apricot-tree blog

題名　　 ：　りんごかもしれない
文　　　　：　ヨシタケシンスケ
絵　　　　：　ヨシタケシンスケ
出版社　：　ブロンズ新社

　今回ご紹介するのは今年春に初版刊行されてすぐに売り切れたしまった絵本です。
　若いお客様に教えて貰って探していたのですが、最近再刊行されてようやく手に入れることができました。
　日常のごく当たり前のことを、一度疑ってみる。ナンセンスと哲学が紙一重な絵本です。

あるひ学校から帰ってくると...　テーブルの上にりんごがおいてあった。


　でも　もしかしたら　これはりんごじゃないのかもしれない。

　中はメカがぎっしりなのかもしれない。


　宇宙から落ちて来た小さな星なのかもしれない。


　ぼくのお爺ちゃんのお爺ちゃんのお爺ちゃんが　りんごの姿をして　ぼくに会いに来たのかもしれない。


　ビニョーンってなるかもしれない。


　これじゃ、いつまでたってもりんご食べられませんが、どうせなら一度徹底的に疑ってかかる時も必要かもしれませんね。ただし二度も三度もやってたら、誰にも相手にされなくなりそう。。。