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鉢植えのブドウ2013年07月26日 23:58

 苗で買ってきて、今年5年目を迎えたブドウ(ピオレーネ)の鉢植えがあります。

   3年目の一昨年、初めて4、5房実をつけて、食べてみたら結構いけました。去年はおいしい実を期待したのに、たった一房しかできませんでした。

鉢植えのブドウ


 そして今年、春にたくさんの花をつけて、選別したものか迷っているうちに、小さな実がつぎつぎ落ちて、結局まばらに実をつけたたくさんの房がなる、なんか情けない姿を晒しています。
 でもだんだん実が色づいて、食べられるように熟す日が近くなっているようで、今からとても楽しみです。

 ブドウというと、以前札幌に住んでいた頃、夏の盛りに毎年余市(よいち:札幌から車で1時間くらいの果物作りが盛んな地域)の果樹園にブドウ狩りに出かけたことを思い出します。

 甲斐路という種類が栽培されているハウスで、2時間くらいかけて、取っては食べ、食べては取りして、私はもうおなか一杯というところまで、しつこくむさぼり喰いました。たぶん15房くらいは食べたと思います。

   すると、毎年決まって帰り際、急激な腹痛に見舞われて、トイレに駆け込むと、あっという間におなかの中のものがすべて流れ去って、すっきり。(ばっちい話で済みません。)

   あれはいったいい何だったのかな?
 ブドウって、お通じを良くする働きがあるんですかね?

 どなたかご存知でしたら、是非教えて下さい!

美容室CORさん2013年07月25日 20:40

 裏原宿の「あぷりこっとつりー」の向かいには、人気の美容室CORさんがあります。
http://double.ne.jp/COR/top/ 

   
美容室COR入り口


 今週日曜日に、CORさんで2度目のカットをしてもらってきたUshiさん。ファッション鈍感の私が見ても、おー!いいんでないですか!

 前回CORさんでカットしてもらった後も、彼女とお付き合いしてきた1/4世紀の中で、一番自然で似合ってるなーと思ってましたが、今回はさらにその上を行ったかも。

 カットを担当してくれたのは、堀井さんというイケメンスタイリストさんで、レザーカットでほとんどを仕上げるすご技の持ち主。今回はその堀井さんが、Ushiさんの普段の姿をちらちら見て、前回よりもっとカジュアルなヘアスタイルの方が良さそうと工夫してくれました。

 Ushiさんに怒られるので写真をアップできないのは残念ですが、実年齢よりだいぶ若く見える見える。
 さすが、競争の激しい原宿でお店を維持しているだけのことはありますね。

 私も少し前にやはり堀井さんに2回目のカットしてもらったのですが、どうやら遠大な堀井構想の過程のようで、妙に長い前髪が跳ね上がるたび、前髪を自分で切ってしまいたくなる衝動に駆られています。
 でもUshiさんを通じて「我慢してください」と釘をさされてしまったので、我慢我慢。

 2回目のCORさんでは、アシスタントの田中さんが、結構本格的に肩もみしてくれたのが気持ちよくて、思わず強い睡魔に襲われて、その後堀井さんがいろいろ説明してくれているのに、ほとんど耳に入りませんでした。ごめんなさい。

 早く堀井構想の全体像を実感したい、ただいま前髪バッファローのツノ状態のオヤジです。

 あー前髪ぶち切りたい!

おみそれ致しました。2013年07月23日 19:11

 先日、中野駅始発の総武線津田沼行きに乗った時の話です。

 私がホームに上がると、ちょうど新宿方面からの中野どまりの総武線が到着して、乗客がたくさん降りてきました。その電車は今度は中野発津田沼行きの電車になって、折り返し運転をします。
 私はまだほとんど人が乗っていない電車に乗り込み、シートに腰を下ろして「ああ座れた。涼しー。」とほっとしていました。

 私が座ったシートからドアふたつぶん離れたあたりに夫婦と子供ひとりの親子連れらしい人影があり、旦那さんと奥さんがホームを見ながら、中国語っぽい言葉でやや大きな声で何か言い合っています。
 ちょっとだけ注意が向いて、「ははぁー、中野は初めてで、街の様子が珍しいいんだろうな。」くらいに思って、あとは気持ちが他に移っていました。

