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絵本紹介(63) まちがいペンギン2014年01月22日 23:11

題名   : まちがいペンギン
文    :  ジャン-リュック クードレイ
絵    : フィリップ クードレイ
訳    : 大沢類
出版社 : 河出書房新社

 今回ご紹介するのはフランスのユーモア絵本。
 世界中の国々で子どもにも大人にも大人気のペンギン。でもうっかりと「ペンギンって、こういうものさっ。」と固定観念で見ていませんか?
 この絵本はそんなペンギンへの偏見(?)を徹底的に壊してくれる、挑戦的な絵本です。

 絵本は基本的に見開きの左側ページで突っ込み、右側ページでボケる構成になっています。
 そのボケが予想外のことばかりで、読み進むうちについつい「これはどうボケるんだろう?」と期待させられてしまいます。

 例えば

ペンギンは 遠目で見れば みな同じ。
     --- そうそう、どこにも特徴ないよね。


でも 近くで見れば それはまちがい。
     --- えー、そうなの。今度良く見なきゃ。


 寒さに耐えて 生き抜くものだ といわれている。
     --- 南極って、-60℃位になるのに、すごいよね。


 でも それは大ウソ。
        --- ありゃりゃ。羽毛だと思ってたのは耐熱スーツだったの!?


 寝ているより どうして立ってばかりいるのだろう?
     --- 確かに。ごろ寝が一番なのにねぇ。


 これが そのわけ
     --- 参りました!

 というように、なかなか切れ味の良いボケだと思いません?
 こんなやりとりが続く目からうろこ絵本です。
 頭が固くなった大人の方に特にお勧めですが、一部に科学と異なる不適切な表現が、ある、かもしれませんので気をつけて。

 また、この絵本で得た知識で人気者になっても、当方一切責任を負いかねますのでご了承を。

コメント

_ バゲ ― 2014年01月22日 23:19

人気者になりた~い。本、買っちゃおうかにゃ!

_ apricot-tree ― 2014年01月23日 06:23

バゲさま
いまでも人気者でしょう。ワンコにも。

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