apricot-tree blog

　夏が近づいて薄着になる季節、毎年電車の広告に美容関係が増えるように感じています。

　特に今年はなんか脱毛エステの広告がやたら目に付くように思うのですが、まんまと視線を吸付けられているのかな？

　ポスターに使われているモデルさんの手足は、ほんとに見事につるつる。（もちろん、修正加工されているのでしょうが。。。）
　なにもそこまで完璧に毛を駆逐しなくてもいいんじゃないかなぁ。人工物みたい。

　手足に毛が生えているくらい人間なら当たり前なのに、いつの間に腕や足の毛は”無駄”であると醜い物、つるつるにするのが正しい大人の女性のたしなみみたいなポスターが幅をきかせちゃったのでしょう？　逆に頭髪は、ハゲたらダサくて根暗になるけど、養毛剤使ったり植毛すれば明るい人生が待っている！というパターンで攻めてきます。

　ヨーロッパを旅した時、結構ずんぐりむっくりで腹も出て頭頂の髪の毛が無くなったオジサンなのに、なんか格好良いオーラが出ている人を何人か見かけました。たぶん顔のシワとか、無精ひげとか、丸くなった背中とかファッションとか、全体からその人の生き方が垣間見えたからなのかなと思います。

　我々だって同じように生き方に自信をもったり楽しんだりすれば、ハゲもデブも毛深くてもチャームポイントに変えられるに違いないと思うのですが。。。
　やっぱり今夜もこっそり体重計に乗って、とりあえず養毛剤を付けてから寝るのかな。洗脳から抜けるのは容易でないです。

　脱毛と養毛、邪魔にしてみたりしがみついてみたり、毛にとってはえらく迷惑な話ですね。