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絵本紹介(94) いぬはてんごくで2014年05月15日 20:35

【お知らせ】 5月17日(土)と18日(日)は都合により店の営業休ませていただきます。

題名  : いぬはてんごくで...
作    : シンシア・ライラント
訳    : 中村妙子
出版社 : 偕成社

 愛犬家にとって、家族同様の犬といつか別れる日が来ることは、想像すらしたくない悲しすぎる運命です。
 でも死に別れた犬たちが、天国では何の心配もなく楽しく暮らしていけると思えば、別れの悲しみがちょっとだけ和らぐかもしれません。
 今回の絵本は、犬に限らず愛しい存在を天国に送った人に読んで貰いたい作品です。

 犬は走るのが大好きだということを神様はよく知っています。そしてひろいひろい野原を犬に与えてくれます。
 だから天国に行くとき、犬には翼はいりません。天国に着くと野原を、湖の周りを走り回ります。


 天国ではどこにでもドッグ・ビスケットがどっさり。天使は犬と出会うといつでもビスケットをあげます。


 犬はふかふかの雲のベッドで神様に見守られながらぐっすり眠ります。だから誰も怖い夢を見ません。

 天国の犬は時々天使に連れられて地上におりて、昔の飼い主、昔の住まいを訪ねます。そして何も変わりがないと安心して天国に戻っていきます。

 天国の犬は、好きなだけ天国にいられます。そして懐かしい友達が天国に来るとき、犬は友達を天国の入り口まで迎えに行きます。そして大好きな友達とずっとずっと一緒に暮らすんです。


 天国の犬たちが空腹からも、運動不足からも、寂しさからも解放されて、楽しくのびのび暮らしていてくれたら、本当にいいですね。特にせっかく生まれて来たのに、人から愛されることを知らずに捨てられ、施設で殺処分されてしまった犬たちが、せめて天国では極上の幸せを手に入れてくれていること、心から願います。


 絵本紹介と全然関係ありませんが、腹が立って仕方ありません。
 今日、お坊ちゃま宰相が茶番劇の末、憲法をないがしろにして親分の戦争に日本からも兵隊を送れるようにするんだとしゃべってました。
 本当に国民を守るためにそれが必要なら、なんで堂々と国民に必要性を説いて憲法を変える世論をつくらないのか。姑息な屁理屈を言い張ってやったもん勝ちって、中国の共産党政権とやってること変わらないじゃん。これから私の命令で、よその国でも命を落としたり人殺しになる戦闘に出かけてもらうことにしますって、ちゃんと自覚もさせず、オブラートにくるんで無し崩して行く。虫唾が走ります。