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いつから?2015年05月08日 23:48

 最近、数年ぶりに通勤で電車を使うようになりました。

 ブランクの間に様変わりしたこと。
 「先ほど発生した急病のお客様の救護で電車が○○分遅れております。」「急病のお客様の救護の為、当駅でしばらく停車いたします。」

 そう、急病のお客様が発生するケースに、やたらと遭遇するようになりました。

 混雑率で言えば、1970年代に通学に使っていた頃の”国電”の方が殺人的だったと思うし、冷房だって寒すぎず暑すぎずで、車内環境が良くなっているように思うのですが。。。

 なぜこんなに急病のお客様が増えたのでしょう?
 いろいろな可能性がありそうです。

 ・日本人の体力が衰えて、ちょっとしたことで気分が悪くなるようになった。
 ・日本人が親切になって、ちょっとでも具合が悪そうな人を見つけると、ためらわず非常停止ボタンを押してしまう。
 ・鉄道会社が慎重になって、昔はいちいち関わらなかった急病の乗客にも丁寧に(マニュアル通りに)接するようになった。
 ・ホームに駅員がほとんどいないので、ちょっとしたことも駅員が駆け付けるまで時間がかかるようになってしまった。
 ・急病というのは表向きの話で、車内の迷惑乗客(例えば痴漢)を車外につまみ出している。
 ・電車が遅れてしまったので、言い訳で急病の乗客が発生したことにしている。

 たまたま隣の車両で気分が悪くなってうずくまった女性を、車掌が救護しているところを見たことがありますが、昔だったら駅員の力に頼らず自力で外に出ていたかなぁと思わせるような病状でした。

 だから、上の可能性のどれが正解というわけではなくて、どれもが「急病のお客様の救護」に当たるケースなのではないかと思いますが、その実理由は何でしょうね?
 ちょっと気になります。知っていたらそっと教えて下さい。

5/9 あぷりこっとつりーこぼれ話2015年05月09日 17:43

【Dogs Meet Artists】
 今日の作品は、食べ物を題材に中に人が隠れている絵を得意とされる、画家の出羽未典さんが描いて下さった看板犬たちです。
 いつもリアルなお菓子や野菜を描かれている画家さんだけに、素人が言うのもはばかられますが、デッサン力はさすがです。

 先週ご紹介した画家の出羽由紘さんとは双子の姉妹で、お二人励まし合い刺激し合って芸術活動を行われているそうです。傍に芸術を解ってくれる身内がいるって、心強いでしょうね。
 外見はとてもよく似ていらっしゃるお二人ですが、画風はそれぞれで、個性が際立っています。

 
(出羽由紘さんの作品、先週掲載の写真がひどすぎたので、もう一度。)

【わんちゃん大好き女の子】
 連休明けの土曜日。今日は裏原宿界隈、人影がまばらでした。
 こうなると、当然あぷりこっとつりーもお客様は寂しいものでした。

 そんななかで、今日最初のお客様は小学校1年生くらいの女の子とお母様。

 女の子はお店に入って来るなり看板犬に突進してきて、絵本にも雑貨にもほとんど興味がなさそうです。
 「わたし、わんちゃん大好きなの。」
 うん、うん、見てればわかるよ。

 せっかくたくさん触れ合いたいのに、看板犬の方は小さい子がちょっと苦手。女の子の手が届かない場所に逃げ込んで行こうとします。
 昔は全然平気だったのですが、ある日ちょっと犬の扱いに慣れていないお子さんに追い掛け回されて、すっかりトラウマになってしまったようです。

 こんな時は奥の手。女の子に犬のおやつを渡して、少しあげてもらいました。
 食べ物に目が無い(要するに、意地汚い)看板犬は、もう怖さをすっかり忘れて、女の子に突進。まんまと作戦に引っかかりおったぁ。

 お母様のお話しでは、以前ワンちゃんを飼っていて、下のお子さんが生まれたので、落ち着くまでワンちゃんを実家にあずかって貰っているのだとか。 そのワンちゃんはとても母性が強くて、まだ小さかった女の子を守り慈しんでくれたのだそうです。
 その思い出があるから、わんちゃん大好きなんだね。

 お母様に促されて一度は帰った女の子でしたが、3時間くらいして、どうしてももう一度ということで戻ってきました。

 ワンちゃんと遊びたくなったら、またいつでも戻っておいで。

 今日も来客低調でショックを隠せませんが、自転車ではないので先週みたいにワープする心配はありません。電車を乗り過ごさないように注意しよっと。

絵本紹介(193) かあさんのいす2015年05月10日 17:31

題名    : かあさんのいす
作     : ベラ B. ウィリアムズ
訳     : 佐野洋子
発行所  : あかね書房

 今日は母の日にちなんで、ちいさな女の子が一生懸命働く母親がくつろげる椅子を買うお話です。


 主人公の女の子は、お母さんとお婆さんと3人でアパートで暮らしています。
 お母さんはブルータイルレストランでウェイトレスをして働いて生活を支えています。

 3人がそのアパートに引っ越してきたのは1年くらい前。前に住んでいた家が火事になって、灰と燃えカスだけを残して、なにもかも失くしてしまったからでした。


 家具も、食器も、服も待たない3人に、近所の人たちや友人は様々な物を分け与えてくれました。
 テーブルに椅子に、絨毯に、ベッド。赤と白の縞模様のカーテンに鍋やスプーンやお皿、それにぬいぐるみ。