 それより、ホームを買い物カートを引いて歩く、80歳くらいの小柄なお婆さんの姿に目が。おばあさんはホームで新聞・雑誌用のごみ箱を覗いて、中に雑誌が無いことを認めると、今度は電車に乗り込んできて、網棚を見上げながら私の前を通過していきました。

 「ああ、雑誌を集めて古雑誌屋に売る商売をしている人だー。」
 「雑誌集めのおじさんは時々みたけど、おばあさんははじめてだなー。」 「結構年なのに、食べていけるのかなー。」
 などとぼーと考えていると、

 件の中国語の親子の前まで来たお婆さんが、いきなり、「ほえあゆぅごぅ」と夫婦に向かって話しかけました。
 夫婦: 「?」
 お婆さん:「ホエアユーゴー」
 夫婦: 「!! ミタカ」
 お婆さん:「ディストレイン イズノットゴー ミタカ。」「オンリーゴーバック。」 「チェインジ トレイン。」

 うわっ、マジですか? お婆さん英語で外国人にこの電車が折り返し運転であること教えてる。
 しかも聞かれたわけじゃなくて、不安そうな夫婦を見てすぐに、終点と気づかずに乗り続けているんだと事情察して。
 英語の発音、全然きれいじゃないけど、言うべきこと要点押えて、ちゃんと夫婦に伝わってる。
 スゲー、かっこいい!

 そうなんです。ヤミで廃品回収している結構な歳のお婆さんが、、ごく自然にさらりと外国人の手助けをしてしまったのです。

 よく職業に貴賤は無いと言いますが、廃品回収のお婆さんが英語話すなんて、ふつう想像できます?
 英語の使い方から、学校で教わったというより、何か外国人相手の仕事で培った(たとえばバックパッカー向け旅館のおかみさんとか、外国人相手のスナックのママとか。)実践英語っていう感じでした。

 きっとこういう風景が当たり前になることが、東京の国際都市化なんでしょうね。
 最近、政府が成長戦略の一環として、英語教育に力を入れ始めて、小学校からの英語必修とか、高校の英語授業は英語で、とか頑張ってますね。 それはそれで何もやらないより日本人が英語をしゃべれる助けになる場合もあるのでしょうね。
 でも、学校の教科にして点数付けてしまうと、ぜんぜん面白くなくなるし、間違ったら恥ずかしい、わからないとバカだと思われる、と、逃げ腰になっちゃうことって、ありません?

 それより、言葉なんて所詮コミニュケーションの道具で、意志が伝われば何でもありよと開き直ったら、今だって相当な数の大人が「英語しゃべれる人」ってことになりそうに思うんです。

 シンガポールでは独特の発音、独特の言い回しの英語が市民権を得ていて、シンギッシュ(シンガポール+イングリッシュ)と呼ばれているとか。

 いっそのこと、日本でもジャングィッシュを作りだしちゃったら気楽になるかもしれませんね。

 「ディス トレイン ね、 ノー ミタカ なの。 ユー たち トレイン チェンジ しなよ。」

 あれっ? ジャニーさん?

あーあ。 どうして?2013年07月22日 17:25

 昨日の参議院選挙、皆さん投票には行かれましたか?

 私とUshiさんはここ数年、朝早いうちに犬を散歩させながら投票するのがスタイルになっています。
 政治家にはあまり期待していませんが、それでも世の中がこうなって欲しい、こうなって欲しくないという願いがあるから、せっかくの一票は絶対に使おう、意思を表そうと決めています。

 ところが、我が家に二人いる有権者の子供。今回二人とも投票に行かず。
 曰く、行こう、行かなきゃと思ったんだけどね、もはや投票所まで出歩くの面倒くさくて。
 だいたい候補者多すぎて、誰が誰だか選べない。
 
