http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg

絵本紹介(160) かがみのなか2015年01月11日 17:55

題名    : かがみのなか
作     : 恩田 陸
絵     : 樋口 佳絵
編     : 東 雅夫
発行所  : 岩崎書店

 今日は、夏に一時期連続してご紹介した怪談絵本シリーズのあたらしい一冊です。

 かがみ。
 家の中にもある。
 お店の中にも、街角にもいっぱい。

 おもいがけないところにもある。
 例えば、よく磨かれた金属食器の上にも。


 見ない日は無いかがみ。

 右手を出せば、左手を出す。
 左手を出せば、右手を出す。
 いつもあべこべ。


 だけど
 ときどき間違える。
 ときどきうそをつく。


 もし鏡の中にだれかを見つけたら、
 その誰かも、きっとあなたを見つけている。


    いやぁ~、樋口佳絵さんが描く鏡の裏の世界、なかなか怖いんです。
 怖いもの見たいかたは、そぉーっと覗いてみて下さい。

 しかし、かがみって、なんか不気味ですよね。やっぱり。
 いつでもこちらと対照になっててくれたら良いんだけど、間違っているところ見つけたらどうしようと思って、あんまり細かいところまで見ないようにしています。
 そうか。やっぱりかがみも時々間違ったり、ときどきウソをついたりするのか。今まで気づかないで良かったぁ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://apricot-tree.asablo.jp/blog/2015/01/11/7536010/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。