   けれども、まだ大きな椅子もソファーも無くて、お母さんは仕事から帰ってきて「足が痛くても休ませる場所すらないんだから」と嘆きます。


 女の子はお母さんにやわらかい椅子を買ってあげたくて、ブルータイルレストランでお手伝いをして貰ったコインを大きなビンに貯め始まました。

 女の子はびんがいっぱいになったら、すごくふわふわで、すごくきれいで、すごく大きい椅子を買いに行くつもりです。そしてその椅子はバラの模様がついたビロードをかぶっていなければなりません。

 お婆ちゃんも安売り買い物ができた時は、得をした分をビンに入れてくれました。
 お母さんもお客さんからチップをたくさんもらえた時には、ビンにお金を入れてくれました。

 ある日、サンディおじさんから貰った25セントをビンにいれたら、ビンはとうとういっぱいになりました。

 溜まったコインを銀行で10ドル紙幣に換えて貰って、女の子とお母さんとお婆さんの三人は、バスに乗って街に出かけました。

   4軒の家具屋さんを回っていろいろな椅子に座って試してみました。  そして、とうとう夢にまでみた椅子を見つけたのです。

 椅子はビンの中のお金で買えました。

 家に届いた椅子は、赤と白のカーテンがかかっている窓のそばに運び込まれて、女の子とお母さんとお婆ちゃんと3人で座って記念写真を撮って貰いました。


 お婆ちゃんは昼間じゅう椅子に座って近所の人と話をしています。お母さんは仕事から帰ってくると椅子に座ってテレビのニュースを見ます。女の子もご飯が終わるとお母さんと一緒に椅子に座りますが、座っているうちに眠ってしまいます。
 すると、お母さんはそーっと電気を消しました。

 決して豊かではない、どちらかと言うと暮らし向きの厳しい家族三人の暮らしですが、ご近所や友人の親切に助けられたり、三人で力をあわせたり、とうとう夢の椅子を手に入れたり、幸せは必ずしもお金持ちかどうかだけでは決まらないものですね。
 それにしても、けなげな子だなぁー。

成長?2015年05月12日 22:59

 この春先輩になって、どちらも会社で新人の教育係を仰せつかっている我が家の娘たち。

 それぞれに人に教える難しさ、わかってもらえないもどかしさを抱えて、朝から愚痴をこぼし合っていました。

 姉:「ことしの新人、何をやるのもカンマンで、見ていてイライラするんだよねー。」

 妹:「カンマンって何?」

 姉:「うーん、緩いっていうかぁー。一度にあれもこれもやってほしいのに、一つのことで頭いっぱいになっちゃってぇ。。。」

 妹:「??」

 私:「ミツユビナマケモノみたいにスローなんだべ、きっと。」

 妹:「!!!」
 (アレ?次女の頭の中に、カンマン=ミツユビナマケモノの公式を作ってしまったかな?ちゃんと漢字を教えるべきだった?まぁ、いいか。)

 妹:「わたしのとこの新人、気が働かない?っていうかぁ」

 私:「もしかして、気が利かない?」

 妹:「そう、気が利かない。結局雑用はずーっと私になりそう。。。」
 (苦労は買ってでもするもんだよ)
 
 こんな楽しい娘たちに教わっている新人さんにもちょっと同情。

 まだまだの娘たちですが、今夜は帰宅すると二日遅れの母の日で、シフォンケーキを焼いてくれていました。
 いいとこあるなぁ。
 ケーキ作りはすっかり手際がよくなって、ふわふわでうまかったぁ。

 イライラしながらゆっくり育てばいいさ。

コブクロ行ってきました。2015年05月13日 23:59

 今日は横浜アリーナまでコブクロのコンサートで行ってきました。

 コブクロの熱心なファンという訳ではないのですが、メディアに流れる曲がどれも今どき珍しく詩に景色が感じられて、二人のそれぞれの歌声もハーモニーも好みのアーティストです。
 それで、長女がチケットを申し込むときにお願いして、今日初めてのコンサート行きが実現しました。

 すごく期待して見に行ったからでしょうか。
 正直なところ。。。残念でした。

 私はコンサートでは生で詩とハーモニーを味わえるぞとワクワクしていたのですが、出だしから観客を乗らせようとアップテンポの曲を音が割れるような大音響で演奏して、せっかくの歌は歌詞がほとんど聞き取れません。
 ゆっくりじっくり楽しみたかったのに、周りの観客にスタートから立ち上がられて、仕方なくステージをあきらめてスクリーンばかり見ている始末でした。
 私、お約束の様に立ち上がったりノリノリのフリさせられるのが苦手(人から強制されたくないし、周りに合わせるのもまっぴら)なので、コンサートは盛り上がらなきゃいけないみたいなありきたりの演出にのっけから覚めて、結局最後まで立ち上がれませんでした。(立ち上がらせてくれるような興奮に出会えませんでした。)
 
 中盤にはバンドの演奏を抑えて歌をメインに聴かせてくれたけど、こだわりがあるのか、路上ライブ時代の曲や新曲が多くて、私でも知っているヒット曲は少なくてがっかり。

 これもファンの方には怒られると思いますが、知らない曲は退屈で、マジに数曲で居眠りしてしまいました。

 ずーっと、「小渕さん、いつもいい曲つくるなぁー」と思ってきましたが、もしかするとスランプなのかな?新曲には才能の片鱗が感じられませんでした。
 そういう時は思い切って数年休養してみたら良いのに。
 サザンだって、デビュー以来何度も活動休止をしながら、パワーアップして40年近くヒット曲を生み続けているんだから。
 
 あれだけ総立ちで”ひとつになった”会場なのに、アンコールを要求する拍手や歓声の小さいこと小さいこと。ノリは嘘だったの?

 コブクロはせっかく才能と実力があるんだから、小手先で何とかしようとしないで、こんなオジサンが踊り出したくなったり、止めても涙がでちゃうような本当に素敵な曲、作ってちょーらい。待ってます。