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12/10 あぷりこっとつりーこぼれ話2016年12月10日 23:59

 先週は店を休ませていただいて、クリスマスシーズンのヨーロッパに出かけてきました。
 ここ数年はドイツを巡っていたので、今回はパリを拠点に電車で地方に出かけてみました。

【初日】 羽田を昼前に出発して約12時間。日本と7時間の時差のあるパリには夕方4時くらいに到着です。今回も機中まったく眠れなかったので、ホテルに着いたらバタンキュー。活動は次の日からになりました。

【2日目】 前日パリで空港まで迎えに来てくれた現地係員さんの助言に従って、パリサンラザール駅から電車で1.5時間くらいのノルマンディーのルーアンまで出かけて見ました。
 駅で鉄道のインフォメーションに「あの、ルーアンまで行きたいんですが?」
   「え?どこ」
 「ルーアン」
 「?」
 仕方なくガイドブックの地図の綴りを示すと、「あー、ル(ロワ)アンね(ルーではなくてルの後にロとワが軽く含まれてアンと続く感じの発音)」  「切符は2階に上がって左側の28番線近くに売り場があるから。日本から?コンニチワァ」
 切符売り場で「ル(ロワ)アンまで、今日中に往復で2枚」。今度は一発で通じました。
 電車はインターシティーという快速急行みたいな列車で、あんまり乗りごこちはよくありませんでした。
 ルーアンはセーヌ川沿いの歴史のある街で、旧市街には木組みの家や、ゴシック調の大聖堂がありました。

 木組みの家が残るルーアン旧市街


 ルーアンのシンボル大時計のある通り


 大きくてフレームに収まりきらなかった大聖堂


私は珍しい雑貨や古本屋さん、Ushiさんは焼き物やさんやチョコレート屋さんを探して小さな街中を歩き回って、チョコレートは大収穫、それ以外は空振りでした。
 2日目の夜はパリに戻ってツアーに付属していたセーヌ川ディナークルーズ。パリは5度目ですが、実はちゃんとレストランで夕食を食べたことが一度も無いので、まぁ1回くらいディナーも良いかと参加したのですが。。。最悪。狭い船内にぎゅうぎゅうに詰め込まれて、日本人だからとぜんぜん知らない人と相席にされるは、料理は遅いは、よっぽど窓辺じゃなければ景色もあんまり見えないわで、わざわざ高いお金を払って行くものではない!と言うのが感想でした。

 ディナークルーズ船の中から見たエッフェル塔。東京タワーの方が好きだな。


【3日目】 パリ北駅からユーロスターという新幹線みたいな列車でロンドンへ。イギリスがシェンゲン協定に入っていないので、駅で出国、入国審査がありました。

ロンドンに着いたユーロスター
 だいたい2.5時間でロンドン セントパンクラス駅に到着。なんだか人であふれかえっていて、地下鉄の券売機も行列。1日券を買っていざロンドン観光へ。計画ではノッティングヒルのポートベロ―骨董市に行こうかと思っていましたが、機中の映画でたまたまやっていた「ノッティングヒルの恋人」を見て方向転換。セントパンクラス近くのエンジェル駅から少し歩いたカムデン骨董市を覗いてみました。結構マニアックな品物が集まっていて、見て回るのは楽しいのですが、ちょっとあぷりこっとつりーには似合わない物ばかりで、また空振りでした。
 その後、バッキンガム宮殿、ビックベン、タワーブリッジと超有名どころを巡りながら、途中クリスマス市を覗いて廻りましたが、う~ん、不発でした。

 赤いダブルデッカーが走る市街。まさにロンドン!


 中学の教科書に出てきて「大ベン」と訳して失笑されたビッグベン。オマエのせいで笑われたんだぞ!


