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絵本紹介(158) 108ぴきめのひつじ2015年01月01日 23:27

題名   : 108ぴきめのひつじ
作    : いまいあやの
発行所 : 文渓堂

   新年あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願い致します。

 2015年最初の絵本紹介は、干支に因んでひつじのお話しから。


 メイはねむれませんでした。

 ミルクを飲んでも、本を読んでも。どんなことをしてもちっとも眠くなりません。
 いままでこんなことはありませんでした。

 そこでメイは思いつきました。
 「そうだ、ひつじを数えてみよう。10匹も数えたらすぐにねむくなっちゃうわ」

 ところが、10匹数えても、20匹数えてもぜんぜん眠くなりません。
 気が付けば、既に100匹を越えるひつじが、メイのベッドを飛び
越えていきました。。。

   「ひつじが106ぴき、ひつじが107ひき、ひつじが。。。」
 ゴツン!!

 えっ?! ゴツン?
 大きな音にメイはびっくり。
 108匹目はどうしたのでしょう?

 ベッドの後ろをのぞくと、床で108匹目のひつじが、おでこにたんこぶをつくってのびていました。

 「ぼく、とびこせないよ」 ひつじはべそをかきました。
 「みんなみたいにれんしゅうしているのに、ぼくだけうまくジャンプができないんだ。」

 それからメイと、108匹目のおかげで出番が回ってこない109番目から後のひつじたちも手伝って、108番目のひつじの特訓が始まりました。  でも、どれもうまくいきません。


 「こうなったら、こうするしかないわ」
 メイはのこぎりでベッドに穴をあけはじめました。
 えーっ!そんなことして、大丈夫なの?眠れるの?


 しかし、昔から眠れない時の定番はひつじ数え。なんでひつじなんでしょうね?
  自慢ではないですが寝つきが悪い方で、何をしても眠れない時は諦めて夜中から起き出したりしてます。(昼の会議中なら、いくらでも眠れるんですけどねぇ。。。)
  どんな夜でも確実に眠りに落ちれる方法、あったら是非教えて下さい。

 それでは皆様、良い初夢を!