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ベルリン日帰り2014年12月13日 02:22

昨日はドレスデンから列車を使って、ドイツの首都ベルリンを日帰りで訪ねてみました。

ドイツの国鉄DBは、ホームページからチケットの予約、購入が簡単にできて、しかも当日駅で買うよりかなりお得。私たちみたいなドイツ語ちんぷんかんぷん組でも、事前にPDFでチケットが送られてくるので、安心して列車の旅を楽しめました。

しかし、行きの6人掛けコンパートメントで一緒になったオジサンが、ベルリンまでの2時間、ずーっとゴホゴホやっていて、コンパートメント内汚染されてるなーと思うと、参りました。

ドレスデンからベルリン間の景色は、ひたすら農地か痩せた森で、北海道のローカルの車窓からの眺めと、そう変わりなく、すぐ飽きてしまいました。フランス、チェコでも思いましたが、これだけ平らで広大な土地、昔は奪い合いが起きて、小さな国が乱立したのも頷けます。それが今はEUとして統合されたのは、人類の大きな知恵だとおもうので、また分裂してしまわないことを祈りたいです。

ベルリンに到着すると、あいにくの雨。ベルリン中央駅から連邦議会議事堂、ブランデンブルグ門、ベルリンの壁博物館を回って、そのあとちょっとした広場で開かれているクリスマス市を幾つか冷やかして歩いてきました。

ドイツ連邦議会は、事前に予約を取っていれば、無料で見学できるらしいです。是非中に入ってメルケルに会ってみたかったのですが、今回は諦めました。

ブランデンブルグ門、かつてはこの門のすぐ近くに壁が設けられて、東西分断の象徴だったようですが、今や跡形もなく、一体どこに壁があったのか、全然わかりませんでした。

壁博物館、入場料が12.5ユーロと予想外にたかかったのですが、せっかくのベルリンなので入ってみました。中はベルリンの壁を突破した、しようとしたケースの紹介、ユダヤ人を囲ったゲットーの資料、人権活動家たちの軌跡と、とても盛り沢山の展示で、料金が高いのも納得。ただ展示はほとんど写真と説明文で、もちろん日本語は無し。英語でもかなりの情報量なので、すぐに読むことに疲れて、なんだかよくわからないみ、館内をさまよって出てきました。ガイドレシーバーに日本語があれば、借りた方が良かったようです。

ベルリンのクリスマス市は、ドレスデンに比べると大人しく、小規模分散、ちょっと高級な感じがしました。食べ物は、ドレスデンが焼きウインナーやスープがほとんどですが、ベルリンはもっと種類豊富な感じでした。クリスマス市をお祭りなとして捉えると、ドレスデンの方が賑やかで、胡散臭くて、酔っ払いだらけで、なんかわくわくでした。さすが、ドイツ国内でも歴史と人気No.1のクリスマスマーケットです。

ベルリン市内には地図で見ると環状の電車Sバーンが走っています。散々歩いて、中央駅まで戻る手段にこのSバーンをつかったのですが、外国人には券売機の使い方が難しくて、立ち往生してしまいます。英語画面にして、なんとか無事切符をかったら、近くで様子を見ていた何処かの国のお年寄り夫婦に、空港までの切符を買ってと頼まれてしまいました。こちらもアップアップなんですけど。

ベルリンからドレスデンに戻る列車は、2等車は結構いっぱいで、あらかじめ座席予約しておいて正解でした。座れなかった人は寒い通路で2時間、大変そうでした。

時間が短かったのと、雨で暗かったからかもしれませんが、ベルリンは音楽とか、アートとか、目的を持って観光しないと、印象の薄い街になってしまいそうです。