 テムズ川沿いをずーっと歩いてたどり着いたロンドン橋からタワーブリッジを臨む。タワーブリッジの名前をロンドンブリッジだと勘違いしてたどり着いてみれば、目標はまだまだ彼方。心折れて遠景で妥協しました。


本場のフィッシュアンドチップ。本場もやっぱりマズイ!グリーンピースが一番おいしかったです。
 それにしてもロンドン、どこを回ってもすんごい人、人、人。フランス語やスペイン語なんかが飛び交っていたので、大陸からの観光客がたーくさんやってきていたみたいでした。

【4日目】 パリ東駅から中世の街がそのまま残るというプロヴァンという街へ。フランスの南の方にあるプロバンス地方とは別物で、綴りは違うのですが、発音は同じみたい。ホテルのコンシェルジェに列車の時刻表調べてもらうのに、プロバンス地方と勘違いされたりしました。
 電車は2日目に乗ったインターシティーより一段落ちるトランジレンという急行みたいな列車で1時間20分。途中から単線になって景色は畑ばかりの田舎町でした。
 到着したのはトイレも無い駅員一人の小さな駅。そこから中世の街並みまでは歩いて20分くらい。冬の時期に電車で来るもの好きは私とUshiさんくらいで、おまけに日曜日で途中通過した街の店はことごとくお休み。昼飯にありつけるかなぁと心配しながら坂を登っていくと、丘の上に中世のまんまの家並みが現れてくれました。

おとぎ話で出て来た中世の騎士が馬で飛び出してきそうな城郭。いざ、開門!  


 街並みも古い家がしっかり保存されて、人がちゃんと暮らしていました。


 民家の地下室を改造した本屋さん。石造りでアーチ形の天井がカッコイイ!
 オフシーズンという事で、ほとんどの土産物屋が休みか14時-17時が営業時間で、ここでも珍しい雑貨探しはとん挫することになりました。でもそんな街に奇跡的に本屋さんがあって、しかも中世の家屋の地下空間を店舗としているすんごい趣の本屋さん。かっこよかったぁ。いつかあぷりこっとつりーを建て替えることがあったら(120%ありませんが)、あんなかっこいい造りにしてみたいなぁ。

 夜、クリスマス飾りが施されたシャンゼリゼ通りへ。


両側の歩道はクリスマス市の屋台がずらっと並んでいました。すんごい人込みで、とっとと退散しました。
【5日目】 パリ滞在最終日。夕方のお迎えまで絵本購入と土産物購入でサンジェルマンデュプレ界隈へ。ちょうど2016年のバケットコンクール1位のパン屋さんもその周辺なので、まずはバケットを買いに。有名店でもバケットは1本1€、安いですねぇ。味は。。。これなら日本のバゲットも負けてない。2013年か2014年に1番だったアベスのパン屋さんの方がもっともっとおいしかったなぁ。
 それからスーパーで職場へのお土産探し。今回はちょっとかわったところで小さなオイルサーディンの缶詰とチョコレートにしました。  サンジェルマンデュプレから歩いてサンミッシェル近くの本屋まで。そこで少し値引きされた絵本から数冊見繕って購入してみました。今回はオールフランス語絵本になってしまいました。

【機内】 今回も往復で8本映画を見てしまいました。今話題の「君の名は」もありましたが、感想としては。。。残念ながら大ヒットの理由がわかりませんでした。その他邦画では、
「後妻業の女」(単純におもしろかったです。)
「せとうつみ」(二人の高校生が、放課後川べりでダラダラしゃべって時間を潰す、ただそれだけのシーンが続くのですが、かなり面白かったです。今旬の菅田将暉の演技がうまかった。)
「ルドルフとイッパイアッテナ」(CGの猫たちがカワイすぎる点を差し引いても、けっこう大人も見られる映画でした。)
洋画はチョイスしたもので目ぼしい作品がありませんでした。

 そんな感じのヨーロッパ旅行で、持ち帰った雑貨、絵本少ないのですが、良かったら覗いてみてくださーい。