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看板犬の一日2013年09月30日 23:40

看板犬
 今日はあぷりこっとつりーの看板犬たちの一日をご紹介致します。

6:00  私が寝床から起き出す物音に反応。
     リビングに置いたプラスチック製のハウスのドアを、
    「早く出して」とカシャカシャひっかいて催促。
     表に出した途端に二匹揃ってUshiさんの寝床に
    ダッシュして、おはようの挨拶で彼女をなめまくります。
 
6:05   挨拶がひと段落すると、出すものだして、次に私の
     足元にまとわりついて「おなか減った、おなか減った」
     の強烈アピールです。

6:10   朝食。我が家では毎食固いドッグフードを与えて
    いますが、体重維持のため、管理栄養士Ushiさんが
    作った配合に従って、低脂肪餌と普通餌をブレンドして、
    理想体重4.8kgの大きい方には40g、理想体重2.6kgの
    小さい方には27gと決めています。
      いつもおなかをすかせている2匹を見ると、おまけを    
    してやりたくなるのですが、ちょっと多めに食べさせると
    すぐ体重が増えてしまうので、心を鬼にして我慢。
 
      しかし毎食同じドッグフードで良くも飽きないものだと
     感心しますが、毎回餌を貰える喜びを、跳ねる振える
     鼻を鳴らすで強烈に表現するんです。

7:00   こども達が起き出すのを、各部屋の前でじっと
     待ちます。
      目覚ましが鳴っても起きないと、リビングに言いつけ
     にやってきて、「ちょっと連中起こしなよ!」
 
7:50   朝の散歩はだいたいUshiさんと私が連れ出して、
     近所の公園周りを15分くらい歩いてきます。

8:30   家族皆が職場に、学校にと出かけると、犬たちの
     長く退屈な一日が始まります。大概はお気に入りの
     椅子の上や、座布団の上や、ときに畳んだだけで
     しまっていない私の布団の上であったり、思い思いに
     場所を移動しながら、ひたすら寝ているようです。
      せっかく2匹いるので一緒に遊べば良さそうなもの
     ですが、小さい方の気が強くて、大きい方の誘いを
     「いやだよーっ」と無視します。

17:30  夕方、家族が帰り始めると、「待ってたよー!」と
     玄関まで飛んで出てきて大歓迎。

18:00  朝食と同じ量の夕食をもらって、溜まったもの出して、
     運が良ければ、フリスビー遊びに付き合ってもらいます。

18:30  子供たちのどちらかが、定期的に2匹のブラッシングと
     歯磨き。ブラッシングは気持ちよさそうにじっとして
     いますが、歯磨きは大嫌い。なんとか逃げ出そうと暴れ
     まくります。

20:00  夜のお散歩。
      朝と同じ公園周りを、朝より長めに30分くらい歩いて
     帰ってきます。

21:00   もう眠くなった2匹は、私に「布団敷いて」と目で合図。
      最近なぜかハウスにまっすぐ入らないで、1時間くらい
      私の布団で寝てからハウスに向かいます。 家族に
      言わせると、「とーちゃんの布団は自分たちと同じ匂い
      がして安心するんでしょう。」だって。 失礼な!

22:00   自分の布団を敷きに来たUshiさんに、
      「さあさ、ハウスでネンネ。」と促されて、眠い目を
      こすりながらハウスに素直に移動します。
       ハウスのドアを閉めて、まぶしくないように覆いを
      かけて、おやすみ。
       明日もまた元気に遊ぼうね。

昨日のあぷりこっとつりー2013年09月09日 21:50

 昨日の原宿あたりの空模様、午前中からどんよりして、雨が降ったり止んだり。

 開店からいやな予感がしていましたが、待っても待ってもお客さんがいらっしゃいません。

 店のハス向かいの貸しホールVACANTさんも、前の道の奥にあるデザインフェスタギャラリー(DFG)さんも、イベントや展示の人気が今一つみたいで、人通り事体極端に少ない一日でした。 向かいの美容院CORさんだけは順調にお客さんの出入りがあって、「いいなー。」

