http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg
絵本紹介(198) いしゃがよい ― 2015年05月28日 23:10

題名 : いしゃがよい
作 : さくら せかい
発行所 : 福音館書店
医者通い? 医者が良い? なんだかはっきりしないタイトルの絵本が今日の一冊です。
正解は医者通い。(たぶん)中国の(たぶん)お百姓のおじさんとパンダの共同生活を暖かく描いた優しい絵本です。(たぶん)中国が舞台ですが、描いたのは(たぶん)日本人。
あるひ、やまに きのこがりにきた エンさんは、おおごえで ないている パンダを みつけたよ。
パンダは「ファ ファ」と なくだけです。
エンさんは パンダを ファンファンと なづけて、 そだてることにしました。
からだの よわい ファンファン おなかが いたいと ないてるよ。
エンさん じてんしゃに のせて ひとやま こえ ふたやま こえ いしゃがよい。
かえりは エンさん うたを うたってくれました。
「このこ だれのこ パンダのこ やまの ふもとで ないていたこ エンファン エンファン ペダル こぎ こぎ かえります。」
ファンファンはぐっすりねんねです。
それからも体の弱いファンファンはあたまが痛い、のどが痛いとよく泣きました。
その度にエンさんは自転車こいで、ひと山越えてふた山越えて、お医者に通います。
そして帰りはいつもエンさんはうたいました。
「このこ だれのこ パンダのこ やまの ふもとで ないていたこ エンファン エンファン とっても とっても なかよしよ」
月日は流れてすっかり大きくなって元気にそだったファンファンは、エンさんの仕事を手伝うようになりました。エンさん大助かりです。
それからまた永い永い月日が流れて、すっかりおじいさんになって体の具合が良くないエンさんを、今度はファンファンが自転車に乗せてひと山越えてふた山越えて、お医者様に通うようになりました。
そして帰りには今度はファンファンが歌を歌いました。
「このこ だれのこ パンダのこ やまの ふもとで ないていたこ エンファン エンファン ふたりは ずっと なかよしよ」
エンさんはうれしくて涙をながしました。
そしてそれからも二人はずっと仲良く暮らしました。
医者通い。自分一人で一人前になったような気になっている人でも、小さい頃急に熱を出してお母さんやお父さんにお医者さんまでおんぶされて行った記憶があるのじゃないでしょうか?
私も思い出してしまいました。親に散々心配と迷惑かけたこと。
この絵本のエンさんとファンファンみたいに、持ちつ持たれつ仲良く互いを思いやって暮らせたらいいですね。
作 : さくら せかい
発行所 : 福音館書店
医者通い? 医者が良い? なんだかはっきりしないタイトルの絵本が今日の一冊です。
正解は医者通い。(たぶん)中国の(たぶん)お百姓のおじさんとパンダの共同生活を暖かく描いた優しい絵本です。(たぶん)中国が舞台ですが、描いたのは(たぶん)日本人。
あるひ、やまに きのこがりにきた エンさんは、おおごえで ないている パンダを みつけたよ。

パンダは「ファ ファ」と なくだけです。
エンさんは パンダを ファンファンと なづけて、 そだてることにしました。
からだの よわい ファンファン おなかが いたいと ないてるよ。
エンさん じてんしゃに のせて ひとやま こえ ふたやま こえ いしゃがよい。

かえりは エンさん うたを うたってくれました。
「このこ だれのこ パンダのこ やまの ふもとで ないていたこ エンファン エンファン ペダル こぎ こぎ かえります。」
ファンファンはぐっすりねんねです。
それからも体の弱いファンファンはあたまが痛い、のどが痛いとよく泣きました。
その度にエンさんは自転車こいで、ひと山越えてふた山越えて、お医者に通います。

そして帰りはいつもエンさんはうたいました。
「このこ だれのこ パンダのこ やまの ふもとで ないていたこ エンファン エンファン とっても とっても なかよしよ」
月日は流れてすっかり大きくなって元気にそだったファンファンは、エンさんの仕事を手伝うようになりました。エンさん大助かりです。

それからまた永い永い月日が流れて、すっかりおじいさんになって体の具合が良くないエンさんを、今度はファンファンが自転車に乗せてひと山越えてふた山越えて、お医者様に通うようになりました。
そして帰りには今度はファンファンが歌を歌いました。

「このこ だれのこ パンダのこ やまの ふもとで ないていたこ エンファン エンファン ふたりは ずっと なかよしよ」
エンさんはうれしくて涙をながしました。
そしてそれからも二人はずっと仲良く暮らしました。
医者通い。自分一人で一人前になったような気になっている人でも、小さい頃急に熱を出してお母さんやお父さんにお医者さんまでおんぶされて行った記憶があるのじゃないでしょうか?
私も思い出してしまいました。親に散々心配と迷惑かけたこと。
この絵本のエンさんとファンファンみたいに、持ちつ持たれつ仲良く互いを思いやって暮らせたらいいですね。
最近のコメント