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3/28 あぷりこっとつりーこぼれ話2015年03月28日 23:18

 桜が咲きました。

 多くの木はまだ3分咲きといったところですが、中には満開と見える木もあります。桜が咲くとなんか心が軽くなって優しい気持ちになれるのが不思議ですね。

 先週咲いた店の花壇に植えた杏の花。できれば結実して欲しくて、杏の受粉について調べてみました。
 と、言うのも、以前庭に佐藤錦(おいしいサクランボのなる桜です。)の木をお持ちの知り合いから、佐藤錦には他の種類の桜の花の花粉を付けなければ実がならないと聞いて、びっくりしたことを思い出したためです。
 佐藤錦のこの性質、自家不親和性と言って、動物で言えば近親交配を避けるような食物の防御システムの一つの様です。

 杏も自家不親和性果樹で、安定した結実には梅の花粉が効果的だそうです。
 梅の花だったらちょうどあぷりこっとつりーの斜めお向かいのお宅の花壇に木があるので、その木から花粉を頂いて杏の花に受粉させるつもりで、今日は毛筆を一本バッグに忍ばせて店に出ました。

 ところが、ショック!お向かいの梅の花、100%咲き終わって散っていました。 仕方がないので毛筆で花の中心をちょんちょんと撫でて、とりあえず自家受粉をしてきました。 お願い、なんとか実って。

 昨年6月に美容室CORさんが店を閉めてから空き家だったあぷりこっとつりーの向かい貸店舗。4月1日からまた新しい美容室がオープンすることが決まって、急ピッチで内装工事が進められています。
 お店の名前はTHE REMMYだそうで。 以前のCORさんと同じ表参道の大きな美容室の系列店の様です。CORさんが閉店してから周辺の活気が下がっていたので、またにぎやかになってくれれば少しうちの売り上げもの伸びるかなー。 来週からが楽しみです。

まさか2015年03月27日 23:36

 いや怖いことが立て続けに起きてしまいました。

 チュニジアの博物館でいきなりテロリストに命を奪われたり、安全で楽しいはずの空の旅が作為を持って壊されたり。

 観光客を殺戮して観光立国にダメージを与えようとする輩にも、100名を超える罪のない人たちを道連れに自殺を試みる人にも、一体どう対処したら良いと言うのでしょう。 気をつけようがありません。

 それにしても、コンピューターで隅々まで管理されている最近のハイテク飛行機のコックピットが、まさか外からは開けられないなんて。。。
 一体誰がそんな馬鹿な構造で安心安全と思っていたのでしょう。普通に考えたら、最後の手段に手動で開ける抜け道くらい作っておくものでしょう。

 なんか子供の頃読んだ童話か漫画に、家を内側からとっても頑丈に補強していたら、出口まで塞いでしまったという話があったように思いますが、まさに頭の良い人が究極の安心安全を考えてたどり着いた結論が、外からは決して開けられないという極端なしろものでした。

 福島の原発だって、何重にも非常時のバックアップ体制が整えられて、絶対安全と言われてきたのに、誰も電源施設を失えばすべて動かなくなるという、後から考えれば当たりませ之ことに気づきませんでした。

 果たして世界最高の安全水準と政権が胸を張る日本の原発には、本当に隙は無いのでしょうか。

 答えは「いいえ」だと、チュニジアの事件とジャーマンエアの事故が教えてくれています。

絵本紹介(181) パパはジョニーっていうんだ2015年03月26日 23:44

題名   : パパはジョニーっていうんだ
作    : ボー・R・ホルムベイル
絵    : エヴァ・エリクソン
訳    : ひしき あきらこ
発行所 : BL出版

 今回ご紹介する絵本は北欧スウェーデンのお話しです。でもいつも北欧でイメージする森と湖と妖精のお話しではなくて、訳あって離れてしまった家族のお話しです。


 お母さんといっしょに8か月前にこの街に引っ越して来たティムは、駅のホームに立ってお父さんが乗った電車の到着を待っています。ティムを駅に連れて来たお母さんは、お父さんが來るまでここを動くなと言い残して帰っていきました。

   しばらくすると、やっと電車が来ました。電車から降りたお父さんは駆けてきてティムを抱き上げました。

 「ああ、ティム。やっとこられたよ。会いたかった。きょうは、ふたりでなにをしようか?」

 それからティムとお父さんの楽しい時間が始まります。ティムはうれしくて、会う人会う人にお父さんを自慢します。

   ホットドッグ屋のおばさんに、「ぼくのパパだよ。ジョニーっていうんだ。」

 映画館ではもぎりのおじさんに、「ぼくのパパだよ。いっしょに映画をみるんだ。」
 映画の後で入ったピザ屋では、顔見知りの店員さんに、「きょうはパパといっしょだよ。ジョニーっていうんだ。」と胸をはりました。


 でもパパと一緒の楽しい時はあっという間に過ぎて、パパを駅まで送っていかなければならない時刻になりました。
 パパが帰る電車が止まっているホームまで来ると、パパが発車時刻を見て「まだ2、3分ある。」そういってティムを抱き上げました。

 そしてそのまま電車に乗り込むと、「みなさん、ちょっといいですか?」「この子は、ぼくの息子です。最高にいいむすこです。ティムっていうんです!」声をはりあげてそう言いました。