 店を始めてもうすぐ4か月。
 お客さんの入りが少なそうな日は、なんとなく「匂い」でわかるようになってきました。

 で、昨日のあぷりこっとつりーは、お客さん入らない臭プンプン。早々にあきらめて、店は趣味工房と運動場に早変わりです。

 私は先月からちょっといじり始めてみた陶芸粘土でひねった人形の色付け。
Ushiさんはクリスマス向けの飾りつけ人形をフェルトで作成。
 二人とも絵本屋そっちのけで、静かで涼しい店で趣味のものづくりにはまり込みました。

 看板犬たちは、玄関先で物音がすると「すわっお客さん!」と張り切って尻尾を振って待機するのですが、空振り続きで退屈も限界。
 見かねたUshiさんが、カーペット敷きの古本コーナーで、看板犬たちとフリスビー遊びをしてあげました。
遊んでもらう看板犬
 看板犬は大満足で大喜び。

 でも、看板犬が満足した頃には、外では大粒の激しい雨が降り出してしまって、ますます人通り無く、結局昨日はまさかのノーゲスト。
 こんな日もあるんですね。  撃沈。。。

   下は陶芸粘土で作ったコツメカワウソ。またお腹が彼のお人のカーブになってしまいました。
コツメカワウソ

売上に大貢献2013年08月22日 22:29

製造は井村屋
 今日も夜になって稲光と雷鳴が響いた我が家の周辺。

 看板犬の小さい方は、雷が怖くて慌てて私の膝に飛び乗ってきました。でも、幸いしばらくすると雷雲は遠くに行ってしまったようで、ピカもゴロゴロもなくなりました。

 そこで、犬たちの夜の散歩に。
 いつもの散歩道で近くの公園まで行ってきましたよ。
 昨晩よりだいぶ蒸し暑いのに、草むらからはコウロギやヤブキリの声がやかましいくらいに聞こえてきて、もう秋の出番ですね。

 池の近くの茂みでアマガエルがケケケと甲高い声で鳴いていたので、今晩か明日はまた雨になるのでしょう。

 帰りがけ、朝食のパンを調達に近所のセブンイレブンへ。
 ついでに家族みんな大好きなアズキバーを買っちゃいました。

 アズキバーと言えば、2~3日前、今年はアズキアイスが大当たりで、製造元の井村屋は空前の売り上げ記録というニュースをネットで見ました。

 さも、ありなん。

 
扇風機とアイス

 今年は我が家の冷凍庫に、ほぼいつでも入っていたアズキバー。ちょっとコンビニ行く度に、誰彼問わず買ってきていました。
   それでも寝起きにアズキバーかじって目を覚ます変なやつが、1日3本ずつきっちり消費してくれるので、山の様にあった在庫でも、気が付けば空っぽと言うくらい今年はみんなで食べまくりました。
  確実に給料の3か月分は使ったな。(ウソ)

 なんかシンプルで、安心できるんですよね。
 硬すぎず、柔らかすぎ、なめて良し、かじって良し。

 さて今晩も扇風機とアイスで涼もうっと。
 そんなに売れているんなら、ガリガリ君みたいに当たりつけてよ、井村屋さん。

看板犬と2013年07月04日 21:02

 今日は明るいうちに帰宅できたので、運動不足ぎみの看板犬たちを大好きなフリスビーに誘ってみました。  と、言っても自宅のバルコニーなので、走れてせいぜい5m。飛びすぎないように布製のフリスビーをそっと投げます。
看板犬「大」のキャッチ
看板犬「小」のキャッチ
 でも看板犬の「大」も「小」も大喜びでフリスビーの後を追いかけて、ダイビングキャッチ。ここまでは同じ。
看板犬「大」、投げてと持ってくる
 
