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長寿社会2015年09月21日 23:23

 敬老の日の今日、80歳以上の日本人が1000万人超という朝刊の記事に驚かされました。

 東京の人口に匹敵するくらいの方が80歳以上とは!
 
 自分たちも含めて、これだけのお年寄りを支えなければならない世代の負担は大変なものです。せっかくの敬老の日複雑な気持ちです。
 親の介護の為に仕事を辞めなければならない現役世代が増えていると言われると、単純に長寿社会を喜んでいられなくなりますね。

 長寿を生きるお年寄りも大変。
 今日会ってきた老母は、1月から処方してもらっている抗でんかん薬のおかげで、以前ひどかった記憶障害がかなり改善されたました。(障害がひどかった時期の記憶は戻ってきませんが。) すると今度は何もすることの無い退屈な生活を嘆くようになりました。
 出歩くことが好きだったのにわずかな距離しか歩けなくなり、読書が趣味だったのに視野の一部が失われて活字を追うことが難しくなっています。

 充実した老後を過ごしてやがて穏やかに人生の終末を迎える。それが理想ですが、現実には体力・気力の衰えや病と向き合いながら過ごす数十年は、計画や準備無しではしんどいかもしれません。

 50過ぎたら60歳からの30年くらいを想像して、いろいろな準備を進めておいた方が良さそうです。