なんか、切ないお話ですね。ジョニーはとても良いお父さんで、お母さんだって良い人そうなのに、二人の間にいったい何があったの?3人では暮らしていけなかったの?思わずそう問いたくなりますが、男と女そう単純じゃないですよね。
 30年前に映画「クレイマークレイマー」を観た時にはどこか遠い世界のできごとでしたが、今や日本だって一度は永遠の愛を誓いながらいつの間にかズレて離れてしまったご夫婦はたくさんいるので、きっとティムみたいな経験をしている子も多いのでしょうね。
 子供にはなんの責任もないので、願わくば夫婦は離れてしまっても、親と子の関係はティムとジョニーの様に近いまま続いて欲しいものです。

憶えられない。。。2015年03月24日 22:50

 せっかく桜が開花したというのに、一転風が冷たくて寒い一日でした。急な寒暖変化のおかげで鼻風邪をひいてしまいました。

 今日の勤務は非番のはずだったのですが、午前中勤め先の新スタッフの採用面接に出かけていました。
 世の中好景気の兆しが見えつつあるのは良いことなのですが、こと求人に関しては、一時期ほどの応募数が集まらず、こちらの求めるスキルを持った人材は他との奪い合いになってしまって苦戦します。
 最後は人柄と思って応募者とはお会いしていますが、やはりスキルが高くて人柄も良い人が来てくれれば、それに越したことはないのですが。。。

 面接は昼頃までで終わったので、帰り道前から気になっていたお店で家族にケーキを買って帰りました。
 でも自転車の前かごで揺られたので、帰ってみるとケーキの上に乗っていたフルーツが箱の中に散乱しています。慌てて復元しようと思ったのですが、はて?元のケーキの様子がちっとも思い出せない。
 結局我が家の女性軍に復元して貰ったのですが、買った時のケーキの様子が思い出せないと言ったら、いやバカにされまくりました。
 そんなこと言ったって、最近のケーキは名前は洒落まくって絶対覚えられないし、華やかに幾種類ものフルーツが盛られていて、いちいち覚えていられるか! ああ、ショートケーキとかモンブランとかバナナボートの時代が懐かしい。

 覚えられないと言えば、自宅のタオルと雑巾の置き場の区別がさっぱり覚えられません。しかも雑巾と言っても私的にはまだ顔も拭けそうなきれいなタオルのお下がりなので、タオルと見分けがつきません。今まで何回もUshiさんに説明を受けているはずなのに、ぜーんぜん頭に入らない。今日もタオルを雑巾に使って怒られてしまいました。
 他にも、食器の片づけ場所とか、なぜか頭が記憶することを拒否するみたいです。

 今日の夕食当番のメニューは高菜チャーハンに山芋とマイタケの炒め物。先週に続き、今日も冷蔵庫の在庫だけを使って作れて美味でした。 だんだん主夫業も様になってきたと(自画自賛していますが)感じますが、家のことは何故か覚えられない。
 外とは緊張感が違うからでしょうかねぇ。これでも職場では備品の在処や以前の事情記憶とかで頼られる方なんですがねぇ。
 いったいどうなっているのでしょう?

絵本紹介(180) あのこ2015年03月22日 21:10

題名   : あのこ
文     : 今江祥智
絵     : 宇野亞喜良
発行所  : BL出版

 今日は、3月20日に83歳で永眠された日本を代表する児童文学作家今江祥智さんの絵本からご紹介です。今江さんご自身の自信作でありながら、発行が1966年ということでしばらく途絶えていたものが、つい最近復刻しました。敗戦の年の冬、山間の疎開先のお話しです。

 「わたしはうまとはなせるのよ。。。」
 疎開先の教室で、初めましてのあいさつの代わりに、あのこはそう言いました。
 あのこの家には雪の様に白い馬がいて、あのこは目を閉じればいつでも馬の背に乗って野を駆けることができました。


 ある日疎開児の中で、あのこが本当に馬と話せるのか試してみようという声が上がりました。新入りのあのこが生意気と感じていた女の子も同調します。
 そこで疎開児の一人が村で一頭だけ馬が残っている庄屋さんの家に駆け合いに出かけました。すると疎開児は村の子供たちに取り囲まれたので、あのこのことを話してしまいました。

 おもしろがった村の子たち、やきもちを焼く疎開児達に取り囲まれて、あのこは庄屋に庭先に連れてこられました。そして皆が好奇心で見守る中、庄屋の息子が納屋から連れ出したやせて気の荒い馬と向き合います。

 あのこはこわがりもせず馬の首をとんとんと叩いて、馬の耳元でぶつぶつと何かをつぶやきました。するとそれまでおびえていた馬の目の色が穏やかな色に変わり、後ろに倒していた耳は立ち上がって前を向きました。

 庄屋の男の子はあのこが馬と話を始めたことに気づきましたが、まわりの子供たちは、何もわからず、あのこに向かって早く話せとけしかけました。子供たちのざわめきが大きくなったことにおびえた馬は、突然棹立ちになって、庄屋の男の子とあのこを引きずって駆け出してしまいました。

 子供たちはあのこのことをひどい嘘つきだとののしり、あのこも言い訳をせず、誰とも話さなくなってしまいました。庄屋の男の子だけは、あのこが馬と確かに話したことを知っていましたが、言い出せませんでした。

 日本の敗戦が迫る中、戦争が子供たちの生活も大きく影響するようになっていた時期のお話しです。今から70年前を舞台にしていますが、物語の中には子供たちの憧れ、嫉妬、恋心、いじめ、あきらめなどの感情がなまなましく描かれていて、今の時代に置き換えても十分通用する話になっています。
 今江さんとよく絵本で組む宇野亞喜良さんのイラストは、昨年亡くなった米倉斉加年さんもそうでしたが、どこかエロチックな臭いがします。でも不思議と不謹慎にならないのは、きっと今江さんの物語が醜い部分も含めて生きることに正面から向き合っているからですかね。