 はぁ?投票所までたかだか300m。ものの5分とかかりませんが。

 いくら子供と言え、親とは違う人格。
 聞かれれば自分の社会観、信念、どういう政治勢力を好ましいと思っているかは話しますが、子供には子供自身の考えを持ってほしくて、普段自分の考えを刷り込むようなことはできるだけ避けてきました。
 だから、選挙前は特に、誰を応援したらとか、選挙に行けとか、子供に影響を与えるような話題に触れないようにしていたんですが。
 あーあ。とんだ裏目でした。そんなふうに育てちゃったんだ。。。

 私にはわかりません。
 自分が参加もしていない選挙で多数派になった人たちが、センセセンセと呼ばれて特権使ってふんぞりかえって、どこかでいつの間にか法律をつくって、ある日「さあ法律だから従え。」と言われて、それでいいの?
 少なくとも選挙に参加していれば、負けたとはいえ、私はあんたらのこと認めた覚えはない!と気高く文句言えるんじゃないの?
 おとなしい羊でされるがまま生きていくの?これからあなたたちの時代なのに。
 権力は善人を悪魔にも変える魔物だよ。

 どうせ何も変わんないとか、変えようとしてから言え!

 候補者、政策で選べなければ、ポスター見てイケメン、カワイコチャン選んでもいいよ。星占いで相性のよさそうな人にいれてもいいよ。画数占いで選んでもいいよ。(本当はよくないけど。) 
 とにかく、せっかくただでももらえる(本当はただじゃないけど)選挙権、感心持ってよ。使おうよ、使ってよ、お願いよ。

 いまさらですが、こうなったら次の選挙目指して、ウザがられても子供に対して選挙に行こうキャンペーンを始めなきゃ。

朝、食卓に投げ出された2枚の選挙はがきを見て、がっくりきてしまったお父さんでした。

朝の親子2013年07月19日 20:58

 今朝、住んでいる集合住宅の自転車置き場で、小さなお子さん連れのご家族と出会いました。
 お父さん、お母さん、4歳くらいの女の子、お母さんに抱っこされた赤ちゃんの4人家族です。
 
 お父さんは自転車で駅に、女の子はお母さんの自転車で保育園に行くところだったのでしょう。でも女の子はお別れがつらくてお父さんの足にしっかり抱き着いて、お父さんは困り顔。お母さんは女の子を一生懸命なだめている様子でした。

 朝の時間が無いときに、子供に予期せぬ行動に出られると大人は焦ってしまいますが、実は親にとってはハプニングも含めて、今がとても幸せな瞬間なんだよなーと思いつつ、遠い昔の甘酸っぱい気持ちを思い出していました。

 
 我が家の年長の子供がまだ小さい時、朝、保育園まで連れて行く役割を受け持った時期がありました。最寄駅まで自転車で15分もかかる不便な場所に住んでいて、しかも電車を1本逃すと大変、次は20分待つことに。
 保育園まで自転車を一生懸命漕いで、子供をおろして、さー駅まで急ぐぞと思っても、毎朝子供が私の腕をとって簡単には行かせてくれません。
 腕時計をにらみながら、何とか子供の気持ちを友達や先生に向けようとするのですが、焦るほどに子供が私の腕をつかむ力が強まりました。
 終いに「たのむよー。お父さん遅刻しちゃうよー。」と泣き落としでやっと解放。
 フッとため息をついた子供は、別れ際決まって私の手に「チュッ」として園庭に駈け出して行きました。「行きたくないよ。一緒にいたいよ。」の一言を我慢してくれた後ろ姿がいじらしくて、いつもジーンと来ながら駅に急いだものです。

 あの頃、もちろん子供を愛おしく思っていましたが、子育ては自分の都合と相いれない厄介な荷物でした。
 でも今振り返ると、子供に振り回されていた(と思っていた)頃が一番気持ちが充実して豊な時間だった様に感じます。笑わせてもらったり、どきどきさせてもらったり、気づかせてもらったり。
 厄介者扱いしないで、もっとゆっくり楽しむべき宝物の時間だったのかなと。

 最近は昔より男性の育児参加意識が向上しているようですが、”イクメン”なんてもてはやされているうちはまだ希少の証拠。
 逃したチャンスを悔やんでいる身としては、若いお父さんに言ってあげたい。
 「組織や世間体は忘れて、何が本当にたいせつか、素直に考えてみようよ。」
 「今だけだよ。」