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絵本紹介(165) たくさんのたくさんのたくさんのひつじ ― 2015年01月29日 23:05
題名 : たくさんのたくさんのたくさんのひつじ
作 : のはな はるか
発行所 : ひさかたチャイルド
今日はひつじ年にふさわしく、たーくさんの羊が登場する新しい絵本です。フレッシュな感覚ののはなはるか(野花遥)さんは、1989年生まれで、これが絵本第一作目の新人さんだそうです。。それにしても、いくらなんでも題名にたくさんをたくさん使いすぎだろうと思われた方。見て驚かないで下さいよー。
さて絵本の内容のご紹介ですが、、、最初に、この絵本は物語はシンプルなので、どちらかというと移り変わる絵を追っていただくことが、王道の楽しみ方かなと思います。
絵本の中にはそれこそ数えきれないほどたくさんのひつじが登場します。そのたくさんのひつじをよく見ると、時々特徴のある羊を見つけるでしょう。
特徴のある羊としては、例えば、お尻にテントウムシがくっついたテントウ、二匹の片方がつっこんでいるマンザイ、両手を胸元で合わせたゴメンネなんかが良く見つかります。その他にも例えば、おなかに輪っかを通したフラフープ、背中に荷物をしょったタビビト、尻尾が茶色で太いキツネなんかもたまーに見つかります。
そう、この絵本は物語が楽しめて、ウォーリーを探せみたいに自分のお気に入り羊が探せて、絵のところどころに何気なく隠されているエピソード(例えばオサルと握手をしたり、タコに墨をかけられたり、空飛ぶ絨毯に乗ったり)を見つける楽しみがあったり、極めつけは羊を残らず数えようとしたら、間違いなく眠ることができます。
つまり、一冊で4つの機能があって、しかも細かすぎて伝わらないから、何度も読み返せる特典付きです。
前置きがやたら長くなりましたが、
ある牧場にたくさんのたくさんのたくさんのひつじがいました。ある日ひつじたちは、みたことのない不思議な綿毛を見つけて、その綿毛が飛んでいく方向にくっついて、大移動を開始します。
牧場の囲いから飛び出して、森の中に入り込みました。
森の中では森の動物たちとひつじたちの交流があちこちで生まれています。リスもサルもタヌキもウサギも。。。いるいる。やや!赤ずきんちゃん発見!
おっとよそ見をしてる間に、綿毛は森を飛び越えて空高く舞い上がりました。ひつじたちはこんどは鳥に頼んで空に飛びあがります。むむむ、觔斗雲に乗っている子もいるし、シャボン玉作っている子もいる。
綿毛はまだまだ飛んで雪国へ。雪国といえば、やっぱりアレ。いましたいました、アレしているひつじ。
その後も、海の中、砂漠の国、トンネル迷路と、綿毛はつぎつぎ知らない世界へ羊たちを誘います。
そしてようやく綿毛がたどりついた先は。。。
綿毛を追いかけたことで、ひつじたちは囲いを破って、広くてすてきな世界に出会えました。
とかく絵にばかり目が行ってしまいそうな絵本ですが、ちょっと外にも目を向けてみたら、楽しい世界がいっぱい広がっているよという作者さんからのメッセージも素敵な絵本です。
でも老眼にはちょっとつらいですね、ご同輩!
作 : のはな はるか
発行所 : ひさかたチャイルド
今日はひつじ年にふさわしく、たーくさんの羊が登場する新しい絵本です。フレッシュな感覚ののはなはるか(野花遥)さんは、1989年生まれで、これが絵本第一作目の新人さんだそうです。。それにしても、いくらなんでも題名にたくさんをたくさん使いすぎだろうと思われた方。見て驚かないで下さいよー。
さて絵本の内容のご紹介ですが、、、最初に、この絵本は物語はシンプルなので、どちらかというと移り変わる絵を追っていただくことが、王道の楽しみ方かなと思います。
絵本の中にはそれこそ数えきれないほどたくさんのひつじが登場します。そのたくさんのひつじをよく見ると、時々特徴のある羊を見つけるでしょう。
特徴のある羊としては、例えば、お尻にテントウムシがくっついたテントウ、二匹の片方がつっこんでいるマンザイ、両手を胸元で合わせたゴメンネなんかが良く見つかります。その他にも例えば、おなかに輪っかを通したフラフープ、背中に荷物をしょったタビビト、尻尾が茶色で太いキツネなんかもたまーに見つかります。
そう、この絵本は物語が楽しめて、ウォーリーを探せみたいに自分のお気に入り羊が探せて、絵のところどころに何気なく隠されているエピソード(例えばオサルと握手をしたり、タコに墨をかけられたり、空飛ぶ絨毯に乗ったり)を見つける楽しみがあったり、極めつけは羊を残らず数えようとしたら、間違いなく眠ることができます。
つまり、一冊で4つの機能があって、しかも細かすぎて伝わらないから、何度も読み返せる特典付きです。
前置きがやたら長くなりましたが、
ある牧場にたくさんのたくさんのたくさんのひつじがいました。ある日ひつじたちは、みたことのない不思議な綿毛を見つけて、その綿毛が飛んでいく方向にくっついて、大移動を開始します。
牧場の囲いから飛び出して、森の中に入り込みました。
森の中では森の動物たちとひつじたちの交流があちこちで生まれています。リスもサルもタヌキもウサギも。。。いるいる。やや!赤ずきんちゃん発見!
おっとよそ見をしてる間に、綿毛は森を飛び越えて空高く舞い上がりました。ひつじたちはこんどは鳥に頼んで空に飛びあがります。むむむ、觔斗雲に乗っている子もいるし、シャボン玉作っている子もいる。
綿毛はまだまだ飛んで雪国へ。雪国といえば、やっぱりアレ。いましたいました、アレしているひつじ。
その後も、海の中、砂漠の国、トンネル迷路と、綿毛はつぎつぎ知らない世界へ羊たちを誘います。
そしてようやく綿毛がたどりついた先は。。。
綿毛を追いかけたことで、ひつじたちは囲いを破って、広くてすてきな世界に出会えました。
とかく絵にばかり目が行ってしまいそうな絵本ですが、ちょっと外にも目を向けてみたら、楽しい世界がいっぱい広がっているよという作者さんからのメッセージも素敵な絵本です。
でも老眼にはちょっとつらいですね、ご同輩!
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