http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg
9/3 あぷりこっとつりーこぼれ話 ― 2016年09月03日 23:35
もう9月。秋祭りの準備に忙しそうな町内会をよく見かける時期になりました。
看板犬たちはずいぶん臭くなってしまったので、今日はエステサロンUshiでシャンプー&ブラッシング予約の為、お休みでした。
頭痛とワンコ無しでテンションが上がらず、家でぐずぐずしてたら開店が15分遅れ。それなのに看板を出す前に女性2人組のお客様がご来店。絵本好きの方たちだった様で、まだ冷房が効いてこない蒸し暑い店内でじっくりと絵本を楽しんで行って下さいました。
トイレ掃除も追いつかなくて、失礼しました。
ちょっと気候が過ごしやすくなったからか、久々に来店が途切れない午前中になりました。
昼過ぎにいらしたカップルの女性は、店内見回してすぐに、「なんか斎藤さんの臭いがする」
? 斎藤さんの臭い? 新しいアロマオイルかしら?
レンタルBoxの商品を見ていたその女性、「やっぱりサイトーさんだ!」
兵庫在住のイラストレーターサイトーさんのことでした。
なんでも、女性は石川県在住の作家さんで、前に展示即売会でサイトーさんと意気投合されたそうで、たまたまアプリコットツリーにふらっと入ってサイトーさんの作品を発見されたのでした。
兵庫と石川の交差点は、裏原にあったんですね。
3年前の開店依頼ご贔屓にしていただいている若い男性のリピーターさん。今日も古本コーナーから2冊の絵本をお求め頂きました。その方曰く「いつも新刊の絵本も見るんだけど、なんか昔の絵本の方がピンときて、結局古い絵本買っちゃうんですよねぇ。」
うん、うん。なんとなくわかります。
素人が失礼と思いますが、毎月新刊で発行されるたくさんの絵本、でもその中で「あっ、これいいなぁ。是非お客様に勧めたいな。」と食指が動く絵本がとても少ない。
なぜなのでしょう? 活字の本と同じように、絵本の世界も売り上げが落ち込んで、若い才能ある作家が育つ前に脱落していく、なんて事態でなければ良いのですが。。。
今晩の我が家の食卓、ほくほくの栗ご飯とさんまの塩焼きでした。
秋はおいしいものがたくさんあって、楽しみですね。
看板犬たちはずいぶん臭くなってしまったので、今日はエステサロンUshiでシャンプー&ブラッシング予約の為、お休みでした。
頭痛とワンコ無しでテンションが上がらず、家でぐずぐずしてたら開店が15分遅れ。それなのに看板を出す前に女性2人組のお客様がご来店。絵本好きの方たちだった様で、まだ冷房が効いてこない蒸し暑い店内でじっくりと絵本を楽しんで行って下さいました。
トイレ掃除も追いつかなくて、失礼しました。
ちょっと気候が過ごしやすくなったからか、久々に来店が途切れない午前中になりました。
昼過ぎにいらしたカップルの女性は、店内見回してすぐに、「なんか斎藤さんの臭いがする」
? 斎藤さんの臭い? 新しいアロマオイルかしら?
レンタルBoxの商品を見ていたその女性、「やっぱりサイトーさんだ!」
兵庫在住のイラストレーターサイトーさんのことでした。
なんでも、女性は石川県在住の作家さんで、前に展示即売会でサイトーさんと意気投合されたそうで、たまたまアプリコットツリーにふらっと入ってサイトーさんの作品を発見されたのでした。
兵庫と石川の交差点は、裏原にあったんですね。
3年前の開店依頼ご贔屓にしていただいている若い男性のリピーターさん。今日も古本コーナーから2冊の絵本をお求め頂きました。その方曰く「いつも新刊の絵本も見るんだけど、なんか昔の絵本の方がピンときて、結局古い絵本買っちゃうんですよねぇ。」
うん、うん。なんとなくわかります。
素人が失礼と思いますが、毎月新刊で発行されるたくさんの絵本、でもその中で「あっ、これいいなぁ。是非お客様に勧めたいな。」と食指が動く絵本がとても少ない。
なぜなのでしょう? 活字の本と同じように、絵本の世界も売り上げが落ち込んで、若い才能ある作家が育つ前に脱落していく、なんて事態でなければ良いのですが。。。
今晩の我が家の食卓、ほくほくの栗ご飯とさんまの塩焼きでした。
秋はおいしいものがたくさんあって、楽しみですね。
絵本紹介(289) すみれ島 ― 2016年09月04日 17:13

