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首のすげかえ?!2015年09月14日 23:59

 「首のすげかえ」と言えば、うまく機能しない組織で、何かの係りや役職の人を交代させて改善を図るときによく使う言葉です。

 ところがネットでちらりと見たニュースでは、真偽の程はわかりませんが、生きた人の頭部を脳死などで提供された体に”移植”する計画をぶち上げている医師がいるとか。
 早ければ数年のうちに実行したいとしゃべっているようですが、正に首のすげかえ。

 常軌を逸した計画で、ホラ以外の何物でもない!と一笑に付したいところですが、体は衰えても、記憶や心を新しい体に移し替えて、永遠に生きたいという願望を持つ人は結構いそうです。

 それとはちょっと違うかもしれませんが、昔勤めた会社のワンマンオーナーは、自分亡きあとも後継の息子に指示を与えるオーナーロボットの開発を真剣に考えていました。結局肝心の会社がつぶれて計画はとん挫しましたが。

 そういえば少し前にカナダ人のイアンさんが、心と記憶を他の人に移植する技術が開発されるSFを読んで感化されて、そうなったら何がしたいと聞いてきたことがありました。
 きっと私も「いいね」と同調して、2回目、3回目の青春を、あれもやってこれもやってと前向きなおしゃべりのネタになると期待していたのでしょうが、「いや。人生は寿命が尽きるまでで十分」と答えてがっかりさせてしまいました。

 50年といくらかの人生を振り返って、たまたま運が良かったから平和の元、健康に楽しく生きてこれたと思いますが、この先も同じように幸運に恵まれる保証はないし、若返ってまた勉強だ、競争だ、生き残りだの荒波の中に戻るなんてまっぴらです。一度やったらもうたくさん。
 
 人生の下り坂に入ったと自覚すればこそ、時間を惜しんで遊びに出かけたいと意欲も湧くってものです。
 まだまだやりたいことがたくさん残っているけど、首のすげかえなんか期待せず、ガタが来た身体でもだましだまし使っていこうと腰をさすっています。