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今日は臨時休業させていただきました。2014年09月20日 23:14

 先日親戚に不幸があり、今日は店主二人とも告別式に参列の為、急遽店の営業を休ませていただきました。
 せっかく店まで訪ねて下さったのに、閉まっていてご迷惑をおかけしたお客様がもしおいででしたら、心からお詫び申し上げます。
 明日はいつも通り営業いたしますので、よろしくお願い致します。

 今日、お見送りした故人は、脳卒中で倒れた後2年ほどの入院を経て、86歳で天国へと旅立たれました。
 残された者としては寂しい限りですが、故人の魂を思うと、立派に人生を全うされて、闘病からも解き放たれて、身軽になって昇天されたことは、祝福して差し上げるべきなのかもしれません。故人のご冥福、お祈り申し上げます。

 今日の葬儀で認識を新たにしたのですが、故人を荼毘に付した火葬場は、大変明るくて、清潔で、煙など外に全く排出されていませんでした。火葬の時間も50分くらいと短くて、お棺などは完全に燃え尽きて、きれいに遺骨だけが残されていました。

 私の中で火葬場のイメージは、今でも40年以上前に初めて経験した、人里離れた寂しくて古い建物です。祖母を荼毘に付している間、煙突から立ち上る黒い煙を父親とぼんやり眺めていましたし、遺骨の他に棺などの燃え残りがあって、完全に集骨するのが難しかったように記憶しているので、ずいぶんと変わったものですね。

 実はUshiさんも私も、自分たちの骨は墓に入れず、南の海に散骨してもらいたいと願っています。できれば愛犬と一緒に。
 魚に食べられたり、海水に溶けてサンゴの成長に使われたら、せいせいすると思うんですよね。

 なので、自分たちが火葬場のお世話になるころには、焼き方がもっと進化していて、”ウェルダン”と指定したら骨の跡形もなく焼けて、灰になったら良いなぁ。灰になれば、散骨頼まれた人がいちいち骨を細かく砕く手間を省けるなぁーと、葬儀の最中に不謹慎な想像をしてしまいました。