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わかってないなぁ~2013年12月27日 23:55

 週一で1時間の英語トークにお付き合いして貰っている(と、言ってもほとんど聞き役ですが。)カナダ人のイアンさん。
 来日して十年、初詣では日本人の奥さんに連れられるまま、お寺にお参りしているそうですが、来年は神社に行ってみたいとのこと。神道の八百万の神信仰が、イアンさんにしてみるとCoolなのだそうです。

 Coolと言われると”?”ですが、私の家系は父方の先祖が瀬戸内の田舎で神主だった因縁で、親戚の葬儀などは神道式で行っています。
 特に宗派や戒律があるわけではなく、決まり事も極めて緩いので(うちの親戚だけかな?)、仏式の葬儀などに比べると、不信じんなものにとっては結構楽です、神道。 
 自分が大事にしたいもの、例えば大木でも巨岩でも先祖でも、ある時は宝くじでも、なんでも神様が宿っていると思い込んで拝んじゃうことができるのだから、信仰というより願望の具象化に近いのが、日本古来の八百万の神信仰なのでしょうか。

 そんな趣旨の話をしていたら、「AB首相の靖国参拝はどう思う?」「たかがミスターABが神社に行ったくらいで、なんでマスコミも中国・韓国もあんなにさわぐの?」と聞かれました。他の生徒さんから靖国神社にはA級戦犯が合祀されているから、みんな問題視されているんだとは聞かされてはいたようですが。
 
 そこで私ははりきって、そればかりじゃなくて、靖国神社が戦前の軍国教育の象徴的存在だから、中国・韓国は警戒しているんじゃないかと伝えようとしたのですが、待てよ、本当にそうなのかな?
 考えてみたら、靖国神社一度も行ったことが無い。軍国の象徴と言うのは自分の目で見て考えた印象じゃなくて、誰かに聞いたかどこかで読んだか。だから意見を言おうと思っても具体性に欠けて、うまく説明できませんでした。イアンさんも「わかった」とは言っていましたが、どこかスッキリしない表情。

 自分ではわかっているつもりになっていること。特に日本独特の社会問題や文化、歴史について、いざ子供や外国人に説明しようとすると、実はわかっていなかったこと気づかされることが良くあります。
 やっぱ、誰かの意見や評論を鵜呑みにしないで、面倒がらずに自分で調べたり、出向いたり、触れてみたり、しなきゃいけませんね。今更ですが。
 
 よく分かってはいませんが、それでも言わせてもらうと、わざわざ靖国神社に出かけて日中、日韓の間をこじらせて得なことは何も無いように思うし、辺野古の埋め立てでアマモが生い茂りジュゴンが遊ぶ大浦湾の環境を台無しにして欲しくないし、第一その薄ら笑いがキモイよAB首相。

 
 ところで先日恥ずかしながらご報告した、ハゲ教授と不毛の戦いを繰り広げているアホのわが子。ハゲ教授の呼び出しもどこ吹く風でテレ朝の番共にせっせと通っていたと思ったら、その努力(?)報われて、今日のミュージックステーションスーパーライブではメインステージ下二列目の通路脇というプラチナシートをちゃっかり獲得していました。
 番組中、アーティストがメインステージを降りてすぐ横の通路を通るたびに画面に登場して、とろけんばかりの笑顔で夢の中。
 
 あんた、長生きするわぁ。どうでも良いけど終電遅れるなー!

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