看板犬「小」、どんなもんだい!
 「大」はフリスビーを咥えてやってきて、すぐに離して、また投げてとねだります。つまり正当なフリスビーでの遊び方。  一方「小」は咥えたまま振り回して、取ってみろと逃げ回ります。つまり間違った解釈。  それぞれに遊び方は違うけど、うれしくてたまらない時間なのは同じです。この遊びのあとは、どちらもいい顔してます。  そして私にとっても、無邪気な犬たちの笑い顔を見ていると、ほっとして、嫌なことが忘れられる、リラックスタイムです。  
二匹ともたっぷり運動。お休み。
今日はたっぷり遊べたので、二匹ともさっさと寝床に入っていきました。 おやすみなさい。

絵本紹介(6)2013年06月23日 17:25

 タイトル : 明日もいっしょにおきようね
 文     : 穴澤 賢
 絵    : 竹脇 麻衣
 出版社 : 草思社

 店主の好みが入ってしまうので、どうしても動物ものから紹介してしまいます。ゴメンナサイ。

 今日ご紹介するのは、2009年に岐阜県の保健所で本当にあったお話が元になっている絵本です。

 捨てられてしまった犬や猫が集められて処分されてしまう、目立たない場所にある建物。 ”ここ”に通う、ノリコさんという一人の女性がいました。

 捨てられたっておなかいっぱい食べさせてあげたい、最後まできれいなところで寝かせてあげたいという思いから、ノリコさんは仕事を終えてから不幸な動物たちの世話に通っていたのです。

 ある日ノリコさんは”ここ”でとても大きくて不機嫌な顔をした猫のデカオと出会います。怖い顔なのでおっかなびっくり近づくと、意外とデカオはとてもおとなしくて、ノリコさんがあげた餌をペロリと平らげ、おかわりまで完食してしまいました。

 翌日も”ここ”に通って世話をするうち、ノリコさんはデカオのことがとても気になるようになりました。本当は連れて帰りたいけど、ノリコさんの家にはもうたくさんの猫がいました。それに”ここ”にいるすべての動物たちを救ってあげることは、どんなに頑張ってもできないのです。

 明日は週一度の動物たちの処分日、水曜日という夜、ノリコさんはデカオに心の中で謝り続けながら、”ここ”を後にします。
 「今度生まれかわったら、どうか素敵な人にであってね。」と。

 でも水曜日にノリコさんが”ここ”に来てみると、デカオが変わらずいるではありませんか! 施設の都合でたまたま処分をまぬかれたデカオ。喜んだのもつかの間、ノリコさんは気づきます。
 来週の水曜日には今度こそ処分されてしまうんだ。
 
 ノリコさんはすっかりデカオが好きになっていて、頭からデカオのことが離れなくなりました。でも一度うちに帰っても気持ちが変わらないことを確かめて、ノリコさんはやっとデカオを引き取る決心をします。

 そして金曜日、引き取る準備をして”ここ”に来てみると、デカオの姿がありません。あわてて職員さんに聞くと、絶望的な答えが返ってきました。
 「ついさっき処分したよ。」

 ノリコさんはパニックになって筋弛緩薬を注射されたデカオが入れられた冷凍庫を開けました。そこには黒い大きなビニール袋がありました。ビニール袋を抱きしめて泣くノリコさん。「わたしがもう少し早く迎えに来ていたら、こんな目に合わずに済んだのに。。。 デカオ、デカオ。。。」


 このお話はデカオという一匹の猫とノリコさんという優しい女性の間に本当に起きた奇跡の話です。

 私たちはこのお話に接した時、デカオ以外にも、わけもわからず”ここ”に連れてこられて、名前も付けてもらえずに天国に旅立っていった無数のデカオがいることを、またこれから同じ運命をたどるかもしれないたくさんのデカオがいることに気づいて、少しでも悲しい物語を減らす努力をしていかなければなりません。

 できるだけたくさんの方に読んでもらって、考えてもらいたい一冊です。