題名 : すみれ島
文 : 今西 祐行
絵 : 松永 禎郎
発行所 : 偕成社
今日ご紹介する絵本は、太平洋戦争末期の特攻隊の悲劇を題材にした物語です。戦争では何が行われたのか、語れる証人が減っていく時代に、読み継がれて欲しい物語の一つです。
昭和20年春、九州の南の端の小学校のま上を、毎日のように日の丸を付けた飛行機が飛び過ぎて行くようになりました。子供たちは手を振り、飛行機もそれに応えて翼を軽く振ります。子供たちは喜びましたが、教師たちはその飛行機が爆弾と片道だけの燃料を積んだ特攻機であることを知っていました。
やがて子供たちは航空隊の兵士に手紙や絵を書いて送るようになり、それも飽きると近くですみれを摘んで花束にして航空隊に届けるようになりました。
するとある兵士から返事が届きます。すみれを貰った夜、仲間と二人で夢中になって懐かしいすみれ相撲をしたこと。すみれの花を散らしたままのベッドですみれの香りにつつまれてぐっすり眠れたこと。出撃の命令を受けて、ゆうべが本当に楽しいよるだったと子供たちにお礼を述べて、兵士は飛び立って行きました。
それからもどれくらいの兵士が子供たちから貰ったすみれを持って飛び立ったことか。そんな特攻機の中には、敵の戦艦にたどり着く前に故障して墜落するものも少なからずおりました。
戦争が終わって何年かすると、南の小さな島にすみれが群生するようになりました。子供たちから贈られたすみれ花を積んだ飛行機から種が落ちたのかもしれません。
名前の無かったその島は、地域の人たちにすみれ島と呼ばれています。
今私たちはISの自爆攻撃のニュースを聞いて、なぜ簡単に騙されて大切な命を捧げるのか、理解に苦しみます。
でもたった70年ほど前に、日本でも近いことが起きていました。
大切なものを守るため、国の勝利に役立つため、自らの命を差し出した若者たち。きっと真面目で純粋だったのでしょう。生きていれば、どれだけその後の日本の発展に貢献したことか。
いつの時代にも純粋な若者を、自分たちの思惑を成し遂げる道具に仕立てようとする大人がいること、子供たちに教え、悲劇を防ぎたいものです。
文 : 今西 祐行
絵 : 松永 禎郎
発行所 : 偕成社
今日ご紹介する絵本は、太平洋戦争末期の特攻隊の悲劇を題材にした物語です。戦争では何が行われたのか、語れる証人が減っていく時代に、読み継がれて欲しい物語の一つです。
昭和20年春、九州の南の端の小学校のま上を、毎日のように日の丸を付けた飛行機が飛び過ぎて行くようになりました。子供たちは手を振り、飛行機もそれに応えて翼を軽く振ります。子供たちは喜びましたが、教師たちはその飛行機が爆弾と片道だけの燃料を積んだ特攻機であることを知っていました。


やがて子供たちは航空隊の兵士に手紙や絵を書いて送るようになり、それも飽きると近くですみれを摘んで花束にして航空隊に届けるようになりました。

するとある兵士から返事が届きます。すみれを貰った夜、仲間と二人で夢中になって懐かしいすみれ相撲をしたこと。すみれの花を散らしたままのベッドですみれの香りにつつまれてぐっすり眠れたこと。出撃の命令を受けて、ゆうべが本当に楽しいよるだったと子供たちにお礼を述べて、兵士は飛び立って行きました。


それからもどれくらいの兵士が子供たちから貰ったすみれを持って飛び立ったことか。そんな特攻機の中には、敵の戦艦にたどり着く前に故障して墜落するものも少なからずおりました。
戦争が終わって何年かすると、南の小さな島にすみれが群生するようになりました。子供たちから贈られたすみれ花を積んだ飛行機から種が落ちたのかもしれません。

名前の無かったその島は、地域の人たちにすみれ島と呼ばれています。
今私たちはISの自爆攻撃のニュースを聞いて、なぜ簡単に騙されて大切な命を捧げるのか、理解に苦しみます。
でもたった70年ほど前に、日本でも近いことが起きていました。
大切なものを守るため、国の勝利に役立つため、自らの命を差し出した若者たち。きっと真面目で純粋だったのでしょう。生きていれば、どれだけその後の日本の発展に貢献したことか。
いつの時代にも純粋な若者を、自分たちの思惑を成し遂げる道具に仕立てようとする大人がいること、子供たちに教え、悲劇を防ぎたいものです。
9/10 あぷりこっとつりーこぼれ話 ― 2016年09月10日 22:26

台風がやってきたり、雨の天気が多くなったり、暑い暑いと思っても季節の主役は秋に変わったようです。そう言えばワンコの夜の散歩時、この前までセミごうるさかったのに、今は草むらの音楽家たちがいろんな楽器を奏でていますね。
今日のあぷりこっとつりー、看板犬はお客様を今か今か待ちましたが、そのうち待ちくたびれてグデ。活躍する機会があまりない1日でした。
最近、店までチャリで出勤する途中、千駄ヶ谷小学校の隣にポタスタというサンドイッチ屋さんができました。冒頭の写真はツナのサンドイッチ。
あり得ないほどたくさんのレタスとツナが薄いパンで挟まれていて、ほとんどサラダでした。1個500円。結構ボリュームあって野菜タップリでヘルシーなのですが、食べづらいのが玉に傷。そう言いつつ今日も買ってきちゃいました。
今日のあぷりこっとつりー、看板犬はお客様を今か今か待ちましたが、そのうち待ちくたびれてグデ。活躍する機会があまりない1日でした。
最近、店までチャリで出勤する途中、千駄ヶ谷小学校の隣にポタスタというサンドイッチ屋さんができました。冒頭の写真はツナのサンドイッチ。
あり得ないほどたくさんのレタスとツナが薄いパンで挟まれていて、ほとんどサラダでした。1個500円。結構ボリュームあって野菜タップリでヘルシーなのですが、食べづらいのが玉に傷。そう言いつつ今日も買ってきちゃいました。
最近のコメント