての経験が浅かったり。
 まだ人に対していい意味の諦め、受け入れの経験が少なかったのかもしれません。
 言葉が適切かどうかわかりませんが、寛容力みたいなものが育っていないのかな?

 根性の座った強い人ばかりの集団が理想かというと、4番を並べて勝てないどこかの球団と同じで、決して健全な構成ではないでしょう。

 少し落ち着いたらそのあたり、若い同僚たちと話し合ってみたいなぁ。

絵本紹介(271) Remy and Lulu2016年04月07日 23:59

題名    : Remy and Lulu
作     : KEVIN HAWKES
細密画  : HANNAH E. HARRISON
発行所  : Random House

 今日は久しぶりに外国絵本のご紹介になります。調べたところではまだ日本語訳は出ていないようなのですが、オジサンとワンコの友情が絡んだお話なので、そのうち翻訳されるかな?

 パリの肖像画専門ギャラリーで飼われていた雌犬のルルは、毎日画家が肖像画を描くテクニックをじっと見て育ちました。
でもある日、ギャラリーは人手に渡って、ルルは路頭に迷ってしまいました。

 仕方なくルルは街を出て、お腹を空かせて田舎道を歩いていると、大きな木の下でお弁当を食べているたじゃもじゃ頭のオジサンが、ルルにお弁当を分けてくれました。


 オジサンの名前はレミー。旅の画家でした。
ルルはレミーについて旅をすることにしました。

 レミーは行った先で出会った人の肖像画を描いてお金を貰っています。
でもレミーは「私は人をそっくりには描かない。エッセンスを描くんだ。」と言って、肖像画なのに抽象的な絵を描いてよくお客さんを怒らせてしまいます。
 実はレミーはど近眼で、よく見えていないのです。

 ある時、農家のおかみさんを描いていたレミーが、あまりの空腹で絵筆が震えたので、休憩をとりに外に出ました。レミーとルルはもう3日も何も食べいなかったのです。
 レミーがキャンバスを離れた隙に、ルルはキャンバスの隅に、おかみさんが可愛がっているブタのチェリーの細密な肖像画を描きました。

 絵の出来栄えを見たおかみさんとダンナさんは、レミーの絵よりもルルの素晴らしいブタのポートレートを見て大喜び。約束よりたくさんのお金をくれました。

 でも目の悪いレミーはルルが片隅に描いた絵には気づかず、大喜び。さっそく貰ったお金でご馳走を食べました。

 レミーとルルの絵は評判になって、二人は大忙しになりました。

 そしてある日、レミーは賞品で貰った虫眼鏡で自分の絵を見て、片隅にルルが描いた素晴らしく緻密なポートレートを発見してしまったのです。

 とても気まずくなった二人。レミーはそれ以来絵を描かなくなってしまいました。


 せっかくうまく行っていてオジサンとワンコの間柄。このまま別れてしまうのかな?

沖縄に来ています。2016年04月08日 21:50

今日から3日間の予定で、店主1号沖縄に来ています。

勤め先の社員旅行なので、今回は潜りはなし。その代わり、いつも時間がなくて行けなかった那覇のヤチムン通りをゆっくりと見て歩いたり、沖縄民謡のライブみにいったり、いつもと違う沖縄楽しんでます。

店の方はまた店主2号に頼んできました。
みなさま是非ご来店を。