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絵本紹介(195) CAPS FOR SALE ― 2015年05月17日 17:46

題名 : CAPS FOR SALE
A Tale of a Peddler, Some Monkeys and Their Monkey Business
作 : Esphyr Slobodkina
発行所 : Harper Collins Publishers
1940年にアメリカで初版が発行された古典的な絵本です。絵がシンプルで色使いもレトロないい感じで、英語もそんなに難しくなさそうだったのでご紹介することにしたのですが、邦題「おさるとぼうしうり」で日本でも福音館書店さんから発行されていました。
とりあえず英語版のご紹介ですが、やっぱ日本語じゃなきゃと言う方は福音館書店の絵本探してみて下さい。(しかも日本語版の方がずっとお安いです。)
あるところに帽子売りのオジサンがいました。でもこのオジサン、荷物を背負って売り歩くのが嫌いで、売り物の帽子を頭にかぶって売り歩きました。
まず自分の帽子をかぶって、その上にグレーの帽子、茶色い帽子、青い帽子を乗せて、一番上に赤い帽子、という具合です。
オジサンは帽子が揺れて落ちないようにまっすぐに歩きながら、「帽子、ぼうし、ボウシはいかが。ひとつ50セントだよ~。」と売り歩きました。
ある日の午前中、帽子はちっとも売れないし、昼ご飯を買うお金を持っていなかったオジサンは、町はずれの大きな木の下でちょっと休むことにしました。
太い木の幹にゆっくりゆっくり体を預けて、頭から売り物の帽子が落ちていないことを確かめると、オジサンはウトウトと眠ってしまいました。
しばらくして目を覚ますと、頭の上の売り物の帽子が一つもありません。
びっくりして周りを探したオジサンは、やがて木の上でおサルがグレーや茶色や青や赤の帽子をかぶっているのを見つけます。
オジサンはおサルに向かって、指を一本振りながら「こらこらおサルさんたち 私の帽子を返しておくれ」と言ってみたら、おサルたちもみんな指を一本振りながら、「キッ キッ キィ」。
オジサンちょっとむかっと来て、両腕を振り上げて、「こら!サルたち! 帽子を返したまえ!」。 でもおサルたちは両手をバンザイして、「キッ、キッ、キィー」。
それを見てオジサン、マジ切れて足を踏み鳴らして「くぉらぁ~!!くそザルどもぁ!さっさと帽子を返さんかい!」。 そしたらおサルたちも枝に両足踏ん張って、「キッ キッ キのキィ~」。
とうとうオジサン、ブチ切れてかぶっていた自分の帽子を地面に叩き付けて「もーぉアッタマきたぁー」(と、言ったか言わないか)その場を去ろうとしました。
すると、なんと。。。えー!!ホントにぃ?
そして感動の結末がぁ。
なるほどなるほど面白い。しかも今風に異訳してみると味が出ました。(良い子は真似して汚い言葉遣ったらダメですよぉ)
こんなお話作れたら子供たちは大喜び。初版から75年、息が長い本なのがうなずけますね。
絵本で定番の繰り返しパターンが出て来るので読み聞かせ向きだなーと思ったら、表紙の隅に"READING RAINBOW BOOK"なるマークを見つけました。きっと英語圏でも子供たちは繰り返しが大好きなんですね。
A Tale of a Peddler, Some Monkeys and Their Monkey Business
作 : Esphyr Slobodkina
発行所 : Harper Collins Publishers
1940年にアメリカで初版が発行された古典的な絵本です。絵がシンプルで色使いもレトロないい感じで、英語もそんなに難しくなさそうだったのでご紹介することにしたのですが、邦題「おさるとぼうしうり」で日本でも福音館書店さんから発行されていました。
とりあえず英語版のご紹介ですが、やっぱ日本語じゃなきゃと言う方は福音館書店の絵本探してみて下さい。(しかも日本語版の方がずっとお安いです。)
あるところに帽子売りのオジサンがいました。でもこのオジサン、荷物を背負って売り歩くのが嫌いで、売り物の帽子を頭にかぶって売り歩きました。
まず自分の帽子をかぶって、その上にグレーの帽子、茶色い帽子、青い帽子を乗せて、一番上に赤い帽子、という具合です。

オジサンは帽子が揺れて落ちないようにまっすぐに歩きながら、「帽子、ぼうし、ボウシはいかが。ひとつ50セントだよ~。」と売り歩きました。
ある日の午前中、帽子はちっとも売れないし、昼ご飯を買うお金を持っていなかったオジサンは、町はずれの大きな木の下でちょっと休むことにしました。

太い木の幹にゆっくりゆっくり体を預けて、頭から売り物の帽子が落ちていないことを確かめると、オジサンはウトウトと眠ってしまいました。
しばらくして目を覚ますと、頭の上の売り物の帽子が一つもありません。
びっくりして周りを探したオジサンは、やがて木の上でおサルがグレーや茶色や青や赤の帽子をかぶっているのを見つけます。

オジサンはおサルに向かって、指を一本振りながら「こらこらおサルさんたち 私の帽子を返しておくれ」と言ってみたら、おサルたちもみんな指を一本振りながら、「キッ キッ キィ」。
オジサンちょっとむかっと来て、両腕を振り上げて、「こら!サルたち! 帽子を返したまえ!」。 でもおサルたちは両手をバンザイして、「キッ、キッ、キィー」。

それを見てオジサン、マジ切れて足を踏み鳴らして「くぉらぁ~!!くそザルどもぁ!さっさと帽子を返さんかい!」。 そしたらおサルたちも枝に両足踏ん張って、「キッ キッ キのキィ~」。
とうとうオジサン、ブチ切れてかぶっていた自分の帽子を地面に叩き付けて「もーぉアッタマきたぁー」(と、言ったか言わないか)その場を去ろうとしました。

すると、なんと。。。えー!!ホントにぃ?
そして感動の結末がぁ。
なるほどなるほど面白い。しかも今風に異訳してみると味が出ました。(良い子は真似して汚い言葉遣ったらダメですよぉ)
こんなお話作れたら子供たちは大喜び。初版から75年、息が長い本なのがうなずけますね。
絵本で定番の繰り返しパターンが出て来るので読み聞かせ向きだなーと思ったら、表紙の隅に"READING RAINBOW BOOK"なるマークを見つけました。きっと英語圏でも子供たちは繰り返しが大好きなんですね。
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